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鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

鮫川村焼却炉 異例のスピードで解体撤去を急ぐ環境省

2015-09-19 20:29:22 | 解体撤去

鮫川村の仮設焼却炉 解体工事が入札にかかりました。
他の施設に比べて異例のスピードです。

福島市の下水汚泥減容化実証事業は、2014年10月末に運転終了(30トン/日)。しかし1年近く経つ今も解体工事はまだ入札に至っていません。

相馬市のがれき、稲わら類、除染廃棄物処理用の3基の焼却炉(570トン/日)は、2014年11月末に運転終了。解体工事の入札は、2015年6月4日に開始されました。運転終了から7か月後です。

鮫川村の焼却炉はつい2か月前の2015年7月末運転終了。入札開始は9月18日ですから、わずか1か月半です。
なぜそんなに急いで解体するのでしょうか?

 

 

環境省サイトに鮫川村の最後の焼却データ小まとめが出ました。

最終日7/28は清掃作業ということでしたが、燃やしたものは「除染廃棄物」としっかり書かれています。

7/28の1日で、清掃作業で280kgも除染廃棄物が出るとは、一体どこを「清掃」したのでしょうか?
あの狭い施設内のどこでどうすればそんなにゴミが出て、しかもそれを「除染廃棄物」として焼却するのでしょうか?何の情報もありません。

すべての焼却処理量=415トン。当初は450トンの予定でしたが大幅に下回りました。

また、焼却灰の濃度は出さず、セメント固形化物の表面線量率のみ。実証事業とは名ばかりです。

人の土地に勝手に焼却炉を建て、勝手に燃やして「ハイ、問題ありませんでした」。ということです。

 

環境省サイト

2015.09.15

「仮設焼却施設の運転状況(7月14日~9月11日)」を掲載しました。

http://shiteihaiki.env.go.jp/initiatives_fukushima/specified_waste/pdf/q5_samekawa_kasetsu_unntenn_situation_1509.pdf

 

鮫川村HPには何も記載されていません。すでに一切の説明責任を放棄したようです。

 

 


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