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北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

【様似町 アポイ岳の花①】

2024年03月20日 18時10分57秒 | 高山植物・花 日高

 

今回から「日高管内」です

北海道の花の山といえば「アポイ岳」を推す人が多い
標高800m台の低山がこれだけ人気があるのは、山全体が特殊な「カンラン岩」で
出来ていること、海から冷涼な海霧が発生するなど土壌や気候により
20種に及ぶ固有種がある高山植物の宝庫であることだ。

アポイ岳近辺は「アポイ岳高山植物群落」として国の特別天然記念物に指定されている
この山の1花といえば「ヒダカソウ」が有名だが
私は2010年に2度、2011年、2012年と合計4度登ったが「ヒダカソウ」には
ついにお目にかかれずに登山を終了した。

減少の第一の要因は盗掘であるといわれている

数年前に札幌の野草が多い園芸屋で「ヒダカソウ」の鉢植えが1株3千円で
売られていたのを見てショックを受けた。

 

①は春の花を、②は夏~秋の花を
どちらも全体からすると満足ではない種類に終わった。

春は「エゾオオサクラソウ」「サマニユキワリ」「ヒダカイワザクラ」「エゾキスミレ」など
鮮やかな花が多い
前記の「ヒダカソウ」もこの時期なので探したが見ることができなかった

 

 


「エゾオオサクラソウ」 オオサクラソウとの違いは茎に毛があるのがエゾオオサクラソウ

 

 

 

 

 

 

「ヒメイチゲ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「エゾヤマツツジ」

 

5合目の避難小屋から山頂を見る やはり霧が多い

 

「アポイタチツボスミレ」 他のタチツボスミレとは葉の厚さと光沢

 

「アポイアズマギク」 ミヤマズマギクとの違いは花弁が白い

やや色が付いた株

 

「キジムシロ」

 

「サマニユキワリ」

 

七合目までくると樹木が無く夏は大変だ


日高山脈


太平洋

 

 

「エゾキスミレ」

 

「ヒダカイワザクラ」

 

「アポイキンバイ」

 

右に吉田岳、左にピンネシリ この時は吉田岳まで縦走した

 

「コヨウラクツツジ」

 

「センボンヤリ」

 

「コミヤマカタバミ」

 

「エゾシマリス」

 

「ヒメチャマダラセセリ」 絶滅危惧種

 

下山時の駐車場 こんなに来ているとは

※2010年5月23日、2012年5月14日撮影

 


【登別市 カムイヌプリの花】

2024年03月19日 18時12分54秒 | 高山植物・花 胆振

 

「カムイヌプリ」の初登山は2015年の5月23日。

「室蘭岳」に登ってから近くに見える山が気になり、ガイドを見るとここも人気の山であった。

登山口にある駐車場を目指していたが驚いた
すでに満車で入れないとのこと
少し下にスペースがあるのでそこに停めて歩いて駐車場へ
確かにこの山にしては広い駐車場が満車状態であった。

登山自体はとても登りやすく楽しい
途中のヒュッテ前で休憩し(入室は出来ない)花も多くなってきた

山頂からは登別市街地と室蘭の白鳥大橋、海越しの駒ヶ岳など景観が素晴らしい

花は一通りの高山植物がありそうだが6月を過ぎてからのほうが増えそうだ
帰途になぜここが人気があるかわかった
笹薮にタケノコが伸びており、初めてまとまった数をいただいた。

翌年も同じころに登ったのはそんな理由であった
思えば8年間、毎年タケノコを採りに行っているのはこの山から始まった。


※満車状態の駐車場

 

※室蘭岳へは縦走路がある

 

※室蘭市街、右に白鳥大橋、海越しに駒ヶ岳

 

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「シロバナノエンレイソウ」

 

「フデリンドウ」

 

「オオタチツボスミレ」 花弁の色が薄い

 

「コンロンソウ」

 

「エゾワサビ」

 

「フッキソウ」

 

※ヒュッテ この後急登なので休憩によい

 

「オオカメノキ」

 

「ムラサキヤシオツツジ」

 

「エゾノリュウキンカ」

 

「ツボスミレ」

 

「ルイヨウショウマ」

 

「ルイヨウボタン」

 

「ニシキゴロモ」

 

「ズダヤクシュ」

 

「クルマバツクバネソウ」

 

「シラネアオイ」

 

「コミヤマカタバミ」

 

「オオサクラソウ」

 

 

 

2015/5/23 2016/5/21撮影


【穂別町 坊主山の花】

2024年03月18日 14時16分12秒 | 高山植物・花 胆振

 

