京都にある河井寛次郎記念館、看板猫のえきちゃんがお出迎えしてくれました!
誰も見向きもしなかった日本の日常的な道具に美を見出し、無名の職人たちの手でつくられた工芸品
その調査や収集をおこなった芸術家たち、柳宗悦らとともに活躍した寛次郎の家です
建築様式、家具や調度品、庭…
中庭をぐるりと囲んで渡り廊下を奥に進むと突如現れる堅牢な美しい登り窯
京都の街の、住宅街の中に、まるで当たり前のように佇むこの家は
訪れる者を喜んで歓待したという家主の、
静かで深い精神と、情熱と、やすらぎが、見事に体現されているのです
民藝が、運動などではなく、通常のこととしてつねに身の回りにあって
仕事も生活も芸術の一部のように、毎日触れてしあわせや美を感じる
それが、わたしがずっと願うところです