ブログ、巨人軍。

頑張れ、ジャイアンツ!
頑張れ、日本のプロ野球!

代走・鈴木尚広、代打・石井義人、その他も含め、唸る。

2013-05-20 23:59:11 | 2013年シーズン

杉内はいいピッチングだったが、僅かな隙を衝かれた。

陽岱鋼に打たれた同点打もバットを折ってのドン詰まりの当たりだった。
力負けしなかった陽のスイングがまさった。

7回の大引の本塁打も2者連続三振の後だっただけに、ちょっともったいない。
大引は今季、初本塁打だった。

杉内と投げ合った木佐貫もすばらしいピッチングだった。
7回1失点、今季4勝目は、ジャイアンツから勝ち星を挙げたことで12球団すべてから勝利を挙げるというおまけ付き。
相変わらずのポーカーフェイスで、淡々と投げていたように見えた木佐貫だったが、古巣ジャイアンツ相手、
しかも相手投手は同級生の杉内、内に秘めるものはあったろう。

テレビ中継の解説で知ったのだが、同学年の杉内と木佐貫には因縁があった。
高校3年の夏、甲子園出場を懸けた鹿児島県大会決勝で川内の木佐貫は鹿児島実の杉内と投げあい、1-3で敗れている。
お互いプロに入り、これまで投げ合ったことはなかったようだが、木佐貫にしてみれば10年越しのリベンジとなったわけだ。


試合には敗れたが、ジャイアンツの9回の最後の攻撃は、いろいろな意味で、唸った。

先頭の亀井がヒットで出て、代走に鈴木尚広。
ここで武田久は執拗にけん制球を繰り返す。
ジャイアンツベンチのサインはラン・エンド・ヒットだったのか、
鈴木尚がスタートをきるも、バッターの村田は打球が前へ飛ばずにファール。
仕切りなおしで、また、けん制球、けん制球、そして鈴木尚は再びスタート、また村田はファール。
結局、鈴木尚は動きづらくなり、村田は内野フライ。
次のバッター矢野は1球目の高めのボール球に手を出し、あっさりキャッチャーフライ。
このあたりで既に3回くらいは唸っていた。

ツーアウトで代打は石井。
ここで鈴木尚は走る。
盗塁成功。
再三のけん制球にあい、ラン・エンド・ヒットで何度もスタートをきり全力で走っているのに、
そんなものはものともせず、セカンド手前からのスライディングの速さは脅威のスピードだった。
平然と仕事をこなす鈴木尚、ここでも唸った。

これでツーアウト二塁。一打同点。
きわどいコース、コースをつく武田久。
ツースリーまできた。
当然、石井は打つために出てきている、ここぞで打つのが仕事だから、打ち気まんまんだろう。
しかし、最後の球を石井は見逃した。判定はボールでフォアボール。
低めのきわどい高さ、コースはほぼ真ん中、やや外側だったか。
きわどかったが、明らかにボール、低かった。
でも、あの場面、あのコースは手が出そうなものだ。
それでも石井は、明らかに見切って、見逃していた。
打ち気を抑え、フォアボールを選んだ。

一打席にかける、代打家業。
ここぞの場面で使われて、結果を出すのが仕事だ。
よくぞあの場面、見逃したなと、石井に言わせれば当たり前なのだろうが、
ここでまた、大きく、唸った。

結局、次のバッターの長野が初球を打って内野ゴロ、あっさり終了。
今さっきまでの緊張感と余韻を整える前に、気がついたらボテボテのショートゴロ。
最後も、長野に、唸った。

今日はCSの中継を見ていたのだが、試合終了後、チャンネルを民放に合わせたら、
こちらの解説がノムさんと立浪だったことを知り、
残念、こっち観ればよかったと、最後まで唸りっぱなしなのである。




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