証拠はない!

2007年03月14日 | Weblog
旧日本軍が女性を拉致して慰安婦にしたという証拠はない。
旧日本軍が民間業者にアウトソーシングしていたという証拠はない。
自分で手を汚さない連中に利用されている事に気が着かないバカがいたという証拠はない。
バブルの頃、観光ビザで来日した外国人が就労しても、人手不足で政府が見て見ぬふりをしたという証拠はない。
竹中平蔵が米国の傀儡だという証拠はない。
野口英昭が沖縄で殺されたという証拠はない。
石井紘基が○藤○に殺されたという証拠はない。
アパ壺三が漢字が読めないという証拠はない。
中川昭一が酒乱だという証拠はない。
山崎拓が変態だという証拠はない。
中川秀直の愛人が使用した覚せい剤の中からガマの油が検出されたという証拠はない。
アパ壺三と中川昭一がNHKに圧力を掛けたという証拠はない。
山谷えり子がWikipediaのウィークエンダーのレポーターをしていたという記述を改ざんしたという証拠はない。
沖縄知事選の3ヶ月前、創価学会員が大挙して、沖縄に住民票を移したという証拠はない。
義家弘介が教師のくせにジェンダーフリーの基礎概念も理解していないという証拠はない。
松岡利勝が超高級なナントカ水を飲んでいるという証拠はない。
石原慎太郎が森伊蔵が好きだという証拠はない。
石原慎太郎が水俣病患者を侮辱して、後に土下座したという証拠はない。
みのもんたが水道管工事談合に関係していたという証拠はない。
テレビ朝日がYou Tube上の袴田事件の担当判事熊本氏の告白を圧力を掛けて削除させたという証拠はない。
井脇ノブ子が亀井静香の妹だという証拠はない。だから彼女は国民新党を応援しない。
統一協会が日本人女性6500人を拉致したという証拠はない。
アパ壺三の秘書が壺三の指示で統一協会の合同結婚式に祝電を送ったという証拠はない。
小泉、竹中がりそな銀行に公的資金を投入したのはハゲタカファンドの為だったという証拠はない。
竹中平蔵が、友人の経済学者の論文をパクッたという証拠はない。
それで、宇沢弘文に軽蔑されているという証拠はない。
IMFはサラ金と同じだという証拠はない。
日本が米国財務省證券を売れば、また原爆を落とされるかもしれないという証拠はない。
郵便貯金と簡易保険の3分の1が既に不良債権化しているという証拠はない。
米軍と自衛隊の合同演習では英語でしか通信できないという事に屈辱を感じている政治家はいないという証拠はない。
三角合併のせいで、日本人は家畜人ヤプーになるという証拠はない。
米国の同じレストランでステーキを食べた客5人が老若男女ともクロイツフェルト・ヤコブ病で亡くなったという証拠はない。
奥田碩が経団連の会長になった途端、トヨタの宣伝費が倍増したという証拠はない。
小泉が皇室は最後の抵抗勢力と言ったのに、右派系ブロガーが騒がないのは、ああやっぱりね、という証拠はない。
世耕弘成がネットイナゴの親玉だという証拠はない。

伊吹文明が実は立憲主義を理解していないという証拠はない。
柳沢伯夫が実は立憲主義を理解していないという証拠はない。
アパ壺三が実は立憲主義を理解していないという証拠はない。



コミュニストさんのコメントから考えてみる

2007年03月13日 | Weblog
前回のエントリーに対して、コミュニストさんと言うHNの方から熱いコメントを頂いたので、自分の考えを書いてみます。

事実を冷静に見ていただきたいと思います! (コミュニスト) 2007-03-11 23:58:36
 1.国政選挙・首長選挙で、与党の横暴を何とか止めたいと思って共産党候補立候補を止めて考えてきた無党派層の願いを多くの場面で裏切ってきた。

(1)では現在の政治の諸問題は共産党の責任と言いたいのですか?さすがにそれはないでしょう!
(2)「与党の横暴」と言いますが、80年の社公合意以降、「共産党を除く」政治が横行してきた!70年代は「保革逆転・伯仲」、80年代は「与野党逆転伯仲」、90年代は「非自民非共産」と変遷してきた30年の歴史は、一貫して共産党排除でした。その完成版が小選挙区制だった。

【私の考え】現在の政治状況の諸問題が共産党の責任のみとは全く考えていませ
      ん。被害者意識が強すぎませんか?