「坊主山」は国道274号線からも見える山頂付近に樹木のない山である
登山口、山頂は穂別町にある 穂別町は鵡川町と合併し「むかわ町」になった。

登山口までは一般乗用車で行け、山頂までの標高差が少なく登りやすいので
老若男女問わず人気がある
山頂手前に綺麗な山小屋があり利用出来るのもよい
また日本百名山の「幌尻岳」を望める場所にある。

過去に2度登り、2度目は腰を痛めた後のリハビリ登山で登った。

花は珍しい花は無く、樹木が無いので景観は良いが日陰に咲く花が少ない
登山口近辺と山頂に咲く花が多かった。

おそらく、もう少し月日が経つと花は増えるだろう。

 

 

「ナニワズ」

 

「シロバナノエンレイソウ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「オオタチツボスミレ」

 

「ミヤマスミレ」

 

 

 

「ヒメイチゲ」

 

「コキンバイ」

 

※2015年5月4日撮影


【伊達市 有珠善光寺の花】

2024年03月17日 16時27分15秒 | 高山植物・花 胆振

 

この時は長万部町の山(道南の山で掲載します)の登山アフターで寄った

「有珠善光寺」は江戸時代からの歴史があるお寺で
境内一体が国指定史跡「善光寺跡」に指定、
公文書版木(はんぎ)、経典、仏具等62点が国指定重要文化財に指定されている
※HPより

境内では春のカタクリから夏の紫陽花の群落も有名である。

 

寺の裏手にある「自然公園」が目指す目的地。
長万部方面から来たら国道37号線を標識に従い右折し、中に入っていく

広めの駐車場がありがたい
この日は土曜日でもあり桜見学の人で車があふれていた。

ここに初めて行ったのはこの時期の桜がすごく綺麗だからと聞いたから
自然公園だけあり野の野草が多く、案内板などもあり親切だ。

エゾリスも野鳥も来て、登山も良かったがここも良かった記憶が残る。

 

 

 

 

「アズマイチゲ」

 

「ヒナスミレ」

 

「オオタチツボスミレ」 ヒナスミレと

 

「ツルネコノメソウ」

 

「クサノオウ」

 

「オオイヌノフグリ」

 

 

 

 

 

 

※2014年5月10日撮影


【室蘭市 室蘭岳の花】

2024年03月16日 20時47分45秒 | 高山植物・花 胆振

 

「室蘭岳(鷲別岳)」の山頂は登別市になるが、室蘭市から登り始めているので室蘭市とした。

公園の広い駐車場から登山スタート
道中や山頂からは室蘭市の白鳥大橋を始め羊蹄山やニセコの山、対岸の道南の山などが海越しに綺麗に見える
登りやすい市民の山で健脚者にはカムイヌプリへ縦走路がある。

標高も高くなく、5月の中旬過ぎでもあり侮っていたが
登山道や山頂にも残雪があり、花もまだ早かったようだ。

 

 

 

 

 

「ヒメイチゲ」

 

「フッキソウ」

 

「ナニワズ」

 

「シロバナノエンレイソウ」

 

「エンレイソウ」

 

「オオタチツボスミレ」

 

「フイリミヤマスミレ」

※2013年5月18日撮影

 


【白老町 ポロト湖の花】

2024年03月15日 20時26分14秒 | 高山植物・花 胆振

 

「ポロト湖」は白老町市街地にほど近い湖で、古くからアイヌ文化を伝える場所になっている。

3度ほど訪れたが当時は湖の南東部にチセ(アイヌ民族の伝統的住居)があり、南部には確か休業か閉店したレストハウスがあった記憶あり。

それ以外は自然が多く、特に北部は野性味あふれ熊の出没もあった。
湖に流れ込む原始の川の流れや、野草、野鳥などを観ながら散歩が出来る。

2度とも南西部にある駐車場に車を置いて付近の散策をした。

花も多く、特にスミレの種類が多く、山ではなく野に咲くスミレである。

ここでは過去に何度も見ているスミレ種の中の「スミレ」を初めて見ている
また他の種のスミレは結構どこの山でも見るが「スミレ」だけはここだけしか見たことが無かった。

ただ残念と言うと語弊があるが…
スミレを見た場所は現在巨大な「ウポポイ施設」と「ホテル」に変わっており
野原も駐車場に変わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「スミレ」 今もどこかに咲いているのだろうか 縦長の葉が特徴

 

「ヒナスミレ」 どなたかがヒナスミレを称して「スミレのプリンセス」と言ったがまさしくそうだと思う

 

「タチツボスミレ」

 

「フチゲオオバキスミ」 蕾の色が紅紫色になる特徴あり

 

「ツボスミレ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「ツルネコノメソウ」

 

