黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

11月11日

2019-11-12 | 日記

日曜日の新聞に11月11日は介護の日だと載っていた、 いい日いい日だそうだがこう云う日があったのを初めて知った。
新聞によると男の平均寿命は81・09歳で健康寿命は72・14歳、女性の平均寿命は87・26歳で健康寿命は74・79歳。  男性は亡くなるまで9年間女性は12年間が介護などが必要な期間という事だそうだ。
自分の場合平均寿命まであと数年、今のところ何とか一人でやってける状態。
しかし 筋力は落ち足腰など何処かの神経が常に傷むし物忘れが多くなる。 街を歩いて若者の動作を見ると俺も若い時はなんて思ってしまう。なんせ細胞が古くなってる訳だから顔のシミ、耳や目が遠くなるし歯は抜ける、あらゆるところに劣化が進んでるのを身を持って感じてるところ。 特に恐れてるのは一人暮らしの脳梗と認知症だ。
平均寿命迄はこの調子で行ってコロリと逝くのが良いと思う。それ以上に生きて寝たきりにはなりたくないけどこればかりは祈るしかない。

       

      デッサン教室で描く

新聞の記事は少なくて介護保険の広告が大きく載っている。 介護が必要になったらお金を受け取れる保険みたいだけど介護をやってくれるわけではない。年金暮らしのこの歳で入る気にはなれない。
老人ホームの広告も載っていてオーシャンビューの伊豆なんてのもある、そのうちお世話になる積りだけど旅行に行くわけではないのでオーシャンビューより出来れば街場の方が便利で淋しくないし良いと思う。
他の紙面に樹木葬の広告が載っている。木の下に埋められるみたいでお仲間が大勢いて退屈はしないと思うけど死んでみないと分らない。 迷惑にならない場所に埋めてもらえば結構である。
中国では11月11日は独身の日でアリババがバカ売れだそうで 日本でも中国にあやかっていい買い物の日 なんてやっている、 介護の日も介護関係の広告ばかり  11月11日は売り込みの日みたいだ。  


一日中暗い部屋で

2019-11-08 | 日記

昨日は半年に一度の白内障の術後の定期検査。 物忘れが多くなってしまい日にちが近づいて来ると忘れてはいけないのだ と気になるもの。
いよいよその日が来て保険証を引っ張り出し予約票の日付を見ると 昨日の日付ではないか! と 思ってガックリする。
間違えましたと言って病院に行ってみようか思いながら カレンダーを見直したら間違いでは無く予約票の日付と一致で一安心。  しかし数分前までは心得ていた今日の日付がこんがらがって間違えるとはボケが進んで大丈夫かと嫌になってくる。

    

   映画「ディア・ハンター」からロバート・デ・ニーロ

半年ぶりに眼科に入ると相変わら混雑していて 大半がバーサン連中で車いすの人も2名ほど見かけた。
名前が呼ばれてまずは視力の検査で前回と同じような結果、 それが終わると瞳孔を開く目薬を垂らされてから眼底検査。
次に診察室に呼ばれて部屋に入ると中は真っ暗に近い。 ここに来る度に思うんだけど一日中暗い部屋に座って先生と呼ばれる変な職業もあるものだ。 
カメラに目を当て写真を撮られてから パソコンの画像を見ながらの診察で特に問題なし。
 院内は薄暗いので瞳孔が開いていても苦痛を感じなかったけど外に出ると昨日は晴天、太陽がギラギラで眩しすぎで目にガンガン来る。 日陰を探しながら下向きに歩いて何とか家まで辿り着いた。 眼科は曇りの日が向いてるみたいだ。
 


関東の、、、

2019-11-05 | 日記

先週は上野公園と六義園を散策。
上野駅公園口で3人で待ち合わせ、 駅側の共同便所が撤去されたのを知らない友人が行きたくなってボヤいている。
直ぐ近くの東京文化会館に目を付け ドアを抜けるとトイレマークが目について無事に済ます事が出来た。 それ以来 公園をブラブラして共同便所が見つかると誰か一人が入ると言い出す、すると思い出したように俺も俺もで3人揃って入場してしまい 関東の連れしょんだなって言いながら用を足す。
関東の連れしょんとは小田原攻めの際に徳川家康と豊臣秀吉がそろって立ちしょんをしたと云う謂れから来ているそうだが 我々の場合トイレが近い 爺さんの連れ小便 と云う事みたいだ。

 

   不忍池からの弁財天と六義園入り口

 地下鉄三田線千石駅で降り テクテク歩いて六義園に。
入場して直ぐの案内看板には柳沢吉保の庭園で後に岩崎弥太郎が買い取ったと出ていた。
柳沢吉保は田沼意次と並んで時代劇の悪役で四十七士の切腹を主張しという話だ。 しかし吉良上野介と同様に自分の領地では善政を施したという。
良い人を演じるには悪役が必要なもの 良い人ばかりでは絵にならない。昔は月形龍之介 新藤栄太郎、、、など有名な悪役がいたものだが最近は名の通った悪役は見かけなくなってしまった。
公園には外国人の見学者が多く見えている。 西洋のだだっ広い芝生に噴水の公園に比べて池を中心に四季の木々や石 茶屋を配置した自然な姿をどう感じているのだろうか。
紅葉はほんのわずかで紅葉祭りは11月23日からだと裏口の横断幕にありました。


♪ある晴れた日~

2019-11-01 | 日記

令和になる前の4月の新聞に載っていた週刊現代の広告に「八千草薫が好きだった」の見出しが載ってるのを見て何年ぶりかで週刊誌を購入。 若かりし頃の彼女のグラビアをみて楽しんでだ後 その辺にほったらかしにして忘れていたら彼女が亡くなったというニュースが入って来た。 たぶん中一の頃 映画「蝶々夫人」を見てから彼女の姿が頭に残りそれ以来好きな女優さんはと聞かれると八千草薫だと言うようになった。
彼女の写真や映像を見るとプッチーニの ♪ある晴れた日~ を思い浮べてしまうのは歳を食った今も続いている。

    

  「八千草薫」週刊誌の写真からスケッチ

テレビ番組の銭形平次では大川橋蔵の女房 お静役、 短時間だけ映る彼女の姿が出てこないかと待ち遠しく見ていたもので 大川橋蔵と長火鉢の前の会話や火打石で橋蔵を見送る姿はなかなかおつなっものであった。
週刊誌の漫画で平成で一番の出来事で思い出すのは 壁ドンだ と出てた。 やってみたいけど相手がいないしもし自分がやったら蹴飛ばされるに違いないのでやったことがない。 八千草さんに壁ドン、 彼女はそんなタイプでなくて憧れだ。
令和の最初で最大の悲報は八千草薫さんが亡くなった事だ。