(3)先の総選挙において小選挙区で48%の得票で73%の議席を、民主党は36%の得票で17%の議席を、共産党は7%の得票で議席ゼロでした。

【私の考え】そのぐらいは私でも知っていますので、小選挙区比例代表制が共産
      党にとって不利であり、それが同情すべきである事は言及していま
      す。

(4)では今回の地方選挙で自民党と対決する知事選で、民主党が立候補していない県や相乗りをしている県において、共産党が立候補していることをどのように考えますか?和歌山県では応援してないんですね。

私の考え、全く問題ありません。私のエントリーを読んで下さい。都知事選に吉田
     氏が立候補している事自体を批判しているわけではありません。

(5)管理人様のような主張が、いかに憲法の議会制民主主義と政党政治の原則とかけ離れているか、政策・マニフェスト選挙と言いながら、それを重視しない選挙と選挙後の「なれあい政治」で、一番迷惑しているのは住民ではないのでしょうか?ご検討をお願い申し上げます。

私の考え、そこまで高見から言われる筋合いはありません。私が言いたいのは、共
     産党吉田氏の政策が優れたものでも、浅野批判を他者のブログのコメン
     ト欄を使って展開する行為自体が、吉田氏の印象を悪くしているのでは
     ないか、という事です。

2.1975年の3選の際には、解放同盟を巡って支持基盤の日本社会党と日本共産党の間で対立が起こるなどしていた。社共対立を理由に一時美濃部は不出馬表明、1975年の3選の際には、解放同盟を巡って支持基盤の日本社会党と日本共産党の間で対立が起こる
(1)これは当時解放同盟が何をやったのか、それを理解していないと、判断が違ってしまいますね。
(2)東京では窓口一本化をめぐって美濃部知事が動揺したんです。
(3)ではそれ以外には八鹿高校事件はいかがでしょうか。
(4)最近の奈良市の事件はいかがでしょうか。
(5)最近では長野県御代田町では茂木祐司共産党議員が現職に約1千票の差をつけて当選したのも解放同盟問題でした。
www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-19/2007021901_01_0.html

私の考え、私は解放同盟問題に関しては、殆ど知識がないので、私の記述が共
     産党のイメージを損ねたのなら、謝罪します。唯、私が言いたいのは、
     左派はお互いがオレとお前はココが違う、アソコが違うという小異にエ
     ネルギーを使い過ぎ、大同につく事を忘れ、それが無党派層の離反を招
     いたのではないかという事を言いたかったのです。

3.今回の都知事選でも吉田氏を野党統一候補にする夢ぐらい見れたのではないか。共産党は遅すぎた。
(1)吉田氏が「革新都政をつくる会」が擁立することを報じたのは朝日によれば、10月17日付の社会面写真入りで4段抜きです。政策を発表したのは2月18日です。
(2)石原氏は17日付けの「朝日」では6段抜きで「自民推薦返上」と報道。浅野氏は民主の出馬打診「受けぬ」と2段抜きで報道されています。
(3)2月19日付けの「朝日」では「立候補せず」でした。7段抜きでした。この時には吉田氏は政策を発表しているのです。
(4)「打倒石原統一戦線」を構築するのであれば、どういう順序にこそ、スジがあるか、明瞭ではないんでしょうか?

私の考え、エントリーを読んでください。私が共産党が遅すぎた、と書いたのは1
     990年代初頭のチャンスを失した、のではないかという事です。

4.共産党が多くの無党派層から試されているのは今回の都知事選だけではない
(1)「共産党候補が立候補を止めて」喜ぶのは誰で消化。森元首相などは首都東京の議席を共産党に与えてはならないと言っているくらいです。

私の考え、森元首相はサメの脳みそです(笑)。都議会や京都など、共産党が比較的
     強い選挙区ではぜひ、がんばって下さい。だからこそ他者のブログのコ
     メント欄で浅野氏批判をすることや、社民党の保坂氏のタウンミーティ
     ングに共産党支持者が参加し、浅野氏批判を展開するような愚行は共産
     党の印象を悪くするので、止めた方がいいのでは、と考えます。

(2)試されているのは共産党だけではありません!88年の金融ビッグバンの実施法・98年の大型店出店の規制緩和、02年持ち株会社規制全面撤廃とリストラ推進法に民主党(自由党も)賛成してきました。耐震偽装問題の要因となった建築基準法の「改正」模範体したのは共産党だけでした。都議会においては、8年間ずっと石原都知事の応援団で、9日の都議会を見ていただければ明瞭です。まだたくさんありますがオワリにします!