「シロバナノエンレイソウ」

 

「カキドオシ」

 

「ムラサキケマン」

 

「センボンヤリ」

 

「キバナアマナ」

 

「フッキソウ」

 

「ズダヤクシュ」

 

「エゾエンゴサク」

 

「ミヤマハコベ」

 

「キジムシロ」

 

「フデリンドウ」

 

「カキツバタ」

 

「ヒメイチゲ」

 

「ミズバショウ」

 

 

 

 

 

 

 

※2012年5月20日、2013年5月10日、2014年5月7日撮影


【伊達市 伊達紋別岳の花】

2024年03月14日 18時35分27秒 | 高山植物・花 胆振

 

「伊達紋別岳」は伊達市東部にある山塊の一つで、手前に「前紋別岳」を従えたどっしりした山だ。

登山中や山頂からは太平洋や洞爺湖、有珠山や昭和新山などの観光地が良く見え、初心者でも比較的容易に登れる山なので人気がある。

花は標高がそんなに高くないので珍しい花は無いが
伊達紋別岳の1花といえば「エゾアオイスミレ」だろう。

登山前半で見られる小さなスミレで、他ではあまり見ることが無い
スミレだ。

エゾアオイスミレは一番に咲く花なので他の花はほとんどなかった。

 

 

「エゾアオイスミレ」

 

 

 

 

「エゾエンゴサク」

 

 

 

 

※2013年5月7日撮影

 


【苫小牧市 樽前山の花】

2024年03月13日 18時03分50秒 | 高山植物・花 胆振

 

「樽前山」はその特異な姿と支笏湖から綺麗に見えるので知名度が高い山だ
現在も頂上に溶岩ドームを持ち、噴煙を上げている活火山なので本当の山頂へは行けない。

山の上部は火山灰に覆われて樹木がない
夏季の好天では日差しが照り付けることになる。

しかし車で登山口まで行けてそこがすでに7合目であるので
40分程度で山頂まで行ける。

振り返れば青い支笏湖と周りの山々などで展望がすこぶる良い山だ
ピーク時の土日は朝の6時でも広い駐車場がいっぱいになり、順番待ちのため下で待機することになる。
平日か、土日はとにかく早く行くことだ。

花は火山灰の山ゆえに山頂付近に花はなく、もっぱら広い裾野で見ることになる
登山自体は1度だけ、他は新雪時に1度裾野を通っただけなので
ほとんど網羅していない。

もう少し時期を遅らせると「タルマイソウ(イワブクロ)」ほか
数種類の花が見れるだろう。

 

 

 

 

 

「コメバツガザクラ」

 

 

 

 

「エンレイソウ」

 

 

「イワヒゲ」

 

※2011年6月5日撮影

 


【壮瞥町 オロフレ山の花】

2024年03月12日 20時13分00秒 | 高山植物・花 胆振


「オロフレ山」の所在地はちょっと複雑で
駐車場のある「オロフレ峠展望台」は登別市
そこからすぐの「オロフレ山登山口」は壮瞥町
そして「オロフレ山山頂」は白老町だ。

ここでは登山口までの経路で通ってきた「壮瞥町」にした。

オロフレ山は夕張岳ほど本州まで知名度は無いが
手軽に登れて高山植物が見れる山として道内では知名度がある。

駐車場のある展望台は「旧オロフレ峠」で、すでに標高が高く、
登山口から高山植物が咲いていた。

4年連続で登っているのは手軽に花が見えて展望が良いからである。

 

初登山は2009年8月22日 登山歴で二つ目の山だった。

天気はくもり

 

夏から秋の代表的な花が咲く

 

「エゾオヤマノリンドウ」

 

「アキノキリンソウ」

 

「アザミの一種」

 

「ウメバチソウ」

 

「ヨツバヒヨドリ」

 

「ハイオトギリ」

 

「シロバナニガナ」

 

「キバナニガナ」

 

「オオヤマサギソウ」

 

「アリドオシラン」

 

「エゾアジサイ」

 

「ネバリノギラン」

 

「ウツボグサ」

 

「ヨツバシオガマ」は終わりごろだった

 

「エゾタカネナデシコ」

 

 

2回目は翌2010年7月4日 時期を早めて多くの花を見れた

天気はくもり 前回より霧がすごい 登山口から多くの花が咲いていた

 

 

「ヨツバシオガマ」

 

「ノウゴウイチゴ」は果実になっていた

こちらは花

 

「ミヤマキンバイ」

 

「カラマツソウ」

 

「ヤマブキショウマ」

 

「ネバリノギラン」

 

「シロバナニガナ」

 

「キバナニガナ」

 

