旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

JY02 山手線立ち呑み事情 立ち飲み大松@神田

2020-12-15 | 大人のたしなみ

 いい感じに暮れて午後5時前、ここは山手線と中山道(国道17号)がクロスする神田駅。
学生街、古書街、そばの名店の街、吞み人が学生の頃はスキー用品店も多かったかな、
神田はサラリーマンの街でもある。そんな神田のガード下に立ち飲みの名店を訪ねる。
えっ、すでに14~15席の粗方が埋まっている開店時間、お馴染みさんのフライングか?

 まずは "プレモル" を一杯。木枯らしの季節になっても一杯目の生ビールは譲れない。
狭いカウンターは親父さんのワンオペ、出刃やら雪平やらを駆使して手際あざやかに
美味いものをカウンターに届けてくれる。
一方、オーダーが集中する時間は手のかかるアテは注文しないのが客側のお作法らしい。
ところでこの店の名物はいわし料理、10以上のメニューが短冊になっている。
でっ吞み人は "梅しそたたき" を注文。脂がのったイワシとさっぱり梅しそが絶妙、
これは最初から日本酒でいくべきだったか。

 飲み物の担当は元気のいい兄さん、なかなか目配り気配りが行き届いて好感。
カウンターに並ぶのは、デパート店員らしき姐さん二人、大店の社長か番頭って感じの
カジュアルなジャケット姿が数人、会話の感じから皆さんご常連だね。
他にカップル二組は立ち飲み愛好家?土曜の夕方だからスーツ姿は皆無だ。
"ホッピー白" のナカを追加したころに "生・青のり豆腐" が湯気をたて、磯の香りが漂う。

 日本酒は黒部(富山県)の "純米吟醸 幻の瀧"、しっかりとした酸味と米の旨みを味わう。
なんでも「ワイングラスでおいしい日本酒」と評価されるスッキリした一杯だ。
アテは名物からもう一品 "いわし唐揚ポン酢"、スダチをたっぷり絞って、ポン酢に
もみじおろしでさっぱりと美味しい。この純米吟醸とよく合うね。
 さて会計は3,000円と少々、アテの出がゆっくりだったから一寸飲み過ぎただろうか。
ほんとはサクッと短時間で、2,000円を越えず、粋に席をゆずる、って美学でいきたい。
それにしてもアテのクオリティーは立ち飲みのレベルではない「立ち飲み 大松」さん、
神田の途中下車が増えるかもしれないなぁ。

それでは次回、秋葉原で。

街が泣いてた / 伊丹哲也 & Side By Side 1980
     



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2 コメント

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このシリーズ、注目しています (ZUYA)
2020-12-16 02:48:05
上野~大塚間が楽しみ。未発見の吞み屋だと良いなぁと
Re:ZUYAさん (吞み人)
2020-12-17 08:46:44
コメントありがとうございます。
上野~大塚ですか?
ZUYAさん身開拓の店に行き当るのは、まさにMission: Impossible。
一つでも見つけたら褒めてください。

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