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住宅地盤ブログ ☆地盤調査・地盤補強工事・住宅地盤相談☆

はじめが肝心・価格だけで決められるものと決められないものがある。

2018年10月28日 | 日記

こんにちは、

異常に暑かった夏から急激に気温が下がった秋、
体調を崩し、風邪をひいている人も多いのではないでしょうか。
私も、せきが出ていましたが、だいぶ良くなってきています。

さて、先日、電話で地盤調査費用はいくらですかと聞かれました。
金額を伝えると、もっと安くやっている会社を既に見つけていたらしく、
そちらに依頼しますと言われました。金額差は5000円ぐらいでしたか。

同じ商品であれば、安く買えるお店に行く人は多いと思います。
まして、スマホで検索すれば、商品の販売価格が安い順に並んでいるサイトを
見つける事もできます。

しかし、以前にも記載しましたが、地盤調査方法は、同じでも調査する人の知識や
経験が大きく影響する場合が多々あります。果たして、単に、安ければそれでよいのか
疑問に思います。

先日、地盤調査を実施した宅地では、固い層が深度2.5m程度で確認され、
その対角地点の場所では、9.5mにて、固い層が確認されました。
住宅程度の建物範囲でも、このように地層が傾斜しているところがあり、
特に、神奈川県などでは、起伏がある場所が多いです。

地盤が軟弱であれば、地盤補強策の検討をしなければなりませんが、
どこの地点でどのくらいの位置に固い層があるが判断する為に、地形をみて、
調査ポイントを増やしていかなければなりません。地盤補強杭にしても、
杭長が短く済めば、その分は、コスト削減につながります。
このような場所では、経験がものをいう事になりますよね。経験年数がほとんどなく、
ただ指示された調査点数だけ測定してくるだけの地盤調査では、結果的に、杭長を
長くしたりして、とんでもなくコストアップにつながるか、逆に、固い層まで地盤改良
されていなく危険になる場合もあります。

上記の同じ商品を安く買うのとは、違い、そこには、調査員のレベル、経験が
考慮されているかどうかが結果的に、大きく影響してきます。
それらを判断材料に入れて検討する事か必要だと考えます。

PS
先日、昼食を食べに食堂に行ったら、格言がいくつか張ってありましたので、
そのひとつ紹介します。

物事に真剣に向き合うと、知恵がでる。
   中途半端は、ぐちがでる。
   いいかげんだと、言い訳ばかり

うなずけるところありますよね。 



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