私の考え、民主党の都議会議員の中には胡散臭いヤツがいるなあ、と私も考えてい
     す。個々の法案についての言及は止めます。勉強不足なので。

(3)浅野氏ですが、厚生労働省出身だから福祉は大丈夫と言うような声もありますが、障害者と家族の多くが自立破壊法案と反対した障害者自立支援法にも賛成してきたと言う驚くべき「実績」があります。

私の考え、浅野氏だから、必ず福祉が大丈夫とは私も考えてはいません。誰が結果
     的に都知事になっても(イシハラだけは嫌ですが)、都民が知事に何をさ
     せるかが、重要なのでしょう。ガンガン要求すればいいのです。

(4)日本共産党については、TMやらせ、事務所経費、石原ゴーマン都政の実態暴露、官房機密費などなど、少数政党で、議会質問時間が大きく削られているなかでも、緻密な調査にもとづく自公政権を追い詰めているのではないのでしょうか?議席がもっと合ったなら、予算案の提出など、自公政権を追い詰めることは確実必至です。共産党は「人民の護民官」として自らの存在を位置づけてきた政党だからこそ、少数でも国民の要求実現のためには、民主党などとも、沖縄や国会で共闘してきたのですね。今度もチャンスでしたがね・・・。

私の考え、これからもがんばって下さい。しかし、共産党の東京での基礎票は30
     万から40万ぐらいでしょう。これでは吉田氏が都知事選に当選する事
     はありえません。それが現実だと思います。ですから、私が都民なら浅
     野氏に投票します。宮崎で東国原氏が当選したのは何処の政党にも属さ
     ず、広汎な無党派層の支持を得たからです。東国原氏が共産党に所属し
     ていたら当選はありえなかった、と私は考えます。

以上、私の考えです。コミュニストさんが今後コメントされても、返答はしません。『理屈』の言い合いをしたいのではなく、私という一人の無党派が何となく現時点で共産党にどういう印象を持っているかと言う事を前回のエントリーで書いたからです。当ブログは読者数も少ないですし、何の影響力も持っていませんので、コミュニストさんが心配される必要は全くありません。悪しからず。
    

共産党よ、もういいではないか

2007年03月11日 | Weblog
東京都知事選について、このところ色々なブログを徘徊していると、共産党支持者と思える人が他者のブログのコメント欄に浅野氏や石原都政下での民主党に対する批判を書き込んでいる例が多々あるようだ。
自分が支持している党から立候補する吉田氏を応援したいあまり、そういう行動を取っているのだろうが・・・。
私は東京都民ではないので、実際の都知事選に一票投ずることはできないが、いくら共産党の政策の方が浅野氏より優れていたとしても、そのようなコメントを読んだからといって、吉田氏に投票したいとは思わないだろう。逆効果なのではないか。そして、ほとんどの無党派層都民で石原氏に批判的な考え方の人もそうだろう。共産党や共産党支持者の人が理解すべきなのは、今回の都知事選においてだけ、無党派層が共産党候補者に投票する事をためらっているのではないという事だ。過去の国政選挙や、首長選挙でも、与党の横暴を何とか止めたいと思って、共産党候補が立候補することを止めてくれないだろうかと考えてきた、無党派層の願いを多くの場面で裏切ってきたからだ。
また、1990年代初頭に冷戦構造が壊れ、ソ連、東欧の共産国が崩壊した時にチャンスがありながら、政党として無党派層にアピールが出来なかった。もし、あの頃、旧社会党よりも速く、社民党という政党名でも名乗り、イデオロギー偏重ではなく、北欧型社民政策を党是とする政党に生まれ変わっていたらどうだろう。元々、政治とカネの問題に関しては清潔な党で、その点はいまでも、私は高く評価している。政党名と、イデオロギー偏重をもっと速く変えていれば、今回の都知事選でも吉田氏を野党統一候補にする夢ぐらい見れたのではないか。共産党は遅すぎた。今から、いくら浅野氏を批判しても、誰も振り向いてくれないだろうし、石原氏を利する事にしかならないだろう。
1970年代の美濃部革新都政の頃も、結局、美濃部氏が旧社会党出身だったことから、共産党が批判を強め、三期目の頃は、美濃部氏が迷走し、その後、都政で旧革新系候補が勝つことは無くなった。年配の都民はその事も記憶しているだろう。

