ヒマヤラ、アフリカ、遺骨収集、東北被災地…野口健さんの辿った世界
その厳しく、残酷な裏側までもが、嘘のない真実としてレンズに映っていました
写真はまるで健さんのピュアな瞳そのもので、美しいなぁとか悲しいんぁとか困ったなぁとか、
子どものように素直に困惑しながら、そのまんま捉えられているのです
健さんは、世界にはA面とB面がある、A面は見ようとしなくても見えるもの、B面は見ようとしなければ見えてこないもの
そしてB面を見てしまったら、否応なく背負ってしまうもの、嫌だなぁと思いながらも、背負って歩く羽目になる
そんなようにおっしゃっていたんだけれども、わたしもそのとおり、世界って、人生って、運命って、
そんなふうにして歩かされるんだと思う
でも、人はB面を見なければいけない、自分の立っている裏側に何があるのか知っていなければいけない
そう思います