旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

Cabo da Roca にて

2016-12-17 | 日記・エッセイ・コラム

 北緯38度47分、西経9度30分、ロカ岬はユーラシア大陸最西端に位置する。岬の突端に立つ十字架の塔には詩人カモンイスの一節「ここに地終わり、海始まる」が刻まれている。大航海時代に新大陸を目指した冒険家たちの夢と希望を描写しているかのようだ。高さ140mの断崖から見下ろす大西洋、よろめく程の強風と切り立った岩に打ち寄せる荒波が作る飛沫は、まさに “最果て感” たっぷりだ。

ロカ岬にはヨーロッパのバイク野郎が集まってくる。カウルを装備したツアラータイプのオートバイ、カラフルなレザースーツにフルフェイスがヨーロピアンスタイルだ。いつかこの岬をめざしてユーラシア大陸を走ったらご機嫌だろうなと思ったりする...... で何処から走り出せば良いのだろうか。まさか「深夜特急」よろしく、香港からスタートと云う訳にはいくまい。 


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