「令和6年能登半島地震における初期対応に関する地域公聴会」が市民プラザで開催され傍聴してきました。
これは新潟市が課題整理と今後の災害対応の強化を図るために行う検証の一環で8区で実施されています。
今日は自治協委員、コミ協会長などが①情報の受信、②避難行動、③避難所運営について課題や意見を発表。
①情報の受信については、
・避難所解説基準がわからない
・避難所の鍵は誰が持っているのか
・避難所で市からの情報がなかった など
②避難行動については、
・ハザードマップを見ていないので必要ない人も避難してきた
・避難場所から非難所への切り替えのタイミング
・要支援者の対応ができない など
③避難所運営については、
・市の職員が来ず指示を出せなかった
・避難者を帰していいのか
・いつ閉鎖したらいいのか
・学校はトイレが足りない
・備蓄品の補充
・避難所の運営訓練を実施してほしい など
といった意見が出ていました。
避難所の運営については、市職員や学校職員に頼る意見が聞かれましたが、基本的には地域の避難所運営委員会が自立して運営するものです。多くの地域で避難所運営委員会が名ばかりになっており、いざと言うときに機能しなかったようです。市ではマニュアルの改訂時に意見を反映すると回答していましたが、災害時には想定外のことが多く起こりマニュアルにいくら書き込んでも全ての課題に対応することは不可能です。実際の避難生活を想定した訓練を重ねるとともに、「避難所運営ゲーム」などを通じて想像力や瞬発力を鍛えておくことが必要です。
今日の新潟は。
地域公聴会終了後、中央区自治協議会を傍聴。