えぬじぇいの勝手にニュース&馬好き日誌

個人の趣味で気になるニュースを拾ったり、競馬の予想をしたりしてます。

映画観た! 百万円と苦虫女

2008年08月05日 23時54分29秒 | ムービー
 本日は以前からちょっと気になっていた映画『百万円と苦虫女』を観に行きました。主演は蒼井優様。言わずと知れた(?)CLUBKEIBAのマドンナ様。特別好きとか大ファンとかいうのでは無いのですが、女性から見たらわからないけど、男性から見たら、長澤まさみ様や綾瀬はるか様に比べるとちょっと地味な印象を受けてしまい、1番好きな女優は? と訊かれて「蒼井優」と答える人はそんなに多くないかもしれませんが、嫌いな女優は? と訊かれて名前を挙げられることも少ないと思える、なんと表現していいのか困るが、「いいっ!」と思える女優様なのであります。ストーリーは、
短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働く。やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。海の家で働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅立つのだった…。
…といった感じで展開。正直に感想を述べると期待したほど面白いとは思えなかった作品です。…なのですが、決してツマラない作品では無いのです。これは配役の抜擢が良かったのかもしれません。なんかベタボメする気でもなかったのですが、やはり蒼井様の演技が冴えているのかもしれませんし、周りの配役もしっかりしているのと、なんか焦点がボヤけているようでいて、しっかりとテーマを決めて撮られた作品なのでしょう、笑いあり涙ありでもなければ、ハラハラドキドキの展開が待ち受けているわけでもないのに、ついつい見入ってしまいます。…といっても肩に力が入ったりすることは決してないんですけどね。
 ちょっとネタバレを込めながら書くと、最初は海の家に行くんですよ。なんていうか夏だから薄着で、なんかチラ見えでも無いかなぁ…などと思ってしまった自分にすぐに自己嫌悪を抱いてしまったほど、蒼井様は純朴に見えるのでありました。海の家の次は農家…桃の収穫の手伝いに住み込みで働くのですが、海の家ではカキ氷つくりの才能があると褒められ、桃畑では桃獲りの才能があると褒められしておりました。行く先々でいままで気づかなかった才能に気づいて元気になっていく作品なのかな? と思えば、そうでも無かった…。次はホームセンターのガーデニングコーナーで働くんですが、そこではミスをして上の人に怒られてました。
 3番目のホームセンターはともかく、最初の海の家といい次の農家といい、いくらカリスマ(?)バイトだからって、ちょっと簡単というか100万円が溜まるのが早すぎないかな? という釈然としないものもあったのですが、まぁ、そんなことに疑問を持つこと自体どうでもよく感じるようなつくりの作品でした。この作品を観ると、蒼井優様の評価を更に上げてしまいますね。オイラの勝手な思い込みですが、蒼井様は絶世の美女とまでは思わない(…もちろん可愛い方だとは思っております…)し、そんなに目立つ感じでもないのですが、ドラマや映画で観ると、目立たないという表現は不適切かな、控えめな印象を受けるのに、しっかりした存在感を印象づける、素晴らしい方ですね。
 映画については、最後の終わり方は、「うんっ?」と、ちょっともうあとワンシーンあったらなぁ…とも思ったのですが、あそこで終わるからいいというのが世間の評価でしょうかね? あとは、苛められている弟を観て、ちと心がチクリとしたり… あそこまで執拗にじめられたことは無いが、ちょっと過去に嫌ぁ~な思いもしてきているんで…。 何度も蒼井様のことを讃えるようですが、この映画は蒼井様のことが好きじゃない人(…っていうのか?…)が観れば酷評でしょう。それぐらいオイラから見れば蒼井様に懸かった映画に思えました。ただ、もっといろんなところを転々とするのかと思ったりもしたが、ちょっとインパクトに欠ける気がします。以前「眉山」という映画を観たときも思ったときと同じで、とくにおもしろかった!と堂々とお奨めまではしにくいながらも、いい作品でした。