浜松市天竜にある秋野不矩美術館は、わたしの大好きな美術館のひとつ
ただいま藤森照信展をやっているので、これは行かねば!
この美術館も、そして掛川にあるねむの木学園のこども美術館も、
フジモリケンチクなのです!
今回、展覧会に合わせて、なんと茶室ができておりました!
茶室…?この昆虫のような、宇宙船のような…
イノシシがモチーフであったようです!すてき!(笑)
藁をたっぷり練り込んだ外壁と、天竜杉の組み合わせがもううっとり…
これはなんだろう…と下を見ると、まるく石砂利が敷いてある
雨どいだ!雨どいには目がないけれど、こんなのはじめて見る
さすがフジモリさん!これは真似できません!
館内は、さらにフジモリケンチクの真骨頂です
漆喰の壁いっぱいに広がる秋野不矩の「オリッサの寺院」、カジュラホの路地裏…
裸足で大理石の上を歩き、絵の前に立つと、インドのあの赤茶けた風景や、熱い乾燥した風や、
あの匂いがよみがえってきて、体ごと魂ごと連れ去られてしまう
この場が、不矩の絵のためだけに作られた極上の空間であることがわかる
建築家と、画家と、絵と、なんという奇跡かと思う
日本中、世界中、まだまだ行きたいところがいっぱいあって、
そのための人生であっても悔いなしと思ってしまうほど