ココヨリトワニ

野球と文章書きに生きる男、空気王こと◆KuKioJYHKMのブログです。(人が死ぬ創作文があります、ご注意を)

ドットーレ氏「俺は天才だ!」→納得 脱衣拳氏「俺は天才だ!」→ワロス

2010-01-24 21:32:30 | 雑談
今日のぼやき

○ロボロワラジオ
いやー、実に盛り上がりましたね。やっぱり主力書き手が参加すれば盛り上がるということか。
しかし、ドットーレ氏はチャットそのまんまのキャラだったなあ。
エース氏に「うるせえ、このドロリコン」と言っちゃう辺りとか。


○ルパンスレ
創発最大トーナメント、ついに完結!
長かった戦いも、とうとう終わりを迎えました。
ラストは王道といえば王道の展開でしたが、それがいい!
しかしラスボスが乱立ロワというのは、ロワ住人としては複雑な気持ちですなあ……。


○シンケンジャー
十臓さん、ついに死す。最後はおのれの剣に裏切られたというのが、皮肉というか何というか……。
そして、ドウコクが復活を遂げ最終決戦へ! 次回予告を見ると、やっぱり殿がシンケンレッドに返り咲くみたいですな。
それにしても、一発で殴った相手を気絶させるハリセンって異常じゃないか?
中に鉄板でも仕込んでるんじゃないだろうな……。


○仮面ライダーW
・まさかいきなり照井が事務所に乗りこんでくるとは思わなかった……。
 というか翔太郎、まずはキューをぶつけそうになったことを謝れよ。
・照井、あの若さで警視か……。ロス帰りですね、わかります。
・そんな引きずらなきゃ持ち歩けないようなもの、バイクに積むな。転んだら起きあがれないぞ。
・ジョーカー連打はさすがに笑ったw
・正直、おばちゃんが一人でメリーゴーランドに乗っているのには若干引いた。
・わざわざ変身シーンを隠すってことは、ドーパントの正体はおばちゃんじゃないと考えるのが普通だよな。本命は息子か?
・照井にアクセルドライバーを渡す謎の女(?)。ひょっとして、ダブルドライバーを作ったのもこの人か?
・ガイアメモリをフォームチェンジじゃなくて武器の強化のみに使うっていうスタイルは、なんとなくNEW電王を思い出した。
・バイクマン! バイクマンじゃないか! いつ正義超人に転身したんだ?
・マキシマムドライブでぶっ殺したー! と思ったら、ダミーだと……?
・次回予告に、「W(ダブリュー)のメモリ」という気になるフレーズが。やはりこの作品において、「W」とは特別な意味を持つ文字なのか?


○ハガレンFA
腹に鉄骨刺さったエドの描写は、本当に痛そうだったなあ……。
「これは死ぬだろ」と思えたもの。


○アクセス解析
マスクドヒーローヒットしすぎワロタ。

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英雄はかわいげのないものさ

2010-01-23 21:39:21 | 雑談
今日のぼやき

○ガーディアンアカデミー
やっと後半完成……。いくら不調とは言え、書き上げるのに約十日もかかるとは……。
というか、25KBって! おかげでまた分割掲載だよ!
とまあ、とりあえず裏話でも。
以前も言いましたが、オストラコンは「エメラルドドラゴン」というゲームのキャラです。
なのになぜ「ドラクエ」の呪文を使うのかといえば、「エメドラ」の敵が使う魔法は「火炎魔法」とか便宜的な名前しかついていないからです。
いや、長門もヒャドとか使ってるんだけどね!
このSSはちゃんこ鍋どころか元ネタをミキサーにぶち込んで混ぜたようなものですからね。
これからもガンガンシャッフルしていくよー。
しかし、江田島塾長と本郷さんのタッグとか強すぎるね!
おかげでドーピングまでさせたのに、オストラコンがかすむかすむ。
まあ原作知っている人ならわかると思いますが、オストラコンは片腕失ってからが本番なので。


○ディケイド考察記事について
昨日、ドットーレ氏に「ディケイドは円環構造であってループではない」と指摘されまして。
要するに、自分の考察は根本的に間違っていたということらしいです。
ですがまあ、せっかく一生懸命考えて書いたので記事は消さないでおきます。
まあ、そもそも自分は一度公開した記事を消すのは極力避けたいですし。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガーディアンアカデミー第1話 「入学式」(後編-a)

2010-01-23 00:01:43 | 二次創作
魔物の大群へと突入したハルヒと古泉。二人の周囲は、瞬く間に魔物で埋め尽くされた。
だが、二人の顔から余裕は消えていない。

「光栄に思いなさい。未来の勇者様の剣で倒されるんだから!」

強気な台詞を吐くと、ハルヒは剣を上段に構えて正面にいた魔物・グリズリーに斬りかかる。
刹那、彼女の剣は灼熱の炎に包まれた。

「涼宮流! アトミックファイヤーブレード!」

叫び声と共に、ハルヒは剣を振り下ろす。熊に酷似したグリズリーの巨体は見事に両断され、さらに炎の熱で消し炭と化した。

「まずは一匹……! ちょろいわね」

口元にかすかな笑みを浮かべ、ハルヒは呟く。
ちなみにこの技、正式名称を「火炎斬り」といい、剣術の心得があるものなら比較的容易に習得できるオーソドックスなものである。
つまり、涼宮流でもなんでもない。だがハルヒにとって、「自分の覚えた技は自分のもの」なのである。

