掛川の古い家にはいろんな同居人がいます
屋根裏にはねずみくんが、 眠れない夜には彼らの楽しげな足音が子守唄になることも…
この時期になると、水場のあちこちで見かけるナメクジは あの歩みの遅さでずいぶんな距離を這う
お風呂場でご一緒するときは、石鹸の泡がかからないように気をつけています
外出前、水道の元栓を閉めるために庭の量水器の蓋を開けると、ときどき一匹の蛙が鎮座しています
この子しか知らない秘密の隠れ家なのかな 蓋を開けるたびに、今日はいるかな いないかな
最近姿を見てないので、この隠れ家がヘビに見つかっちゃったのでは と心配です
以前にお客さんから聞いた話ですが、
新築で建てた家に虫が入ってくるので「この侵入者め!」って殺そうとしたら、
旦那さんが怒ったそうです
「彼らの住処の上に勝手にぼくらが家を建てたんだから、侵入者はこっちのほうだ」
男の人は大きいし力も強いし、合理的で、女の人よりはこういうことを言う人は少ない
邪魔者は排除するのが当たり前の世の中で、生かすこと、共存することをあえて選択する人も少ない
そのなかで、この旦那さんは命にとても公正なんだと思いました
かっこいいです