オンデマンドで「映画 中村勘三郎」を拝見した。
歌舞伎座も新開場になってまる一年過ぎたが、
通して観てきてやはり十八世のいない歌舞伎はなんか物足りなかった。
大看板の至芸や花形の舞台もそれぞれに充実したものであるのだが、
十八世持ち前の「果てしなき挑戦」とか「奮闘」とかのあのパッションが今はとても恋しい。
もちろん十八世が先代十七世に追い付け追い越せと
お互いがライバルのように力を尽くしてこられたように、
今は勘九郎丈や七之助丈が同じように力を尽くしておられることは嬉しいこと♪
そしてその中村屋スピリットはしっかりと七緒八君にも受け継がれ
そのご成長もとても楽しみなことである♪
でも在りし日のお姿を拝見するとやっぱり今でも胸がつまった。
勘九郎日記のあとがきには、
「私の後半の人生を記録する『勘三郎日記』は、まだまだはじまったばかりである。」と・・・