「相変わらずですねえ、涼宮さんは。まあ、その方がこちらとしてもありがたいのですが」

ハルヒの行動を見て、古泉は苦笑を浮かべる。一見隙だらけの彼に向かって、猿型の魔物・キラーエイプが豪腕を振るう。
だが古泉は、その一撃をあっさりと回避。さらにカウンター気味に、手の平に溜めていたエネルギーを解放する。

「PKサンダー!!」

古泉の手から放たれたのは、青白く輝く電撃のボール。それは狙いを過たず、キラーエイプを捉える。
電撃を浴びたキラーエイプは全身を激しく痙攣させた後、ぱたりと倒れそのまま動かなくなった。

「さて……。次はどなたが相手になりますか?」

作り物めいた笑みを浮かべながら、古泉は周囲の魔物に向かって言い放った。


◇ ◇ ◇


「ヒャド」

長門有希の唱えた氷結呪文が、ポイズントードの腹部に命中する。
すかさず長門は距離を詰め、凍結した部分に拳を見舞ってポイズントードを粉砕する。
魔法と格闘を組み合わせて戦う、「魔法拳士」。それが長門の戦闘スタイルだ。

「な、長門さーん。魔力はまだ大丈夫ですか?」
「まだ問題ない。消耗が激しくなってきたら回復をよろしく」

長門の背後から、気の弱そうな少女……朝比奈みくるが声をかける。
彼女は、戦闘能力をほとんど持っていない。一見すると、場違いに思える存在だ。
だが、その考えは間違っている。
たしかに彼女は、直接戦うことはできない。だが、戦う仲間を支援する術に長けている。
ガーディアンに求められるのは、強さだけではない。
みくるのような後方支援要員も、実戦の場では必要とされるのだ。

「頑張ってください、長門さーん」
「…………」

みくるの声援を背に受けながら、長門は黙々と拳を振るい続けた。


◇ ◇ ◇


「はあっ!」

小野寺ユウスケの回し蹴りが、一つ目の巨人・サイクロプスの胸板を叩く。
だがサイクロプスはそれを意に介さず、手にした棍棒をユウスケ目がけ振り回した。
ユウスケはそれをギリギリで回避し、バックステップでいったん距離を取る。

「くっ、やっぱりこのままで戦うのは無謀か……」

悔しげに呟くユウスケ。そこに、もう一人の新入生が近づいてくる。

「よう、ご同輩。出し惜しみなんかせずに、変身したらどうだ?」
「ご同輩って……まさか君も?」
「ああ、同類はなんとなく雰囲気でわかるんだ」
「そうか。じゃあ、二人でいこうか」
「おう」

ユウスケともう一人の男……キョンは、横に並ぶと共に腰へ手を持っていく。
すると、その場所へそれぞれ違う形状のベルトが出現した。

『変身!!』

続けて、二人はおのおの定められたポーズを取りながら叫ぶ。
その直後、彼らの体を光が包んだ。光の中で、二人の姿は劇的に変化する。
ユウスケは、赤い複眼と黄金の角を持つ仮面の戦士に。
キョンはコウモリの羽根を思わせる、いびつな形状の仮面の戦士に。

七英雄・本郷猛の異名に倣い、この世界では彼らのように姿を変えて戦う戦士をこう呼ぶ。

「仮面ライダー」と。

「自己紹介がまだだったな。俺は小野寺ユウスケ。リントの戦士・仮面ライダークウガだ」
「俺はキョン。ファンガイアの戦士・仮面ライダーキバだ」
「それじゃあ、今日は君と俺で……」
「ダブルライダーといきますか!」

ファイティングポーズを取ると、二人の仮面ライダーは足並みを揃えてサイクロプスに向かって走り出した。


◇ ◇ ◇


「ローリングディフェンス!」

鳥形の魔物・ホークブリザードが吐く氷の息を、ジョウは鎖を回転させてはじき飛ばした。
彼が操る鎖は聖闘士の証、聖衣(クロス)の一部。そして聖衣は、絶対零度でなければ凍結させることはできない。
将軍クラスならともかく、一介の魔物程度が操る冷気でどうこうできる代物ではないのだ。
だが、たいした知性を持たぬホークブリザードがそんなことを理解できるはずもない。
かの魔物は、通用しない冷気をひたすらに吐き続ける。

「くそっ、これじゃこっちから攻撃できないじゃないか……。フラグビルドさん、大丈夫ですか!」

ジョウ一人ならば、聖衣を装着してしまえば冷気など恐れずに攻撃に転じられる。
しかし、他に人がいるとなれば話は別だ。
自分の後ろに隠れている少女の存在が、彼に防御に徹することを強いているのである。

(さて、どうしますかねえ……)

フラグビルドは考える。

(このままジョウさんに守られるお姫様を演じるのも悪くないですが……。
 まさかこれから三年間一緒にいるのに、正体を隠しっぱなしというわけにはいかないでしょうし。
 だったら今すぐ私の力を見せても同じ事ですか)

