ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

狼犬といわれているもの。

2010-11-12 08:32:01 | ニホンオオカミ
画像は狼犬といわれている動物です。いつごろの写真かわからないし、(そんなに昔ではないような感じ)全身がわかるような画像でないのが残念ですが。見た感じ、そんなに野性味を感じさせるようにも思わないし、顔もやさしいし、?なんですが!(これなら甲斐犬のほうが獰猛な感じがする)検証2で掲載した昭和49年頃の狼犬とはちょっと違う感じ!ニホンオオカミの血が入っているといわれてもそうなのかな?と思ってしまいます。あくまで参考までに。

検証2

2010-11-07 15:12:08 | ニホンオオカミ
画像は紀伊山地の猟師がニホンオオカミと紀州犬をかけて猟に使っていたオオカミ犬でF3にあたるそうです。(昭和49年撮影)どうですか?ちまたで言われているニホンオオカミの特徴がよく現れているとは思いませんか?前足が短い、背中が盛り上がっている、胴の後半が切れ上がっている、耳が小さいなど。F3でこれですから、F1なんかはもっとオオカミらしいことが予測できます。この地方の猟師がいうオオカミの毛色、灰滓、黒いもの、赤いものの赤いものに近いのかな?こんな感じのオオカミとのF1固体が野生でみられたらニホンオオカミと思いますよね。このような例もあったのではということです。

画像は世古 孜著 ニホンオオカミを追うより。

検証1.

2010-11-07 14:41:50 | ニホンオオカミ
画像は三峰神社のお札です。はっきりしませんが、このオオカミたち、虎毛だそうです。なぜでしょう?こんな話がありました。「昔、奥秩父には「秩父虎毛」という甲斐犬を大きくした犬が居たそうです。」 この辺には虎毛の地犬がいたようですね。これとニホンオオカミが交配した狼犬が野生化していたとは考えられませんか?こういう固体が、主にこの地方の人たちに目撃され、オオカミと信じられていたとういことは考えられませんかね。中には本物も混じっていたことは十分考えられますが。続きは検証2にて。


謎。

2010-11-06 19:22:20 | ニホンオオカミ
ニホンオオカミは足が短いといわれます。頭骨は真ん中に重心があって、前後がつかないそうです。日本列島が大陸から切り離され、狭い地域に取り残されたとはいえ、骨格などがそんなに変化するものでしょうか?例えばツキノワグマに対する大陸のヒマラヤグマ。小さくはなっていますが、誰が見ても同種です。大陸の灰色狼が日本に取り残されて小さくなり、骨格のプロポーションまで変化?昨日ブログに書いた佐川オオカミみたいな大きい固体も同時に存在?ますますわからないことだらけです。

本当の大きさは?

2010-11-05 08:22:00 | ニホンオオカミ
画像は高知県仁淀川町で保存されていた江戸時代(1837年)に捕れたニホンオオカミの頭骨です。この頭骨、236mmもあります。なんとエゾオオカミに匹敵する大きさです。ニホンオオカミによく間違われる四国犬の頭骨が200mmいかないくらいですから、やはりニホンオオカミと四国犬は見間違えはありえないでしょう。ニホンオオカミは小さいといわれますが、janjannewsでは小さいのはオオカミと犬の混血で、本当のニホンオオカミは江戸時代にはほとんど見られないほど少なくなっていたのでは?と書いてます。剥製は日本では3体しか残っていませんが、そのうち1番大きい和歌山大学の剥製でも普通サイズで残りは亜成獣か、オオカミと犬との混血かもしれないですね。

6個。

2009-07-23 16:34:24 | ニホンオオカミ
ニホンオオカミの頭骨を調べると、犬に見られる額段がほとんどない。机の上に置くと、重心が真ん中にあり、前後に揺れる。(犬は後ろに重心があり、揺れない)そして、1番の違いは神経孔が6個ある(犬は5個)これがニホンオオカミの特徴である。ちなみにハイイロオオカミは5個と6個のものがあるらしい。このためニホンオオカミを独立種として扱うと主張する学者もいる。

再導入。

2009-02-19 14:00:11 | オオカミ
画像はエゾオオカミ。最近コウノトリやトキなど絶滅した動物を大陸から再導入して復活させる計画が進んでいます。これらはいずれも大陸から同種を譲り受け、100個体以上に増やし、野生復帰訓練をし、野外に放す方法です。コウノトリは野外で繁殖も確認されているようです。さてエゾオオカミ、北海道ではエゾシカが増えすぎて困っているそうで、エゾオオカミ復活計画の話もあるようですが、果たして実現するかどうか?まあニホンオオカミと違ってエゾオオカミはハイイロオオカミの亜種ということが確認できているようなので、大陸産のハイイロオオカミを導入してもいいとは思いますが、猛獣なため、そこに住む人達の了解が得られるかどうかですね。まずはエゾカワウソを先行させてみるのも良いと思います。

こんな感じだったのかなー?

2009-01-10 10:29:11 | ニホンオオカミ
この画像は柴犬保存会の千夜近衛丸という縄文柴犬です。柴犬保存会は縄文犬の復活保存を目指して活動しています。良く見かける柴犬とは全く別の犬ですよね!縄文柴犬の特徴は額段がほとんどなく、歯牙が大きいこと、頭骨を置くと真ん中を中心に前後に揺れることなど、ニホンオオカミの頭骨の特徴に極めて近いのです。ニホンオオカミはひょっとしたらこんな感じ?(画像は柴犬保存会よりお借りしました)

頭骨より。

2009-01-09 18:17:18 | ニホンオオカミ
ニホンオオカミの頭骨と、ハイイロオオカミの頭骨を比べると、ハイイロオオカミのほうは、細長い。ニホンオオカミは幅が広く短い。エゾオオカミはニホンオオカミよりも前に絶滅したとされるが、エゾオオカミの頭骨は現在のハイイロオオカミと同様である。これにより、同時期に生息したオオカミの頭骨に違いがあるということは、この2種のオオカミは別の種、すなわちニホンオオカミはハイイロオオカミではないということになる。ならば、大陸にニホンオオカミに相当する犬科動物の発見がないのがなんとも不思議な話である。(たとえ現在は絶滅していても)

方向性。

2008-09-04 12:58:09 | ニホンオオカミ
お久しぶりです。ニホンオオカミについて、果たして生き残っているのか、絶滅しているのかを探る方向性として、一つの方法ですが、いろいろな参考文献により、ニホンオオカミ(山犬)は成獣のオスには口角に黒毛があると、複数の証言があります。西田氏の遭遇した動物はメスだったため、オオカミ説は否定されがちですが、なんとかオスの成獣の目撃、写真などの情報に限定してはどうでしょう。ほかの犬科動物で、これほど雌雄の形態差があるものはあまり聞いたことがないですから。