さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

徒然草六十二段 こいしく

2014年02月14日 | じいさんがんばれ!



朝から降りだした雪は午後にはかなり積もってしまった。

少々足元が不安であったが、昼過ぎに父のところへバレンタインを届けに行った。


今年のバレンタインはあんこ好きの父のために和菓子にした。





薯蕷饅頭ときんとん





包みを開けてみると、中に「バレンタイン謎掛け」という徒然草六十二段の文が入っていた。


ふたつ文字 こ

牛の角文字 い

直ぐな文字 し

歪み文字  く

とぞ君は

覚ゆる


恋しく思ひ

参らせ

給ふとなり


徒然草六十二段



「こいしく」にかけたものとはすぐに判ったが、いまひとつ???

学がないので六十二段をネットで調べてみた。



延政門院、いときなくおはしましける時、院へ参る人に、御言つてとて申させ給ひける御歌、


ということで後嵯峨天皇の皇女である悦子内親王が幼い時にお父上を恋しく想っての可愛らしい御歌とのことだった。


なかなか素敵なバレンタイン仕様♪♪♪

中身を知らなかったが、偶然にも父にはいいプレゼントであった。

(たとえ説明しても今のご本人にはわかるはずもないのであるが・・・笑)





まんじゅうをほおばる父よ外は雪


大雪を案じながらのバレンタイン