日本で居酒屋チェーン「笑笑(わらわら)」を経営する会社が、韓国の居酒屋チェーンを商標権を侵害されたとして無効とするよう求めていた裁判で、韓国の特許庁は日本側の主張を認める判断を下したそうです。今から5年ほど前のことです。この判断を不服として韓国側は今後も争う姿勢を見せていました。
さて、「笑笑」を運営する日本の「モンテローザ」は2010年、韓国の居酒屋チェーン「WARAWARA」に店名などを使わないよう求める申し立てを韓国の特許庁にし、韓国の特許庁は「WARAWARA」の商標を無効とする判断を下したが、韓国の「WARAWARA」はこの判断を不服とし、取り消しを求める訴えを起こした。しかし、裁判所はこの訴えを棄却し、モンテローザの「笑笑」側が勝訴した。
この判断を受け、韓国の「WARAWARA」は取材に対し、「看板をかかげることに何の問題もないが、それでもこれからも争(裁判)っていきます。今使っている看板をそのまま使う?かの取材に対して、韓国側は「当然でしょう」と話し、今後も法廷で争っていく構えを見せました。一連の訴訟に関して、モンテローザは「係争中の案件のため、コメントは差し控えたい」としている。今後は韓国の最高裁で争われ、最終判断が下される。
その後、韓国大法院(最高裁)は、韓国敗訴の下級審判決を破棄し、審理を特許裁判所に差し戻す判決を下した。「笑笑という居酒屋は韓国ではほとんど知られていない」というのが主な理由だそうです。結局、外国での権利取得は笑うに笑えないほど大事ということか?