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住宅地盤ブログ ☆地盤調査・地盤補強工事・住宅地盤相談☆

地盤保証会社による価格競争

2016年10月02日 | 日記
地盤保証会社による価格競争

地盤保証会社の中には、地盤調査から地盤改良工事まで受注しているか
もしくは、関連会社に施工させている場合があります。

よく、第三者的立場で地盤の判断をしていると言う営業トークを聞きますが、
地盤改良工事まで受注して利益を出しているとすれば、第三者的立場とは何でしょうか。
もちろん地盤保証しか取り扱っていない地盤保証会社もありますが、
各社により、営業戦略が異なりますね。

地盤保証会社は、自社で地盤改良工事を施工することがなく、下請会社に
施工させているケースが多いのではないでしょうか。下請会社の工事金額を
安く抑えられれば、その分多くの受注と利益が出ますよね。

そして、最近は、かなり安い金額で施工しているケースの話を聞きます。
もちろん工事金額が安価であれば、建築主も助かりますが、
安く施工する事により、工事のクオリティーが低下しなければよいのですが
地盤は地形や土質、地下水位、環境を含めて、施工方法を検討する必要がある為、
価格のみで決定すると、後々、問題が発生するケースがあり、逆に高い工事
になる場合もあります。当然、安かろう悪かろうでは困りますよね。

建築主(お客様)に、工事金額のみを伝えるだけでなく、それぞれの施工方法を
説明して選択して頂く事ができれば、良いのではないでしょうか。

PS
戸建住宅の建築前に、地盤調査を4ヶ所から5ヶ所程度行いますが、
地盤調査の時に判明しなかった地中障害物が工事の時に判明する事が
あります。
先日、地表面から75cmから1.0mの所に電柱らしき残骸が埋められていました。
むかしは、水田や沼地を宅地造成する際に、瓦礫等を埋めていたケースが
多く見受けられます。