英語を日常のバックグラウンド言語にすること!(Part 2)
「でも、私たちはみんな日本にいるわけで…英語の環境なんてないよな〜」…と言いたいところですが、現代社会はいろいろなメディアにあふれていますよね。ですから、その気になれば、自分の脳を「英語の環境」に置くことは容易にできます。問題は、今自分のいる環境で、手に入れることができる、アクセスできるメディアにはどんなものがあるのか、自分にとってどのメディアが合っているのか、そして、一番大事なことは、そのメディアに毎日継続的にアクセスして、自分の日常生活を、できれば、日本語のインプットよりも英語のインプットの方が多い日常生活に変えようという強い意志力があるかどうかが、英語力を高める重要な要素になります。
私たちは日本に住んでいるわけですから、意識しなければ日本語のインプットしかありません。英語を一所懸命勉強しているという人が「私は一日3時間勉強しています」と言えば、「へ〜頑張っているんだ〜」と思うかも知れません。ですが、朝6時半に起きて夜11時半に寝るとした場合、一日17時間のうちの3時間しか脳は英語に触れていません。そんな環境で、脳が自発的に英語を習得するでしょうか?私たちが日本語を理解し、話せるようになるために、どれだけの時間、日本語を聴いたことでしょう。英語を習得したかったら、ともかく、脳が英語をインプットする量を増やすことです。その量、また、その質によって、脳が習得していく量あるいは、質が異なります。つまり、英語力の差がそれによって変わるというわけです。
具体的に言うと、仕事の時間を除いて、朝起きて仕事に行くまで、そして、仕事から帰ってきて寝るまで、英語がバックグラウンドにずっと流れている環境を作ります。バックグラウンドの英語は、英語ニュースやドラマなどを使います。私は、家にいるときは、毎日CNNを光テレビで観ています。スマートフォンのアプリもいろいろありますよね。私が今入れているのは、NBC、ABC、CBS、BBC、NPR(National Public Radio)などです。もちろん、全部聴いているわけではありませんが…。NPRは、音だけで、知的で落ち着いたニュースが多いので、一度聞いてもらえばと思います。どれか、なんでもいいので選んで、英語を毎日聞く習慣を身に付けるが大事です。ただし、何を言っているのか、その意味を必死で理解しようとする必要はありません。あくまでバックグラウンドの英語として、わかればわかったでいいし、分からなくても気にしなくていいです。英語を聴いている脳は、英語を無意識に処理していますので、放っておきましょう。もちろん、気になった単語や表現があった時は、メモしておけばいいですけどね。
日中、どこかで英語を見る、読む時間があれば、それはないよりもいいです。そして、夕食後、寝る前に、しっかり勉強する時間を持つことです。そこで、脳が英語を無意識に処理する際に必要となる情報や規則を得ていきます。寝る前に勉強した方がいいのは、寝る前に得た情報は、寝ている間に脳で処理されて記憶に残っていくからです。勉強する時間としては、寝る前が効果的と言われます。何を勉強するかは、一人一人の英語を習得する目的によります。英字新聞を読む、好きな雑誌を読む、文法書を読む、TOEICの問題を解く。基本、何でもいいです。ただ、意識的にしっかり勉強するわけですから、辞書や文法書なども必要に応じて活用してください。
このように、英語習得に必要な規則、情報、単語や表現を意識的に勉強(learn)して、その後、英語を、脳が習得(acquire)する環境下に置くことによって、英語力を日本語力に近い状態にもっていくことが「可能」となります。もう少し分かりやすく言うと、勉強するだけ勉強したら、あとは、そこで得た情報を脳が処理するための環境と時間を意識的に作ればいい、ということになります。
これが、「習得(acquisition)を意識して英語を学ぶ」、言い換えると、「意識的な学び」を「自然な習得」に繋げる方法ということになります。でうでしょう、分かっていただけたでしょうか?」
ということで、今回は、英語を習得するために私たちがすべきことについての話でした。皆さんの充実した英語学習の一助になれば幸いです。では次回の記事まで…Please take good care and enjoy your life! Nao