一つ深呼吸をすると、フラグビルドはジョウに声をかけた。

「ジョウさん、そのまま防御を続けていてください。私がアタッカーを引き受けます」
「えっ、でも!?」

フラグビルドの言葉に、ジョウは驚きの表情を浮かべる。
アカデミーに来るまでの道中で短くない時間を共にしたにもかかわらず、彼女の能力に関しては何も聞いていなかったからである。

「今、お見せします。私の力をね」

自信に満ちた表情を浮かべると、フラグビルドはパチンと指を鳴らす。
その瞬間、ホークブリザードの体は真っ二つに引き裂かれた。

「え……!?」

思わぬ事態に、ジョウはあっけに取られていた。上空にいる相手を、一瞬にして葬り去る。生半可な技ではないことは、深く考えずとも明らかだ。

「フラグビルドさん、君はいったい……」
「申し遅れました。我が師匠はBF国十傑衆の一人、素晴らしきヒィッツカラルド。
 私はその一番弟子にして、師の通り名と技を受け継いだ者。素晴らしきフラグビルドです」

自らの素性を告げると、フラグビルドはニッコリと笑う。
ジョウはその幼い笑顔に、なぜか背筋がぞくりとするのを感じていた。


◇ ◇ ◇


「そこ! そこ! そこおっ!」

セラス・ヴィクトリアの連射する銃が、近づく魔物達の頭部を次々と粉砕していく。
彼女が手にする銃は、主から餞別代わりに託された対魔物用拳銃「ジャッカル」。
かのゾーマとの戦いでも使用された、由緒正しい武器である。

「しかし、さすがジャッカル……。銃弾一発で魔物が死ぬんだからすごい威力よねえ……」

受け継いだ銃の凄まじい威力に、セラスは思わず呟く。
一瞬銃弾が止んだその隙を突いて、一体の魔物が彼女に向かって突進してきた。
ネズミ色の肌の悪鬼・スモールグールだ。
だが、それは無謀な突撃と言わざるを得ない。
セラスの戦闘スタイルは銃器使いだが、肉弾戦においても水準以上の強さを持っているのだ。
彼女に、格闘術の心得はない。だが、それでも彼女は強い。
それは純粋に、吸血鬼である彼女の筋力が異常だからだ。

「はっ!」

セラスは左手を伸ばし、スモールグールの口から飛び出した長い舌をつかむ。
そしてそれを、容赦なく引っ張った。舌は簡単にちぎれ、魔物の青い血液が周囲に飛び散る。

「よし、次!」

足下で悶え苦しむスモールグールには目もくれず、セラスはジャッカルを構え直した。


◇ ◇ ◇


一人の少女が、獣人と激しい肉弾戦を繰り広げている。
獣人は格闘パンサー。その名のとおり、格闘技を習得した豹の魔物だ。
それと拳を交える少女は、御庭つみき。小さな体に強大な力を秘めた武闘家である。

格闘パンサーが目にも止まらぬ速さで、パンチの連打を繰り出す。
だがつみきは冷静に敵の動きを見極め、全ての打撃をかわす。
焦りを募らせる格闘パンサー。その隙を突き、カウンターが一閃。
つみきの拳が、格闘パンサーの顎を砕いた。

「…………」

とりあえずの勝利に、安堵の溜め息を漏らすつみき。
だがその時、一本の矢が彼女目がけて飛んできた。

「危ない、つみき!」

どこからか飛んできた声に反応し、つみきは反射的に身を翻す。その肩を、矢がかすめていった。
その直後、彼女の背後から鉄串が飛んでくる。その串は、矢を撃った魔物・リリパットの喉を貫いた。

「つみき、大丈夫だったか?」

そういいながらつみきに駆け寄ってきたのは、鉄串を投げた張本人。
つみきのパートナーである青年、音無伊御である。

「大丈夫……。でもちょっと悔しい……」
「悔しい? なんでさ」

つみきから返ってきた答に、伊御は首をかしげた。

「伊御に助けてもらわなかったら、やられてたかも……」
「なんだ、そんなことか。気にするなよ。俺たちはチームだろ?」

ふくれっ面のつみきに対し、伊御は彼女の頭を撫でる。
つみきの頬が赤く染まっていることに、彼はまったく気づいていなかった。


◇ ◇ ◇


「メラ……」
「メラ……」

炎を操る怨霊・メラゴーストの唱える火炎呪文が、一人の新入生を襲う。
だが彼は、幾度となくその身に火の玉を受けても平然と断っていた。
その新入生の名は、アラシヤマ。眼前の魔物と同様に、炎を操ることができる青年だ。

「効きまへんなあ、そないなちゃちな炎」

余裕すら感じられる口調で言い放つと、アラシヤマは両手をメラゴーストたちに向けてかざす。

「炎を使うなら、せめてこれぐらいはできまへんとなあ。平等院鳳凰堂・極楽鳥の舞い!」

叫ぶと同時に、アラシヤマの手から巨大な鳥をかたどった炎が吹き出した。
火の鳥は瞬く間に、メラゴーストたちを飲み込んでいく。
そして炎が消えたとき、哀れな怨霊たちの姿はどこにもなかった。