 革新知事の象徴としての側面が強いが、同じ革新系でも共産党との関係はお世辞にも順調とは言い難いものであった。
1975年の3選の際には、解放同盟を巡って支持基盤の日本社会党と日本共産党の間で対立が起こるなどしていた。社共対立を理由に一時美濃部は不出馬を表明していたが、「石原慎太郎の出馬によるファシズムの否定を阻止する」(本人談)という理由付けで3戦出馬に踏み切ったことに対する反発が大きかった(一説には、美濃部自身は最初から3選を考えていたが、社共対立に頭を痛めていたため、社共の自身への支持を確実なものにするために石原をダシにしたとの指摘がある)。
当時の東京都議会において共産党は与党でありながら知事の出した議案に反対することが多く、共産党参議院議員の有働正治などは「革新知事と呼ぶに値しない」と批判をした。そのため議会対策も兼ねて任期途中で公明党との間で政策協定を結ぶなど、共産党への牽制も少なからず行っている。(Wikipediaより)

マスコミでのまるで継子のような扱いや、国政での、小選挙区比例代表制という、選挙制度そのものが共産党に不利であることなど、同情すべき点は多々ある。しかし、共産党が多くの無党派層から、試されているのは今回の都知事選だけではない事を理解してほしい。

でもでも、やはり、今回のエントリーを共産党支持者の人がもし読んだら、コメント欄に何か書かずにはいられないのだろうか・・・。


平成19年度 「日本国人権侵害問題啓発週間」

2007年03月04日 | Weblog
平成19年3月4日

 平成19年度「日本国人権侵害問題啓発週間」実施要領

 日本国当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに,国際社会と連携しつつ日本国当局による人権侵害問題の実態を解明し,及びその抑止を図ることを目的として,本年3月に,「日本国当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行され,国及び地方公共団体の責務等が定められるとともに,国民の間に広く日本国当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため,毎年3月4日から同月10日までを「日本国人権侵害問題啓発週間」とすることとされました。
 同法第4条第3項では,「国及び地方公共団体は,日本国人権侵害問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする」とされていることから,同週間を中心に下記の要領に基づいた事業を行うものです。



1  名称
   平成19年度「日本国人権侵害問題啓発週間」
2  期間
   平成19年3月4日(日)から10日(土)までの1週間
3  主唱
   オレ
4  実施主体
   全国の心あるブロガー
5  実施事業
(1) 周知ポスターの掲出
    例えば、これ
(ぬぬぬ?さん製作)
(2) 講演会,シンポジウム等の開催

     袴田事件の再審を!!
  
(3) 新聞,雑誌等による広報
   英国 テレグラフ紙
  閣僚の人権についての暴言 日本に衝撃が走る
  【東京 コリン・ジョイス】2007.2.28

 日本ではあまりにも人権が尊重されすぎてきたと主張する、思慮のなさの散見される文部科学大臣の講演に、日本国民は肝をつぶした。
伊吹文明(69歳)はまた、欧米流の個人主義のせいで日本は大切なものを失っているとも述べる一方で、日本が民族の同質性を保ってきたこと称賛してマイノリティを侮辱したようだ。
昨日の日本の新聞が報じたところによれば、伊吹氏は、1960年代の4年間ロンドンの日本大使館に勤務した経験豊かな政治家であるが、日本の教育政策上の諸問題は、この政策が第2次世界大戦後の米国占領当局によって押しつけられたという事実に起因する、とこの長崎での講演で示唆したということだ。
「日本は個々人の考え方に重きを置きすぎてきた」と氏は述べた。また人権にガツガツする社会は、肥満に関係した病気にかかった人のようだ」とも語った。
「毎日バターを食べればメタボリック症候群になる。人権は重要だが、それをほしいままにし過ぎる社会は、「人権メタボリック症候群」になる」というわけだ。
同氏はこの中で、人権や民主主義のような考えに現政権がかかずらうことに疑問を提起したが、日本のコメンテーターたちの言う人権と民主主義は、国内改革によって自主的に創造されたのではなく、敗戦によって日本にもたらされたものだ。
伊吹氏が「バター」という語を選び取ったのが故意によるものか、それとも運悪くたまたま使ってしまったのかは明らかでないが、欧米流の考えを非難する日本語の古い表現「バタ臭い」をそのままくり返しただけのこと。
この言葉が生まれたのは、欧米人が、もともと日本人に比べはるかに多くの乳製品を食事でとっていることからバターのニオイがすると考えられたせいである。 (とむ丸の夢さんより)

(4) その他「日本国人権侵害問題啓発週間」にふさわしい事業

住民登録削除を差し止め 労働者の仮処分申請認める (2007年03月01日asahi.com)

