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Gの坂本ジェネレーション、アタマひとつ出た中井大介の集中力。

2013-06-02 23:55:19 | 2013年シーズン

5連敗で首位陥落。
首位陥落はこの際、どうでもよいが、
5連敗の方は若干、気にはかかる。
5試合連続で負けたことが気にかかるのではなく、
続けて負けた5試合の負け方が、どれも似たような感じなのが、
ちょっとだけ、気にかかる。

序盤に先制点を奪われ、常に追いかけるカタチで後手後手になる。
大差のないまま、あと一本が出ない。
ジャイアンツ打線の根幹、長野、坂本、阿部の3人が揃って下り調子なのだから、
打線が繫がらないのもうなずける。
それの加えて、ずっと安定して率を残していたロペスも下降気味。
主軸4人までが低調である。
クリーンアップ以外では、ケガで離脱したボーカーに代わり、
ケガから復帰して上がってきた亀井がずっといい仕事をしている。
松本も2番に定着してから安定感が出ている。セカンドは相変わらず流動的だが、
このところ立岡、寺内が交互に出て、けっして働きとしては悪くない。


5月23日の楽天戦で中井が4年ぶりにホームランを打った。
ここにきて、ようやく若手組の中から中井が一歩抜きん出た。
スタメンで起用されても、代打で出ても、
いい集中力が保てているように見える。
ここ10試合ほどでは4割のアベレージを残しているが、
守備でも内外野をこなし、幅がきいている。

6年目の今シーズン、このペースでいけば例年以上の出場試合数はもう間違いないだろうし、
成績もこれまで以上の結果が残せそうだ。
ここまでの5年間、ファームではタイトルを獲得するなど結果は出してきているのだが、
1軍では5年間トータルで52試合出場14安打1本塁打、
高卒入団といえども、もうそろそろ何かしらの結果を示さないとポジション的にも厳しくなる。
そういった意味では、今、のりかけているこの波をしっかり捉えてモノにして欲しい。


少し前に、坂本の次がなかなか出てこないと書いた。
1軍野手の主力メンバーの中に、もう少し、坂本と同年代の選手がいて欲しいのは事実。
ジャイアンツの坂本ジェネレーションは坂本以降、
どうも伸び悩んでいてなかなか一歩前へ突き出る選手が現れない。
ここでいう坂本ジェネレーションとは、坂本のひとつ下の中井、藤本、
さらにひとつ下の大田、橋本ら、ジャイアンツの同年代の野手という意味だ。
開幕から約2ヶ月強、今季も皆、1軍と2軍を行き来する。


中井もそうだが、橋本もファームでは常に好成績を維持し続ける。
ファームの試合結果をチェックすると、打線の中で橋本の安打数は常に目を引く。
安定して結果を出している若手の中ではトップクラス。
それは中井にも言えることだ。

先日、今季2回目の2軍落ちとなった橋本が悔しさをこう表現していた。
「1軍の投手と2軍の投手ではキメ球の精度がまるで違う。
追い込まれると最後は手が出なくなる。
ただアマい球がまったくないわけではないので、
それを見逃さず一発で仕留められるようにバッティングの精度を上げてゆきたい。
ファームでそれを課題に調整する」 。

自分の課題をしっかり見極めて練習に取り組むのはとても重要なこと。
ファームとはいえ、あれだけヒットを打つ技術を持っている橋本である。
より精度を上げて、あとは1軍の投手に慣れればきっと課題はクリアできるはず。

今、打席の中で集中力が増して見える中井。
去年まではどちからというと、とにかく打って塁に出るというガムシャラさばかりが目についた。
今は冷静にボールを迎え打つ準備が出来ているように感じる。
1日のロッテ戦で見せたホームへの好走塁も、
「暴投や捕逸をイメージしていた」 という本人のコメントどおり、
準備が出来ていてこその好判断だろう。
間違いなく、中井の "野球の精度" が上がった。



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