思考の踏み込み

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過去帳其の二 2

2014-07-03 05:52:28 | 日記
ー どうもこの人生には孤独がついてまわることが多い様だ。

いや、ついてまわるという表現は正しくない。
厳密に見つめれば、常に一人で在る状態を選択してきたというべきだろう。

当然その理由は幾つかある。

やむを得ない場合もあったし、性格に根ざしているというケースもある。
その事はいい。

ただふと思い返してみると、一般的にみて余りにも独りでいる時間が長い事に時に茫然とすることがある ー 。





人間は社会的生物である以上、本来単独で生きられるものではないし、仮にそうやって暮らして生命を保ち得たとしても精神が健全であることをやめてしまう。

だがその一方で人間のやっかいな所は他の社会的生物の様に素直には社会的性に帰属しきれない所である。

即ち "個" の主張の強い生き物だということである。

これは現代社会において個人主義の傾向が強まってきたからいうのではなく、遥かな太古から存在していた意識であるはずだ。



要するに、"個" と "全体" の二律背反であり、もっと踏み込んで言えば自己の生存の為の自己主張の本能と、種族保存の為に発動する自己犠牲の本能との方向が僅かにズレていることの矛盾から生じている現象という所であろうか ー 。


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