「ウツボグサ」

 

「ハイオトギリ」

 

登山道には「ヨツバシオガマ」ロードが出来上がる

 

「ミヤマダイコンソウ」

 

「タニウツギ」

 

「ベニバナイチヤクソウ」

 

「コケイラン」

 

「トカチフウロ」

 

「ハクサンチドリ」

 

「エゾカンゾウ」

 

「コメツツジ」

 

「ゴゼンタチバナ」

 

「アカモノ」

 

 

3回目の登山はさらに時期を早めて
2011年6月12日 オロフレ山ならではの花を求めて

天気はくもり~小雨 これで3年連続天気が悪く山頂からの景色を見ていない。


 

「ミヤマキンバイ」

 

「オオタチツボスミレ」

 

「ノウゴウイチゴ」

 

「エンレイソウ」

 

「ミヤマスミレ」

 

「タカネザクラ」

 

「シラネアオイ」

 

「オオカメノキ」

 

「ツバメオモト」

 

「ミツバオウレン」

 

「ハクサンチドリ」

 

そして主役はこれ 

「イワカガミ」

 

「チングルマ」

 

「コヨウラクツツジ」

 

「サンカヨウ」は雨の日にみるべし

 

「オオバナノエンレイソウ」

 

「エゾノイワハタザオ」

 

こんな天気なのにこの車の数!

 

 

4年連続で最後のオロフレ山になった

2012年6月23日 2回目と3回目の間にしてみた


天気はまさかの4連敗 霧は峠の代名詞みたいなものだが…

 

「イワカガミ」

 

「ウコンウツギ」

 

「ミヤマダイコンソウ」

 

「トカチフウロ」

 

「ハクサンチドリ」

 

「ノウゴウイチゴ」

 

「コケモモ」

 

「イワヒゲ」は断崖に

 

「シラネアオイ」

 

「マイヅルソウ」

 

「ミヤマオダマキ」

 

「ゴゼンタチバナ」

 

「アカモノ」

 

「ミヤマダイコンソウ」 山頂近くでは終わりごろだったが、登山口でこんなに元気に咲いていた

 

 

オロフレ山には「イワカガミ」が見たくて行っていた
わずかな日にちの違いでも4年連続で毎回新しい花が見れた
それだけ花の種類が多いということだろう。

登山口へはゲートがあるので、開く日にちを楽しみにしていた。

それにしても一度も山頂から展望を見ていない
相性が悪かったかもね

 


【美唄市の紅葉】

2024年03月11日 14時26分10秒 | 高山植物・花 空知

 

「美唄市」の花といえば「東明公園の桜」が有名で
一度行ってみたが早くて空振りに終わった。

この時はレトロ建物を訪問した時に見た紅葉を。

市の東部に山が広がるので紅葉も見事になるだろうが
局所的にいい感じの紅葉があった。

 

まずは市内中心部にある「旧桜井家住宅」

国道12号線沿いなのでわかりやすい場所にある
建設年:明治34(1901)年~昭和8(1933)年
指 定:美唄市指定文化財
入館料:無料
開館時間:10時~15時
休館日:水曜日・日曜日以外の曜日、11月1日~4月30日

この旧住宅は桜井家より寄贈されたものである 
敷地内には胸像もあり 桜井氏は2代にわたり美唄市長を務めた地元の名士だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

※2021年11月1日撮影

 

 

 

東部地区には有名な美術館がある

「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」

建設年:明治34(1901)年~昭和8(1933)年
指 定:美唄市指定文化財
入館料:無料
開館時間:10時~15時
休館日:水曜日・日曜日以外の曜日、11月1日~4月30日

旧栄小学校の校舎を活用している
堂々とした2階建ての木造校舎自体に味がある

建物の内外に美唄出身の彫刻家、安田侃氏の作品を展示しており
公園やカフェも整備されているので校舎見学だけではなく
色々な楽しみがあるようだ。

 

 

 

 

 

※2021年11月1日撮影

 

 

さらに美術館から東進すると、かつて炭鉱で栄えた町「我路」に着く
美唄川のほとりにあるのが「旧岡田春夫生家」

建設年:大正2(1913)年

岡田春夫氏は社会党で当選15回を数える衆議院議員である
この地で生まれ大学時代は小樽、東京で過ごし
美唄に戻ってから製材業や道議になり中央政界に進出した。

生家は美唄川に面しており、まるで自分のもののように目の前に自然の滝がある
玄関上の窓、川側の出窓、ハーフティンバーなどが印象的

季節は紅葉の時期に
まさにこれ以上ないタイミングで訪問できたことがうれしい

 

 

 

 

※2021年11月1日撮影