「堪忍な……。成仏しておくれやす」

勝利の喜びなど微塵も見せず、暗い表情でアラシヤマは呟いた。


◇ ◇ ◇


赤と白の二色に塗られたボールが乱れ飛び、それに当たった魔物はボールの中に吸い込まれていく。
ボールを投げているのはCLAMP国の王子にして希代の頭脳を持つ天才・妹之山残。
そして投げているのは、彼自身が開発した魔物捕獲装置・モンスターボールである。

「何も暴力だけが魔物に勝利する手段ではない。これぞ科学の勝利!」

次々とボールの中に収まっていく魔物達を見ながら、残は自信に満ちた笑みを浮かべる。
だが、その笑みはすぐに消え去った。ボールの投擲をかいくぐり、二体の魔物が残に向かって突き進んできたのである。
翼竜・プテラノドンが上から、山羊のような顔を持つ悪魔・メッサーラが正面から残に迫る。
だが残は、笑みこそ消したものの決してうろたえたりはしない。
なぜなら、彼には絶対の信頼を置く仲間がいるのだから。

残の脳天に狙いを定め、降下を始めようとするプテラノドン。だがその瞬間、彼の両の翼が切り落とされる。
そしてその事実を認識する前に、プテラノドンの眉間にはクナイが突き刺された。

「相変わらず見事な腕前だな、蘇芳」
「お褒めの言葉はありがたく受け取っておきますが、もうちょっと気を引き締めてください、王子。
 ここはすでに、命のやりとりをする場になっているのですから」

プテラノドンをしとめた張本人に対し、残は賛辞の言葉を贈る。
それを受け取りつつ忠告を返すのは、鷹村蘇芳。
残の護衛役として共にアカデミーに入学した、忍者の少年だ。

「ああ、少し油断が過ぎたかも知れないな。心に留めておこう。
 そういえば、もう一匹の魔物は……」
「はい、取り押さえましたー」

残の耳に、前方から無邪気な声が届く。そちらに視線をやれば、もう一人の護衛である伊集院玲がメッサーラの巨体を地に倒している。

「うむ、やはり持つべきものは頼れる仲間だな!」
「ですから、気を緩めないでください……」

満面の笑みを浮かべる残の傍らで、蘇芳は顔をしかめつつ溜め息を漏らした。


◇ ◇ ◇


明神弥彦は、憤慨していた。
彼が相手している魔物の名は、骸骨剣士。その名のとおり、死して白骨化した剣士に邪悪な魂を吹き込んで生み出された魔物だ。
弥彦の流派は、「活人剣」を掲げる神谷活心流である。
常々命の重さを叩き込まれてきた彼にとって、死者を歪んだ形で再生させたアンデッド系の魔物は死者への冒涜としか思えないのだ。

「今……解放してやるからな」

沈痛な面持ちで呟くと、弥彦は一気に間合いを詰めるべく走り出した。
それに合わせて、骸骨剣士は手にした剣を振り下ろす。だがそれは、弥彦の予測範囲内の行動だ。

「神谷活心流奥義、刃止め!」

叫ぶと同時に、弥彦は両腕を頭上で交差させる。そして、手の甲で相手の剣を挟み込んだ。

「刃渡り!」

さらに弥彦は、敵の刃を封じたまま前進。手にした刀の柄を、骸骨剣士の頭部に思い切り叩きつける。
一撃を加えられた頭蓋骨は瞬く間にヒビが入り、粉々に砕け散った。
それと同時に、首から下を構成していた骨も結合力を失い四散する。

「…………」

ただの白骨死体と化した魔物に、弥彦は切なげな視線を送る。
だがすぐに気を取り直すと、刀を構え直した。

「さあ、次にやられてえのはどいつだ!」


◇ ◇ ◇


武闘家のチェック・メイトは、すでに数多くの魔物を撃破していた。
しかしそれでも、魔物の勢いは止まらない。また新たな魔物が一匹、彼に襲いかかる。
牛と鳥の合成獣、あばれ牛鳥である。

「獣には獣……といったところですかね」

誰に言うでもなく呟くと、チェックは自分の肩に備わったスイッチを押した。
すると、驚くべき変化が彼の体に表れる。
チェックの肩に乗っていた馬の頭を模した飾りが、彼本来の頭部と入れ替わったのである。
同時に、その下半身も馬のそれへと変化している。

「ケンタウロスの黒い嘶きーっ!!」

技の名前を宣言すると同時に、チェックは馬の前脚で猛烈な蹴りの連射を放つ。
それをまともにくらったあばれ牛鳥は他の魔物を巻き込みながら吹き飛び、そのまま動かなくなった。
だが、それでもまだ彼を狙う魔物は残っていた。アークマージや悪魔神官といった呪文を使う魔物達が、遠距離からチェックを攻撃してくる。

(これは困りましたね……)

チェックは、内心で愚痴をこぼす。彼は純粋なる接近戦のスペシャリスト。
ゆえに遠距離からの攻撃に対して反撃の術を持たないのである。
どうしたものかとチェックが考え始めたその時、彼の頭上から活力に満ちた声が響いた。