 大阪市西成区のあいりん地区で3千人以上の日雇い労働者らが三つの建物に住民登録していた問題をめぐり、建設労働者の男性(34)が大阪市による住民票削除の差し止めを求めた仮処分申請があり、大阪高裁(横田勝年裁判長)は1日、「今後の施策の周知が不十分なまま削除するのは、信義則に反する」として、申し立てを却下した大阪地裁の決定を取り消し、市側に削除の執行停止を命じた。市は転居届を出した人などを除く約2500人分の削除を2日に予定していたが、手続きの延期も検討する。
男性は04年11月、問題の建物の一つである「釜ケ崎解放会館」に住民登録。昨年末に大量住民登録問題が明らかになり、市が実態のない登録を削除する方針を示したため、今年2月7日、「違法な削除によって、4月8日投開票の大阪市議選に投票できなくなる」として、大阪市を相手取り、市議選終了まで住民票を削除しないよう求める行政訴訟と仮処分申請を大阪地裁に起こした。
大阪地裁は2月20日、「ふだん利用している簡易宿泊所に住民登録すれば、選挙権が確保できる」などとして申請を却下したが、男性はこれを不服として大阪高裁に抗告していた。高裁の決定は大阪地裁での行政訴訟の判決が確定するまで、削除の執行停止を命じた。大阪市には最高裁に特別抗告する手段もあるが、憲法違反などの事由がある場合に限られており、困難な情勢だ。

6  強調事項
 ○  日本国当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
 ○  日本国当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
 ○  日本国当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう

なお、このエントリーはここを参考にしました。



都知事選や地方議会についての雑感

2007年03月03日 | Weblog
懸案だった東京都知事選について浅野史郎氏が出馬を決めたようだ。彼なら、イシハラに充分対抗できるだろう。4月には都知事選だけではなく、各地方議会選挙が行われる。私が住んでいる県でもそうだが、ほとんどの県では自民党が強い。また、無所属でも保守系議員が地元の土建屋の社長と地方議会議員を兼任している例はいくらでもある。長野県知事だった田中康夫氏も、県議会との対立が表面化して、自分のやりたい事の半分も出来なかった。浅野史郎氏が都知事に当選したとして、果たしてどうだろうか。今まで都議会の多数は自民、公明で民主党もイシハラに対抗してきたわけではない。結局、浅野氏がどういう政治をするかより、無党派がどういう政治を都知事に望むのか、させるかが問題なのだろう。イシハラを倒して東京都民の良識を見せてほしい。共産党の吉田氏は足立区長としての実績はあるのだろうが、旧革新系が衰退してきた政治の流れは国政だけではなく、地方議会(東京は首都だが)でも同様なので、当選は厳しいだろう。
正確なデータを持ち合わせているわけではないが、結局、旧社会党あたりが迷走し、国政の場で議席を失うと同時に、それまで、なんとか地方においても一定の勢力を持っていた旧革新勢力が衰退したことが、80年代後半くらいから、じわじわと続いたこの国の右傾化ともつながっているような気がする。その意味で政局下手だった旧革新勢力の罪もそれなりにあるのではないか。
旧社会党内の路線対立によって石もて追われた、故江田三郎氏(現民主党江田五月氏の父君)の著作を若い頃に読んだ事がある。今、手元にないので、記憶があいまいなのだが、こんなことを書いてあった。

米国の豊かさ
ソ連の社会保障
英国の民主主義

これらを理想とする「構造改革」を成し遂げたい。そういう構想を60年代後半にすでに持っていた。ソ連の社会保障とかは、現代の感覚から言えば、古色蒼然としているが、旧社会党の中で右派と左派がいがみ合い、共産圏の国に幻想を抱いていた頃の構想だと思うと画期的ではあった。
また、旧社会党の中で長く国際局長を務め人気も高かった故川崎寛治氏は政界引退後、こんな発言をしている。「社会党は脱皮するのが遅すぎた。ウラル山脈の向こう側にお手本になる政治(欧州型社民主義)があるのに、ソ連や中国の政治に惑わされ、党内で不毛な対立ばかりをしているうちに多くの無党派層の支持を失ってしまった。」

その後、旧社会党はおタカさんに率いられた憲法9条原理集団になった。そして、地方議会でも革新系は議席を減らし、オール保守系与党が幅を利かすようになった。

国政や、各地の首長選につい目が行きがちだが、実はそれ以上に地方では、自民公明が強く、それに少数の民主党も乗っかり、総与党と共産党という図式が多々ある。

私は、今年の参議院選挙で与野党逆転を望んでいる。しかし、地方議会でも自民党が苦戦する状況に追い込まれなければ、この国の弱者切捨ての政策とバックラッシュを転換するのは、なかなか難しいのだろうと思う。