「でも、私たちはみんな日本にいるわけで…英語の環境なんてないよな〜」…と言いたいところですが、現代社会はいろいろなメディアにあふれていますよね。ですから、その気になれば、自分の脳を「英語の環境」に置くことは容易にできます。問題は、今自分のいる環境で、手に入れることができる、アクセスできるメディアにはどんなものがあるのか、自分にとってどのメディアが合っているのか、そして、一番大事なことは、そのメディアに毎日継続的にアクセスして、自分の日常生活を、できれば、日本語のインプットよりも英語のインプットの方が多い日常生活に変えようという強い意志力があるかどうかが、英語力を高める重要な要素になります。
私たちは日本に住んでいるわけですから、意識しなければ日本語のインプットしかありません。英語を一所懸命勉強しているという人が「私は一日3時間勉強しています」と言えば、「へ〜頑張っているんだ〜」と思うかも知れません。ですが、朝6時半に起きて夜11時半に寝るとした場合、一日17時間のうちの3時間しか脳は英語に触れていません。そんな環境で、脳が自発的に英語を習得するでしょうか?私たちが日本語を理解し、話せるようになるために、どれだけの時間、日本語を聴いたことでしょう。英語を習得したかったら、ともかく、脳が英語をインプットする量を増やすことです。その量、また、その質によって、脳が習得していく量あるいは、質が異なります。つまり、英語力の差がそれによって変わるというわけです。
具体的に言うと、仕事の時間を除いて、朝起きて仕事に行くまで、そして、仕事から帰ってきて寝るまで、英語がバックグラウンドにずっと流れている環境を作ります。バックグラウンドの英語は、英語ニュースやドラマなどを使います。私は、家にいるときは、毎日CNNを光テレビで観ています。スマートフォンのアプリもいろいろありますよね。私が今入れているのは、NBC、ABC、CBS、BBC、NPR(National Public Radio)などです。もちろん、全部聴いているわけではありませんが…。NPRは、音だけで、知的で落ち着いたニュースが多いので、一度聞いてもらえばと思います。どれか、なんでもいいので選んで、英語を毎日聞く習慣を身に付けるが大事です。ただし、何を言っているのか、その意味を必死で理解しようとする必要はありません。あくまでバックグラウンドの英語として、わかればわかったでいいし、分からなくても気にしなくていいです。英語を聴いている脳は、英語を無意識に処理していますので、放っておきましょう。もちろん、気になった単語や表現があった時は、メモしておけばいいですけどね。
日中、どこかで英語を見る、読む時間があれば、それはないよりもいいです。そして、夕食後、寝る前に、しっかり勉強する時間を持つことです。そこで、脳が英語を無意識に処理する際に必要となる情報や規則を得ていきます。寝る前に勉強した方がいいのは、寝る前に得た情報は、寝ている間に脳で処理されて記憶に残っていくからです。勉強する時間としては、寝る前が効果的と言われます。何を勉強するかは、一人一人の英語を習得する目的によります。英字新聞を読む、好きな雑誌を読む、文法書を読む、TOEICの問題を解く。基本、何でもいいです。ただ、意識的にしっかり勉強するわけですから、辞書や文法書なども必要に応じて活用してください。
このように、英語習得に必要な規則、情報、単語や表現を意識的に勉強(learn)して、その後、英語を、脳が習得(acquire)する環境下に置くことによって、英語力を日本語力に近い状態にもっていくことが「可能」となります。もう少し分かりやすく言うと、勉強するだけ勉強したら、あとは、そこで得た情報を脳が処理するための環境と時間を意識的に作ればいい、ということになります。
これが、「習得(acquisition)を意識して英語を学ぶ」、言い換えると、「意識的な学び」を「自然な習得」に繋げる方法ということになります。でうでしょう、分かっていただけたでしょうか?」
ということで、今回は、英語を習得するために私たちがすべきことについての話でした。皆さんの充実した英語学習の一助になれば幸いです。では次回の記事まで…Please take good care and enjoy your life! Nao