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ファーム便り~ドスンと一投!成瀬功亮。ドカンと一発!大田泰示。

2014-07-03 23:38:09 | ファーム

7月1日、2日、鎌ヶ谷スタジアムにて行われたイースタンリーグ、ファイターズとの2連戦。
1日はケガで調整中の内海、2日はセドンが登板した。

解説者が 「今日は内海の日」 と形容したように、1日の試合は内海の故障後初となる実戦復帰登板。
ジャイアンツにとっては内海の回復具合を図る上で重要な一戦となった。

と、VTRを楽しみに、帰宅して録画映像をチェックしてみると、
なぜかタイマーの時間を間違えてセットしていたようで、
録画が始まったのはゲームの後半、7回裏の守りが終わるところから。
内海のピッチングはまったく見ることが出来ず。

代わりと言っては失礼だが、
8回に登板した育成の成瀬功亮投手のピッチングをはじめて見ることが出来た。
成瀬は旭川実業高出身で、2010年の育成ドラフト6位、今季4年目の21歳。
昨シーズン終了後、一度、自由契約となったが、その後すぐ、育成選手として再契約した。

今季、フューチャーズ戦では何度か登板しているようだが、
イースタンリーグではこの試合が初登板らしい。
8回、イニングのアタマから登板した成瀬。
連打を浴びながらも、キレのある変化球で三振をひとつ奪い、1イニングを無失点で終えた。
ストレートのほか、投げていたのはスライダーとフォークだろうか。
三振にとったフォークは低めのいいところに落ちた。
スライダーもいいところにきまって空振りが取れていた。
ゆったりとした柔らかい投球フォームでコントロールが良い印象。
ストレートも力のある重そうなボールがいっていた。

打たれたのは2安打ともあまく入ったストレート。
ファイターズの打者は皆、一軍クラスのバッターだったので、
あまい球は打たれるという、いい経験も得られただろう。
ただそうは言っても育成4年目。
チャンスもさほど多くないだろうから、
いい結果をどんどん積み上げていかなければならない現実もある。
解説者が評価していたように、全体的にまとまっていて安定感は備わっている。
今の制球にいっそう磨きがかかれば、コントロールされていた変化球もより活きてくる。

再契約を結んだということは、成長を見込まれてのことだろう。
今季、育成3年目で支配下登録を勝ち取った土田瑞起投手に続き、成瀬もとにかく支配下が目標。

こちらも内海同様、ファームでの調整が続く西村健太朗。
5月10日に登録抹消されたのち、14日に一度、ファームでの登板を果たしているが、
その時は1イニングを投げ2安打を浴びた。
その後、右足を痛め実戦から遠ざかっていたが、この日はそれ以来の久々の登板となった。

実戦復帰でどこまで状態が上がっているかと注目して見ていたが、
本調子にはまだ遠い感じ。球威もいまいちで、コントロールもまったく定まっていなかった。
解説者も昨年と比べると別人と言い切るほど。投球フォームも安定感を欠いた。
制球が定まらない中、1イニングを2安打1四球1失点で終えた。
無理やり押し切るようなカタチでどうにかゲームを終わらせたのは、
一昨年あたりからの経験値だろうか。
いずれにしても西村はもう少し調整の時間が必要に見える。
あるいはこの状態でも投げられさせすれば、どうにか上での登板の中で修正していけるだろうか。
西村はそういったタイプではない気もするが。

内海はまずまずのピッチングだったようだ。
解説者もこのまま一軍に上がってもまず問題なしと太鼓判を押していた。
6回を投げ5安打4奪三振1四球の2失点。試合後のコメントからも左肩への不安は一切感じられない。
次の登板はおそらく一軍のマウンドになるのだろう。


一方、2日に先発したセドンもまずまずの内容。
少々荒れ球で、ストレートがところどころで抜けることもあったが、
なによりもテンポがよく、打者を背負っても併殺で切り抜けるなど、
6イニングを3併殺、無失点で抑えきった。
そして以前、このブログでも取り上げたセドンと實松のバッテリーがこの試合で久しぶりに実現した(※)
セドンが初登板で快投を見せたときのキャッチャーが實松だった。
試合後、セドンは實松のリードにのせられたと機嫌よく答えれば原監督も實松のテンポのよさを賞賛。
その後、勝敗はつかなかったがこの組み合わせは一度あっただけ。
後は他の投手同様に阿部が務めている。

セドンがファームに落ちてからも、
實松はずっと一軍に帯同していたのでこの二人がバッテリーを組む機会はその後もなかったが、
6月前半に實松がファームに下りたため、久しぶりに今回実現した。
イニング間のベンチでのやりとりもリラックスした表情で会話を交わし、
試合後のコメントでも實松のリードが良かったと、相変わらずの相性の良さを見せる。
常に實松と組ませればいい結果が出るとは言わないが、
實松がセドンにとって機嫌よく投げられる相手であることは間違いない気がする。
實松との久しぶりのタッグをキッカケに、セドンがいいリズムを取り戻してくれればと思う。


大病を患い、復帰後一軍を目指してファームでの登板が続く越智大祐投手。
技巧派投手への転向過程と見れば、変化球の多さや、140キロ平均のストレートにも納得せざるを得ない。
われわれファンはどうしても越智の豪速球復活を望んでしまうが、
もともと落差の大きいフォークボールやスライダー、カーブと変化球も多彩だった。

ストレートはどこまで戻るだろうか。

山口鉄也との ”風神・雷神” コンビをもう一度見たいファンは大勢いるはずだ。
越智が一軍のマウンドに戻ってくるまで、ファンも決して弱気な発言はしない。


景気づけに、晴れやかなニュースをひとつ。
この試合、ファイターズ先発の吉川から2回表に大量6得点を奪ったジャイアンツ。
連打、連打で4点を先制すると、なおも一塁に藤村を置き、この日二番に座った大田泰示が吉川の2球目を爆振。
外から入ってくる大好物の高め変化球を見事に捕らえ、右中間最深部に特大ホームランをブチ込んだ。

この日はもう一本、タイムリーヒットを放ち、合計3打点。
あとの打席は3三振。

いくら外に大きくハズれるとんでもないボール球の変化球にバットがクルクル回ろうと、
こんな大当たり見せられたらやっぱりお祭り気分になってしまう、大田のホームラン。
大田のホームランはやっぱりご機嫌。






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