「起風!」

その叫びと共に、室内だというのに強風が吹き荒れる。その風は、チェックの周辺にいた魔物達を吹き飛ばしていった。

「発雷!」

上空の声は、新たな言葉を紡ぐ。すると今度は、落雷が魔物達を襲う。
あっという間に、チェックを取り囲んでいた魔物は壊滅させられていた。

「よう、大丈夫か?」

未だ状況が飲み込めずにいるチェックの前に、声の主が降りてくる。
それは漆黒の翼を背中から生やした、褐色の肌の少年だった。

「ええ、大丈夫です。助太刀、感謝しますよ。私はチェック・メイトという者です。
 よければ、あなたのお名前も聞かせていただけませんか?」
「俺か? 俺は雷震子だ!」

素直に自分の名前を告げると、雷震子はまじまじとチェックを見つめる。

「あの……何か?」
「お前、ひょっとして妖怪仙人か?」
「!!」

雷震子の発言に、チェックは身をこわばらせる。
妖怪仙人とは、物体が気の遠くなるような長い間、月の光を浴び続けることによって生命体と化した存在だ。
そして一部では、魔物に近しい存在として差別の対象とされている。チェック自身も、過去にいわれのない迫害を受けたことがあった。
ゆえに彼は、自分を妖怪仙人だと見抜いた雷震子を警戒する。
だが次に雷震子が発した言葉は、チェックの予想とはまったく異なるものであった。

「そっかそっか、よろしくなー、チェック」
「え?」
「なんだよ、そんな驚いて。俺、なんか変なことしたか?」
「あなたは私が妖怪仙人だと知って……何も思わないのですか?」
「なんだよ、そんなことか」

チェックの問いかけに対し、雷震子はつまらなそうに溜め息を漏らす。

「俺は崑崙山の道士だぜ? 妖怪仙人なんか見慣れてるんだ。今更ギャーギャー騒ぎたてねえっての」
「そうだったのですか……」

こぼれるように呟くチェック。その声には、かすかに明るさがにじんでいた。

「さあ、おしゃべりはここまでだ! さっさと残った敵を片づけようぜ!」
「わかりました!」

再び天井すれすれまで浮上し、飛び立つ雷震子。チェックも、迷わずその後を追った。


◇ ◇ ◇


「やあっ!」

白刃がきらめき、魔物の体を切り裂く。胸を深々と斬りつけられた猿に似た悪魔・シルバーデビルは、床に崩れ落ち息絶えた。

「はあ、はあ……」

おのれの身長に匹敵するほどの長大さを誇る刀を構え、少女は荒い息を吐く。
彼女の名は、犬塚信乃。先祖代々続く由緒正しい「侍」の一族である。

「くそっ、斬っても斬っても……!」

顔を滑り落ちる汗を拭いながら、信乃は愚痴を漏らす。
そこへ、さらに魔物が襲いかかってきた。先程倒したのとは別個体のシルバーデビルだ。

(しまった、気を抜きすぎたか! 反応が間に合わない!)

シルバーデビルは、敏捷性が売りの魔物である。フルスピードで接近してくる悪魔に対し、信乃の防御は間に合わない。彼女は、直撃を覚悟する。
だがシルバーデビルの爪が信乃の柔肌を切り裂く直前、その頭蓋を一本の槍が貫通した。

「え?」

突如出現した文字通りの横槍に、信乃は目を白黒させる。
そんな彼女の反応をよそに、槍を放った張本人は悠然と槍を引き抜き、信乃に語りかける。

「刀々斎の作、破邪の大剣・村雨か……。良い刀を持っているな」
「あ、ああ、うちの家宝だ。それより、助けてくれてありがとう」
「何、気にすることはない」

礼を言う信乃に対し、槍使いの青年は謙虚な言葉を口にする。
その態度に好感を抱く信乃だったが、その感情は次の瞬間あっけなく砕け散った。

「これから君は、俺のパートナーになるんだからな。助けるのは当然だろう」
「は?」

唐突な発言に、信乃はその端整な顔立ちを崩してしまう。

「いや、いきなりパートナーとか言われても……。どういうことだ?」
「俺の槍、雪篠も刀々斎の作品! 同じ刀匠の作を持った二人の侍が、ここで出会う!
 これはまさに運命だと思わないか?」
「いや、思わないんだけど……」
「間違いない! 俺と君はここでコンビを組む運命にあったんだ!」
「人の話を聞けー!」

声を張り上げて抗議する信乃だが、相手は聞いてくれはしない。

「おっと、まだ名乗っていなかったな。俺は荘助! 犬川荘助だ! さあ、共に戦おう、相棒!」
「いや、ちょっと待て。だから人の話を……って、おい! やめ……うわああああ!!」

悲鳴を上げる信乃を強引に引きずり、荘助は魔物の中に突撃していった。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガーディアンアカデミー第1話 「入学式」(後編-b)

2010-01-22 23:59:04 | 二次創作
◇ ◇ ◇


「メラゾーマ!」
「わしがガーディアンアカデミー校長江田島平八である!」

オストラコンが紡いだ呪文が、巨大な火の玉を生み出し江田島を襲う。
だが江田島は力強く拳を振るい、その風圧で火の玉を四散させてしまった。

(ただの風圧で、火炎系究極呪文を相殺するとは……。これほどのレベルなのか、七英雄!)

