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住宅地盤ブログ ☆地盤調査・地盤補強工事・住宅地盤相談☆

住宅建築-地盤保証について(その3)

2014年07月02日 | 日記

住宅建築-地盤保証会社について

最近、よくファクスや電話で地盤保証の勧誘営業が、かかってきます。
私も地盤保証に関する事を記載する事が多くなり、違う話題にしたいと
思っているのですが、その3として記載しました。
内容は、地盤保証費を支払えば地盤改良工事を保証するケースと
地盤の調査・解析・保証というケース、それから地盤解析・保証のケースです。

いずれも、地盤保証費で利益を出す団体や会社ですが。

解析・地盤保証ケースや調査・解析・保証の会社や団体の場合、
地盤改良工事を○○%少なくする事ができますと言った話です。

しかし、同じような地盤調査方法で調査して、なぜ、地盤補強工事を
少なくすることができるのでしょうかね。

私も長年、地盤に関する仕事に従事しており、建築会社様や工務店様に
新規に営業に行くと、御社に依頼すると何パーセント地盤改良工事を
少なくする事ができますか?といった質問を受ける事が出てきています。

地盤が良くない地域の場所を拠点として、営業している建築会社と
地盤が良い所を拠点としている建築会社では、当然、地盤改良の割合が
異なるのは当然です。栃木県と埼玉県では、埼玉県のほうが軟弱な地盤が
多いですが、建築の場所ではなく、それぞれの地盤保証会社や地盤保証団体により、
地盤が良好と判断されたり、悪いと判断されるのでは、困りませんか。

でも、地盤保証というビジネスが増えるにつれ、それぞれ地盤解析の判断が異なり、
場合によっては、同じ保証会社で取り扱っている埋め立て分譲地内でも、
良好とみなし地盤改良不要と判定された隣の土地は、地盤改良必要となったりします。

私も以前に地盤調査をした場所で、地盤調査の結果、軟弱な数値が出て、
近隣の建物も障害が出ていた為、地盤補強工事が必要だと判断しましたが、
建築会社様が地盤保証会社に依頼したところ、地盤改良不要と判断していました。

地盤保証会社は、地盤改良工事を減らすことを営業トークにしていますが、
実際に不要とした物件で、何件、建物が傾いてしまったのかを公表するべきだと
思いますが。 
私は、第三者機関の地盤保証を依頼された場合、現在、ハウスワランティという
保証会社に依頼する場合がありますが、今後、どんどん保証会社が増えてくる
と思いますので、見極める必要が出てくるのではないでしょうか。

住宅を建築する際の地盤調査方法は、スウェーデン式サウンディング試験という
方法で調査しているのが、大半ですが、この試験方法で、すべてが判明する
わけではありません。現地確認や近隣状況観察など、経験と知識を生かして
判断する必要があると考えます。 ※地盤に関するご相談




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