米沢牛は置賜3市5町内で肥育を行い、出荷時の生後月齢が32カ月以上の黒毛和種の未経産雌牛と厳格に定義されている。ブランドの保護と維持向上を目的に、置賜8市町とJAなどでつくる米沢牛銘柄推進協議会(会長・中川勝米沢市長)が2015年9月にGI登録を申請していた。
1月末に意見公募期間が終了。異議はなかったという。肉牛としては但馬牛、神戸ビーフ(ともに兵庫県)が登録されており、3例目となる。特産松阪牛(三重県)、前沢牛(岩手県)も公示されており、米沢牛同様、名だたるブランド牛が同時期に登録される可能性がある。
本県関係のGI登録は、国税庁が昨年12月に県産の清酒を「山形」として指定。昨年10月には東根市やJAさくらんぼひがしねなどでつくる協議会が「東根さくらんぼ」を農水省に申請しており、早ければ今春にも登録される見込み。