アートな気分で田舎とふれあおう

よみがえれ、我が母校の木造校舎よ、ギャラリーに!
「西会津国際芸術村」と周辺の四季を写真と共に紹介します

東北&世界の酒でお花見

2011-04-18 21:52:35 | その他
まだまだ、しぶとくやります、お花見
たとえ、葉桜であろうとも・・・。

岩手の県会議員の高橋博之さんの発案で開催された、
「全国一斉花見大会」と同じ日の4月17日(日)、
それを意識したわけじゃないけど、私達も四谷土手に集まりました。

今回のメンバーは、セルビア語クラスとセルビア人の友人達。
(内戦後の1997年から、旧ユーゴスラヴィアへ10年間毎年通っていた頃、
少しセルビア語を習っておりました。)

この集まりは、毎回世界各国のお酒が飲めるのが楽しみ♪
今回のお酒はというと・・・。

福島と宮城の日本酒。(東北の酒を飲もう!)
フランス、チリ、オーストラリアのワイン。
セルビアのラキヤ(プラムのブランデー)。
トルコのラク(水を入れると白く濁るアニス酒)。
それと、梅酒や紹興酒、スペインのオレンジジュースなんかもありました。

そしてなんと、手造りのどぶろくまでが!
西会津でもどぶろくを造る人はよくいるけど、東京で自家製どぶろくを飲んだのは初めて。
しかも、造ったのは若い女性です。

これだけ色んなお酒があると、酔いも回る。
特に、ラキヤはアルコール度数が50度以上あったりするから、とても危険。
(水で薄めずに、香りを楽しみながらストレートで飲むのです。)
最初にこれを飲むと、他のアルコールが水に感じてしまうので、
順番を間違わないようにしないと大変なことになります。

日が傾いて肌寒くなってきた頃、殆どの人達がカフェに移動。
しかし、まだ飲み足りない3名がその場に留まりました。
当然のことながら、その3名に私も含まれています・・・(~_~;)

一人はセルビア人。その彼女が、夕闇の中、携帯画面を見せてくれました。
それは、セルビアの人々が日本の為、福島の為に、集会を開いている動画でした。
それを見た途端に、急に涙が込み上げてきて、泣いてしまいました。

旧ユーゴ内戦時や、コソボ問題でNATOによる空爆を受けていた時、
セルビア(当時の新ユーゴスラヴィア)は、世界中から悪玉扱いされて、
国際制裁を受けて、全世界からつまはじきにされていました。
欧米メディアの情報操作によって、造られた部分も多かった。
そのイメージは、いまだ拭いさられていないと思います。
セルビアは、空爆によって町を破壊されたばかりではなく、
ずっと長いことメディアによる風評被害も受けていたのです。

当時、セルビアを思いやる日本人はどれだけいただろう?
それ以前に、セルビアを知っている日本人はどれだけいただろう?
なのに、今、セルビアの人々は日本の為に祈ってくれている。
そう思うと無性に泣けてきました。(酔っ払うと涙腺も弱くなる。)

「どうして?」と彼女に訊ねると、
「セルビア人は、内戦後に日本がセルビアを支援してくれたことを知っているから」だと。

なんて嬉しいことを!
セルビア人が親日家で情に厚いことは、私も現地で何度も体験済みです。
残念ながら私が彼らの為にできたことは、「この国が好きだから毎年来ている」
と言う以外、何もなかったけれど・・・。

セルビア人は、国際制裁にも、空爆にも、風評被害にも負けず、
いつも笑顔で逞しく日々を生きていた。
空爆中、毎週末お祭りもやっていた。

福島人も、様々な困難に負けずに頑張ろう!

これからは、私が日本の為に、ふるさと福島の為に何ができるか、
少しずつゆっくり考えていこうと思います。
とりあえずは、募金したり被災地のものを買ったりするくらいしか出来ないけど。

なんか、まとまりのない話になってしまいました・・・(^^ゞ


 

  

(2011年4月17日 四谷)