対峙した相手の予想を上回る戦闘力に、オストラコンは思わず舌打ちを放つ。
一度で通用しないのなら二度、と次の攻撃に移ろうとした彼だが、そこへ横合いからの攻撃が飛んでくる。

「ライダーチョップ!」
「ぐっ!」

神速の手刀を、オストラコンはかろうじて回避。だが指先が頬をかすめ、激痛と共に血が噴き出す。

「どうした、先に仕掛けてきたのはそちらだろう? 一対多数だからといって、卑怯とは言わないよな?」

手刀を放った男は、静かな声でオストラコンにそう告げる。
その戦士は、バッタを模したような仮面を身につけていた。
否、それは仮面であり仮面ではない。それは、英雄のもう一つの顔。
本郷猛が「変身」した姿、「仮面ライダー」だ。

「ククク、さすがだ。さすがだな、江田島に本郷! 七人がかりとはいえ、ゾーマ様を破っただけのことはある!
 だからこそ、その首に価値がある! 貴様ら二人を討ち取れば、俺は魔王の称号をほぼ確実に手に入れられる!」
「ほざけ! わしの首も本郷の首も、貴様のような男に取られるほど安くはないわ!」

不敵に笑うオストラコンに、江田島が接近して蹴りを見舞う。
両腕を交差させてそれを防御するオストラコンだが、蹴りを受けた両腕は激しい衝撃と痛みに襲われた。

(ガードしてこれか……! つくづく魔物以上の化け物だな!)

心の中で悪態をつきつつ、オストラコンは後ろに飛んで距離を取る。

「メラミ! メラミ! メラミ!」

今度はメラゾーマよりランクを落とした、中級火炎呪文を連射するオストラコン。
だがそれも、江田島の鉄拳の前にことごとく弾かれる。

(数で押しても通用しないか! それなら……ぐおっ!)
「雷華崩拳!」

次の策に切り替えようとしたオストラコンの脇腹を、壮絶な痛みと電撃が襲う。
死角から一気に接近したネギの魔法拳が、彼に炸裂したのだ。

「この場にいるのは、英雄のお二人だけではないということを忘れてもらっては困りますね。
 ガーディアンアカデミーが誇る教師陣全てが、あなたの敵なのです」

ネギがそう言い放つのと前後して、教師たちがオストラコンを取り囲んでいた。
そのいずれもが、一騎当千の強者ばかり。もはやオストラコンに、勝利の可能性は残されていないかに見えた。
だが、彼の顔からは未だ余裕が消えてはいなかった。

「仕方ない……。切り札はもう少し後まで取っておきたかったが……。
 認めよう、貴様らは強い。だが、だからこそ地獄を見ることになる!」

意味深な言葉を呟くと、オストラコンは懐から何かの薬を取り出した。
そして、それをすぐさま飲み込む。その瞬間、彼の体から溢れる邪悪なオーラが一気にふくれあがった。

「くっ!」

放置すればこちらが不利になると判断し、追撃を放とうとするネギ。
だが彼が攻撃態勢に入る前に、オストラコンはネギの眼前にまで戻ってきていた。

(速さが……違う!)

次の瞬間、オストラコンの拳がネギを大きく吹き飛ばしていた。

「ネギ先生!」

思わず包囲網を解き、ネギに駆け寄る教師たち。その様子を見て、オストラコンの顔には歪んだ笑みが浮かぶ。

「見ろ! これが『善滅丸』の力だ! 魔界の薬師が調合したこの薬は、飲んだ者の力を数倍にまで跳ね上げる!
 副作用も決して小さくないが、それも些細なこと! この圧倒的な力なら、貴様ら全員を血祭りに上げてお釣りが来る!」

薬の作用もあってか、異様なまでに高揚した口ぶりでオストラコンは叫ぶ。
だが、彼の言葉を真っ向から否定する声がその場に響く。

「いや……そんなものは力じゃない」

声の主は仮面ライダー・本郷猛。彼はゆっくりとした足取りで、オストラコンに近づいていく。

「薬なんかに頼って手に入れた力なんか……本当の力とは言わないさ。
 努力して、血と汗を流して、自分の体に染みついた力こそが……本当の強さだ」
「ハーッハッハッハッハ! 片腹痛い! よりによって貴様がそれを言うか、本郷猛!
 力を得るために、自分の体を機械に置き換えたのは誰だ! 紛れもない貴様だろう!」
「たしかに……今の俺の体は、大部分が機械だ。だが、それは安易に力を得ようとした結果ではない。
 俺の力は、あくまで努力により鍛え上げたものだ」
「ぬかせ! しょせん貴様の力も、機械の体に頼ったものだろうがぁ!」

目を血走らせながら、オストラコンは本郷に殴りかかる。しかし、本郷はその一撃をたやすくかわして見せた。
さらに連撃を放つオストラコンだったが、その攻撃はことごとく本郷に回避されてしまう。

「なぜだ! スピードも充分すぎるほど上昇しているというのに! なぜ当たらない!」
「わからないのか……。それが労せずして手に入れた力と、体に染み付いた力との差だ」

