■英文の基本構造とVP(動詞句)について(Part 2)
次に、「found a cake on the dining table」がこの文章の、いわゆる、「述語」の「動詞句」となります。文の中核の動詞、主動詞がfound、何を見つけたかを示す目的語と言われる名詞句がa cake、そして、ケーキをどこで見つけたかを表す言葉である、on the dining tableが、onという前置詞を先頭に、the dining tableという名詞句を伴って「前置詞句」を形成し、動詞の意味を補足することになります。前置詞句は、前置詞+名詞句で構成されるので、記号で言うと、PP=P+NPとなります。ということで、found a cake on the dining tableという「動詞句」は、[動詞+名詞句+前置詞句]で構成されることになります。VP=V+NP+PPですね。
すると、My sister found a cake on the dining table.という文章は、my sisterという主語の名詞句と、found a cake on the dining tableという動詞句で出来ている、ということになりあすから、文章全体は、大きくは、S=NP+VPであり、NPは(=)[Det+N]、VPは(=)、[V+NP+PP]で出来ているということになりますね。
これが英語を話す、書く際の基本的英文構造と覚えてください。頭で覚える時には、英文は、「誰が、あるいは、何が、どうする、何を、いつ、どこで、どのように」という順番で作るものと、ということを徹底して理解してほしいと思います。日本語の語順とは大きく異なるわけです。「誰が、あるいは、何が」が主語のNP、名詞句。「どうする」がV、主動詞。「何を」が、主動詞の目的語であるNP、名詞句。そして、「いつ、どこで」にあたるところが、主動詞を説明するPP、前置詞句、となるわけです。主動詞の内容を説明する時には、前置詞句だけでなく、to不定詞を使って、その理由などを説明する場合もあります。その場合は、その意味のかたまりは、副詞句と呼ばれますが、それも主動詞を補足するもの、主動詞にかかるものですので、動詞句という大きなユニット、かたまりの一部になります。to不定詞については、英文構造を理解する上で重要な要素となりますので、次回にでもお話したいと思います。
今回は英文を構成する二つ目の大きなかたまり、動詞句、VPのお話でした。英文の基本構造、その作り方、わかっていただけたでしょうか。正しい英文を書ける、話せる人たちは、当たり前に行っている作業ですが、この基本理解がしっかり出来ていないと、より複雑な文章を作る時、あるいは、理解する時には、頭が混乱してよくわからなくなるものです。適当に語を並べると、非文法的な英文を作ってしまいます。
次回は、この英文の基本構造で重要な役割を果たす、動詞についてお話をしたいと思います。一つの英文には一つの主動詞しかない。動詞があれば、必ずその主語がある。そのようなことをお話したいと思います。テクニカルな話ばかりで面白くないと思われる方も多いとは思いますが、英語を勉強する上で極めて重要なことですので、是非我慢してお付き合いいただけたら幸いです。では、今回はこのへんで…。Naokiでした。
(End of the Story)
次に、「found a cake on the dining table」がこの文章の、いわゆる、「述語」の「動詞句」となります。文の中核の動詞、主動詞がfound、何を見つけたかを示す目的語と言われる名詞句がa cake、そして、ケーキをどこで見つけたかを表す言葉である、on the dining tableが、onという前置詞を先頭に、the dining tableという名詞句を伴って「前置詞句」を形成し、動詞の意味を補足することになります。前置詞句は、前置詞+名詞句で構成されるので、記号で言うと、PP=P+NPとなります。ということで、found a cake on the dining tableという「動詞句」は、[動詞+名詞句+前置詞句]で構成されることになります。VP=V+NP+PPですね。
すると、My sister found a cake on the dining table.という文章は、my sisterという主語の名詞句と、found a cake on the dining tableという動詞句で出来ている、ということになりあすから、文章全体は、大きくは、S=NP+VPであり、NPは(=)[Det+N]、VPは(=)、[V+NP+PP]で出来ているということになりますね。
これが英語を話す、書く際の基本的英文構造と覚えてください。頭で覚える時には、英文は、「誰が、あるいは、何が、どうする、何を、いつ、どこで、どのように」という順番で作るものと、ということを徹底して理解してほしいと思います。日本語の語順とは大きく異なるわけです。「誰が、あるいは、何が」が主語のNP、名詞句。「どうする」がV、主動詞。「何を」が、主動詞の目的語であるNP、名詞句。そして、「いつ、どこで」にあたるところが、主動詞を説明するPP、前置詞句、となるわけです。主動詞の内容を説明する時には、前置詞句だけでなく、to不定詞を使って、その理由などを説明する場合もあります。その場合は、その意味のかたまりは、副詞句と呼ばれますが、それも主動詞を補足するもの、主動詞にかかるものですので、動詞句という大きなユニット、かたまりの一部になります。to不定詞については、英文構造を理解する上で重要な要素となりますので、次回にでもお話したいと思います。
今回は英文を構成する二つ目の大きなかたまり、動詞句、VPのお話でした。英文の基本構造、その作り方、わかっていただけたでしょうか。正しい英文を書ける、話せる人たちは、当たり前に行っている作業ですが、この基本理解がしっかり出来ていないと、より複雑な文章を作る時、あるいは、理解する時には、頭が混乱してよくわからなくなるものです。適当に語を並べると、非文法的な英文を作ってしまいます。
次回は、この英文の基本構造で重要な役割を果たす、動詞についてお話をしたいと思います。一つの英文には一つの主動詞しかない。動詞があれば、必ずその主語がある。そのようなことをお話したいと思います。テクニカルな話ばかりで面白くないと思われる方も多いとは思いますが、英語を勉強する上で極めて重要なことですので、是非我慢してお付き合いいただけたら幸いです。では、今回はこのへんで…。Naokiでした。
(End of the Story)