Naoの誰でもわかる!英語の話

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「英語を日常の言語にする」番外編(Part 2)

2015-08-31 | 英語の学習
「英語を日常の言語にする」番外編(Part 2)

Chihiro: ドラマって言うと?

Naoki: AXN、スーパードラマTV、FOX等で放送されているドラマで、好きなものを見ればいいですよ。ただ、オカルト系(「Super Natural」や「グリム」等)やコメディ(「ビッグバンセオリー」等)、医療ドラマ(「ER」等)あるいは、あまりにも偏ったジャンル(例えば、「プリズンブレイク」や「レイドノバン」等)は、それはそれで面白いですが、英語の勉強としては避けた方がいいですね。できるだけ日常的な会話が多く聞ける番組の方が習得したい英語が多く出てくるわけですから、英語の勉強には効果的と言えますね。

Chihiro: 例えば…?

Naoki: 番組が多く、毎回テレビをつけたら見ることができるという点では、「Law and Order」シリーズがいいかな?あるいは、「NCIS」、あ、これは特に僕の好きな番組の一つですけど、何度も、何度も同じエピソードが見れるので、面白いこともあり、英語の勉強になると思いますよ。キャラクターがいいので、きっと皆さんも好きになると思いますよ。あと僕が好きな番組は、「キャッスル」。これは刑事ものですが、会話がおしゃれだし、ユーモアも多く、英語がわかってくると、見ていて楽しいですね。思わず笑ったり、ニヤリとするような場面もありますよ。お薦めです。また、ちょっとシリアス過ぎたり、残虐な場面も多いですが、「クリミナルマインド」もいいですね。ともかく、刑事ものは日常起こる事件がテーマですから、情報の整理を中心に、いろいろな状況設定、質問の仕方、それに対する答え方等を学べるので、英語の勉強には適していると思います。是非、皆さんもご自分の好きな番組を見つけて、楽しく英語を聞き、学んでもらえたらと思います。

Chihiro: なるほど…。バックグラウンドとしての英語の内容はわかりました。あと、学ぶための英語、教材としては?

Naoki: 英語を毎日聞き、読み、理解しようとすることに役立つもの(材料)であれば、基本なんでもいいわけですが、効率を考えるとき、僕は、それは現実に即したものであるべきだと考えています。つまり、英語で新しい情報を得る、あるいは、すでに知っている情報を英語で再確認する過程で、そこで使われている英語を学ぶということです。情報と言いましたので、もうわかっていらっしゃる方も多いと思いますが、その媒体はニュースということになりますね。

Chihiro: ということは、前に出てきた海外のニュース番組ってことですね。

Naoki: 違います。海外のニュースは、例えば、アメリカであれば、ニュースはアメリカでの出来事が主ですよね。私たち日本人はそこに住んでいるわけではないので、それらに関心も湧きませんし、状況やその登場人物のことも知らないので、そのニュースを一所懸命読んで理解しても、その記憶はすぐに消えてしまいます。つまり、一度覚えたと思った単語や表現は固定化しないわけです。また、そのようなことを誰かと話すこともないですから、覚えた単語等を常に使用可能なレベルのものにすることもできません。

Chihiro:じゃあ、日本のニュースがいいってことですよね。

Naoki: ですね。記事を読むだけなら、The Japan Timesのような英字新聞のウェブ版でもいいですが、キャスターの英語を聞くことができるという利点があるので、リスニング力の強化のためにも、総体的には「NHK World」を薦めたいと思います。自分の知っているニュース記事を読んで、辞書をひいて理解して、しっかり音読してください。そして、その記事のビデオがありますので、キャスターの英語も聞いてください。それを毎日違った記事で繰り返し行っていけば、英語力は確実に伸びていきますよ。

Chihiro: ありがとうございました。あ、今リスナーから一つ質問が来ています。「私の子供は小学生で、学校でも英語の勉強があるので、家で英語を勉強させたいと思っているのですが、どのような勉強をさせればいいですか、また、いい教材があれば教えてください。」という質問ですね。西村先生、いかがでしょうか?

Naoki: そうですね~…まず、小さい子供には英語を勉強する動機がありませんよね。英語の試験でいい成績を取るとか、外国の人と話さなければならないとかの状況がなければ、英語を理解したり、話したりする必要がないわけですから、いくら英語を教えようと頑張っても、脳が英語を理解しようとはしません。子供の「学び」で一番重要なのは、自分から何かをしたいと思うか、思わないかです。子供に英語を理解させたいと思うのであれば、子供が英語を理解しようとするようにもっていくことです。子供が興味を持ち、楽しみ、そして自然に英語を理解できるような「教材」を与えてあげれば、それでいいわけです。あとは子供自身が学んでいきます。

Chihiro: そんな教材、あるんですか?

あります。それは、セサミストリートです。アメリカの非営利テレビ番組製作会社Children’s Television Workshop(現セサミワークショプ)が作ったマペットキャラクターを使った子供向けテレビ教育番組です。ウェブで、セサミストリートオフィシャルホームページを検索してください。そこには、ネイティブの子供たちの年齢別に、いろいろ楽しいビデオやゲームが用意されており、英語で様々な概念を学べるようになっています。また、その中にある、日本語版YouTubeセサミチャンネルへいくと、多くの面白いマペットショーやマペットによる寸劇も見れますよ。日本語の字幕も入っているので、英語を勉強するのではなく、面白い英語のビデオを楽しんでみる過程で、子供たちは英語を自然に理解していくことができます。もちろん、子供だけでなく、英語を勉強している大人にもいい英語学習の機会を提供してくれると思いますよ。昨日僕も「バーニーとアーニーが魚を呼ぶ」のビデオをみましたが、面白かったです!一度セサミストリートのホームページを見てもらったら思います。


Chihiro: 今日は長い時間、いろいろ英語の勉強についてお話しいただき、ありがとうございました。皆さんの英語の勉強に役立つ情報、アドバイスがたくさんありましたね。是非実践して、英語をマスターしてください。ナオキ先生、今日はありがとうございました!

Naoki: ありがとうございました。Good luck, everyone! Practice makes perfect! Bye now!





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