静かに言い放つと、本郷はカウンターの蹴りを放つ。その一撃は、吸い込まれるようにしてオストラコンの腹に突き刺さった。

「好機か!」

オストラコンの動きが止まったのを見て、江田島が本郷に並ぶ。

「一気にいくぞ。合わせられるか、本郷!」
「誰に言っている」
「ふはは! そうであったな!」

短く言葉を交わすと、江田島と本郷は共に走り出す。
なんとか体勢を立て直したオストラコンだが、二人のあまりのスピードに何も反撃の策が打てない。

「わしがガーディアンアカデミー校長……」
「ライダー……」

二人は、何の合図もないというのに同時に拳を振り上げる。

「江田島平八である!」
「パンチ!」

そして、彼らの拳は同時にオストラコンの体に命中した。
二人が放ったのは、何の変哲のないただのパンチ。
だが、その破壊力は善滅丸で強化されたオストラコンの肉体ですらたやすく打ち壊す。

「がはあっ!!」

口から血をまき散らしながら、オストラコンは講堂の床を転がっていく。

(何だ、何だこの強さは……! 俺は魔将軍の地位を得られるほどの力を持っていたはずだ!
 それをさらに強化して……。なぜあんなごく普通の攻撃に屈する!!)

おのれが倒されたことに納得できず、心の中でわめき散らすオストラコン。
そこに、江田島が歩み寄る。

「貴様は……」

江田島が蹴る。オストラコンが吹き飛ぶ。


「貴様は……」

江田島が蹴る。オストラコンが吹き飛ぶ。

「七英雄を舐めた!!」

そして、脳天を叩き割るべく手刀が振り下ろされる。
だがオストラコンも、最後の力を振り絞ってその攻撃を回避する。
結果、江田島の手刀はオストラコンの脳天を叩き割りはしなかった。
その代わり、その一撃はオストラコンの右腕を肩もろとも胴体から切り離した。

「がああっ……!」
「ふむ、外したか。だが、今度こそ……」

悶絶するオストラコンを憮然とした表情で見下ろしながら、江田島は今一度右手を振り上げる。
だがその手が下ろされる前に、その場を異変が襲った。

「む! これは!」

江田島が見たのは、黒い球体。そう、オストラコンたちがこの場に乗りこんでくるときに発生した次元の歪みだ。
それが、今はオストラコンのすぐ後ろに出現しているのだ。

「悔しいが認めよう、人間の英雄たちよ。俺の力は、貴様らの足元にも及ばん。
 だが覚えていろ。俺はいつの日か貴様らを超える力を手に入れ、今日の雪辱を晴らす!」
「逃がすものか!」

この場でオストラコンの息の根を止めようと、江田島は改めて手刀を振り下ろす。
しかし、その一撃が届く前にオストラコンの体は黒い球体の中に消え去っていた。

「クックックック……。ハーッハッハッハッハ!!」

出現したときと同じ高笑いを残し、オストラコンは消え去った。

「逃がしてしまったか……。すまんな、本郷。せっかく総理たる貴様も戦ってくれたというのに」
「いや、謝る必要はない。追い払えただけでも上出来だ」

ばつが悪そうな表情で、すでに変身を解いた本郷に向かって言う江田島。
それに対し本郷は、穏やかな声で返す。
だがその声にわずかな悲しさが混じっていることに、江田島は気づいていた。

「あのようなゲスの言うことなど気にするな。貴様が安易な理由で肉体を機械に置き換えたのでないことは、わしがよく知っている」
「ああ、そうだな。ありがとう、江田島」

自分を気遣う江田島の言葉を受け、本郷は笑みを浮かべる。

「さて、それより新入生たちよ。戦況はどうなっておる」
「もう全滅させたみたいですね。いやあ、頼もしい連中ですわ」
「なるほど、さすがはわしが見込んだ精鋭たちといったところか」

ななこからの報告に、江田島はまさに「破顔」と言うべき笑顔を見せた。

「新入生諸君、ご苦労であった! これにて最初の授業を終了とする!」


続く
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眼鏡は体の一部です

2010-01-22 22:06:37 | 雑談
今日のぼやき

○電撃ゲームス
なんでゲーム雑誌でメガネ男子特集に10ページも使ってるんだよwwww
いやー、本当にフリーダムな雑誌だぜー。
そして、ついに読者ページにカラーページが!
よかったねえ……。よかったねえ……!


○トモダチコレクション
半年近くプレイしていて、初めて住人が別の住人の部屋を訪れる瞬間を目撃。
あったんだ、こんなの……。
それから、久々に住人を追加。
最近手塚治虫作品がマイブームなので、スターキャラから「佐々木小次郎」と「丸首ブーン」を作成しました。
我ながら渋いチョイスだ。
しかし、よく考えてみたらこれで「佐々木」三人目だよ!?
そういや「ささきまみれ」なんてタイトルの4コマ漫画があったっけ……。
いや、だからどうというわけでもないけど。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マスクド」なんていうから仮面ライダーっぽいのを期待したのに

2010-01-21 22:21:35 | 雑談
今日のぼやき

○Vジャンプ
まさかいぬまるくんがVジャンプでレギュラーコーナーを持つようになろうとは……。
たしかにこれまでゲストで何度か登場してはいたけど。
そして「遊戯王GX」では、V(ビジョン)・HEROとM(マスクド)・HEROという二種類のヒーローカードが新登場。
十代がE・HEROを捨てたのがかなり意外だぜ……。


○今週の嘘喰い
トリックに利用され、誰もいない場所でうろたえる豆腐屋さんが妙にかわいそうです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銃は拳よりも強し

2010-01-21 19:15:10 | 感想
チャンピオン一言感想。ネタバレ注意です。

○範馬刃牙
そこは「狙撃しても避けられる」ぐらい言ってほしかったなあ。いや、以前に実際狙撃されてるんだけどさ。

○ドカベン
立花薫って、野球狂の詩の? まあ、同じ名前の選手が出てくるのは水島漫画じゃよくあることなんですが。

○聖闘士星矢
この終盤にきて、なんというどんでん返し……!

○ギャンブルフィッシュ
キノコのエロ魂は止まることを知らないな……!

○釣り屋ナガレ
最後にもう一悶着あると思っていただけに、あっさり終わっちゃって何だか拍子抜けである。

○風が如く
チェーンソーの次はロケットランチャーですか……。よくもまあ次々と……。

○木曜日のフルット
Sな鯨井先輩……。ありだな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魂のない仮面ライダーなど木偶人形にすぎん!

2010-01-20 22:26:59 | 感想
今日のぼやき

少しずつ読み進めていた「仮面ライダーSPIRITS」の公式ガイドブック、「超絶黙示録」をようやく読破。
この情報量の多さは、ファンならば一読の価値ありですね。

とりあえずロワ書き手として重要なのは、「現在のZXのバイク≠ヘルダイバー」という事実が判明したこと。
漫画ロワや書き手3rdで「ZXの愛車・ヘルダイバー」を出してる都合上これは「あちゃー」ですよ。
まあ、名前が変わるだけだからどうでもいいといえばどうでもいいんですが。
それに「今の」と限定している以上、いずれはヘルダイバーが登場するのでしょう。

それから気になったのが、JUDOがメタモルフォーゼした仮面ライダーを「仮面ライダー」として扱っていないことです。
文中JUDOによる仮面ライダーの模倣は一貫して「変身」ではなく「擬態」と記述され、
用語事典でも「仮面ライダー第1号~第9号」としてオリジナルのライダーとは別枠で記されています。
「擬態」とはすなわち姿形を似せること。つまり「外見だけを再現して中身の伴わない仮面ライダーなど仮面ライダーではない!」と言いたいのでしょう。
なんか大首領、散々な言われような気がしますが。
大首領といえば彼やツクヨミが「暗黒星雲から飛来した」ってさらりと書いてあったんですが、この設定本編で出てきてましたっけ?
まあそれならたしかに、「大首領の正体は暗黒星雲出身の宇宙人」という「通説」とも矛盾しないのですが。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着ぐるみと聞いてなぜ真っ先にカイザの名前が出るのか

2010-01-20 19:02:27 | 感想
マガジン&サンデー一言感想。ネタバレ注意です。

○ネギま!
なんというスーパーヤンマーニタイム……って、グレイヴさぁぁぁぁぁん!

○ダイヤのA
たしかに経験不足ってのは、一朝一夕では埋められないハンデだからなあ……。

○フェアリーテイル
なんだ……。いったい何が起こるっていうんだ……!

○新約巨人の星
いやいや、そんな取り乱すほど斬新な作戦でもないでしょうよ……。

○ブラッディ・マンデイ
クッ、自分としたことが……。この漫画は全ての登場人物を疑うべきだということを忘れていた……。

○生徒会役員共
毎度のことながら、なんで知ってるんだ妹!

○我間乱
これはいい……。実にゾクゾクする展開ですよ!

○むろみさん
何、このニヤニヤ空間……。

○ハヤテのごとく!
なんでこのタイミングでライダーネタ祭りー!?

○結界師
ああ、何だかすごく寂しい感じが……。

○ケンイチ
この人、どっかで見たと思ったら……。DオブD(だっけ?)の時の人か!

○金剛番長
あーあ、そういう勘違いは敗北の元だぜ……。ちょっとばかり思いこみが激しいんじゃないかね、憲兵番長。

○月光条例
赤ずきんちゃんとシンデレラ、どれだけチートなんだって話だよ……。

○はじめてのあく
いきなり麻雀漫画になったー!?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が輩はロワである。名前はまだない。

2010-01-19 22:20:10 | 雑談
今日のぼやき

○無名ロワ
ついに感電氏による、開始宣言が!
ネタはある。だが、書く余裕があるかどうか……。


○カブト×ZX
ああ、最近やたら料理の描写について気にかけていたのはこのためか。
なかなか美味しそうな描写だったと思うのです。
あとどうでもいい話ですが、わざわざライダーに変身して鯖を捕獲するという展開に「トリコ」を思い浮かべました。


○チラシの裏
昨夜は某所で醜態をさらしてしまって、本当に申し訳ないです……。
自分が嫌悪感や不快感を催す要素がたまたま重なり合ってしまって……。
悪気がないのはわかっているんですがね……。
本当に申し訳ない(二回目)。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする