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10/19木:名城大附・西陵・岩倉総合・犬山総合は同じ総合学科でもラーメン、つけ麺、台湾ラーメン、まぜそばくらい違う!

2023年10月20日 | 今日のネクサス
総合学科といっても、実は一緒じゃないって知ってますか?

<ネクサス周辺の総合学科>
・名城大附高校総合学科
・西陵高校総合学科
・岩倉総合高校
・犬山総合高校(旧犬山南高校)

■名城大附属高校総合学科
四大進学率・・・約90%
短大・専門・・・約5%

社会探究、地域交流、ビジネス、数理の4つの系列が設定されています。

総合学科の科目は少なく、名城大附の関係者も公言しているように基本的には進学校という位置づけです。

普通科の進学校+総合学科のことも学べるという感じです。

進学意識は高い子が多いですが、進学校という点では学校からの課題は少な目なので、国公立大や難関大を目指す場合はプラスαの勉強が必要です。

系列の名城大へは半数近くが進学します(ただし、内部基準があるので無条件で進学できるわけではありません)。

なお、設定されている系列の中に、自分の興味のある分野や進路に関わりのある系列がない場合は注意が必要です。

ちなみに物理基礎は避けられません。

■西陵高校総合学科
四大進学率・・・約45%
短大・専門・・・約35%



カリキュラムは1年生は共通で、2年生からはアカデミー、ふくし、健康スポーツ、経営ビジネス、国際ビジネス、情報ビジネス、子ども系列に分かれます。

系列数の多さは魅力の一つと言えます。大学進学率は5割弱なので、名古屋の高校ということもあり、宿題圧も高くなさそうです。

アカデミー系列を除いて、数学ⅡやB、物理基礎といった理系科目はもちろん、古文・漢文や歴史もやらなくてよいので、教科の勉強が好きではない子に向いていることがわかります。

こちらも設定されている系列の中に、自分の興味のある分野や進路に関わりのある系列がない場合は注意が必要です。

また、学んでいない科目が入試で必要となるような難関私大や中堅私大の受験は事実上困難なので注意が必要です。

西陵高校の教育課程(選択科目の全てはこちらで確認)
http://www.seiryo.ed.jp/gaiyou/kyoikukatei/

■岩倉総合高校
四大進学率・・・約40%
短大・専門・・・約40%



系列制をとっておらず、カリキュラムは1年生は普通科の高校とあまり変わりません。

科目選択の目安として、人間文化、自然科学、国際ビジネス、情報系列、流通管理、アート・デザイン、語学コミュニケーション系列の中から選ぶことができます。

例えば、四大進学を希望する人は数学や物理基礎、そうでない人はプログラミングや簿記などを選択できる点です。

意外にも宿題が普通にあったり、なぜか黄チャート(名城大附の総合学科も使ってないのに)が学校指定教材だったりと、先生の中には総合学科だけど進学校という意識を持っている人が少なくないのかもしれません。

2年生からは、歴史、古典、英語、数学、理科といった普通科の高校の科目はもちろん、アート演習、財務会計、情報処理など芸術系、商業系の科目を好きに選択できるようです。

これは系列制をとっていない強みと言えますが、逆に言えば、芸術系の専門学科や商業系の専門学科にある高校に行くのとあまり変わらないと思います。

良く言えば、数学(Ⅰ以外)も物理基礎も生物基礎も歴史も古文・漢文もやらなくて済みます。

しかし、悪く言えば選択科目の中に興味のある科目がない場合、選択肢が限られてしまいます。

そうなると、四大進学も微妙になってくるので、ややちぐはぐ感が否めません。

どちらかといえば、もともと就職や短大・専門学校への意識が高い人向けと言えます。

でも定期テストはガチです。

正直、方向性が不明です。

岩倉総合高校の総合学科の特徴(選択科目の全てはこちらで確認)
https://iwakura-h.aichi-c.ed.jp/m1_5.html

■犬山総合高校(旧犬山南高校)
四大進学率・・・約30%
短大・専門・・・約45%

普通科の犬山南高校から、2023年度犬山総合高校へと変わりました。

それまでは、大学進学実績は散々なもので、立地の不便さもあり、万年、定員割れしていました。

ちょうど良いてこ入れになったのではないでしょうか。

基本的には1年生はほぼ共通のカリキュラムで、2年生からリベラルアーツ、デジタルイノベーション、ビジネスイノベーションという3つの領域に分かれる感じです。

正直、情報も実績も乏しいのではっきりしたことは言えませんが、インスタグラムを見ていると

「プレゼンルーム?」

「コンピュータルーム?」

なんだかよくわからないけど、教室を改装して何やら始めるようです(笑)


(公式インスタより)

先日、愛知商業高校に呼ばれた際は、最近の商業科の高校は、予算を組んでもらってeスポーツでも使えるような超ハイスペックなパソコンを完備したコンピュータルームがあったり、全面ホワイトボードのプレゼンルームなどがあったりするなど、大きく変わり、普通科にはない充実した環境へと激変しています。

犬山総合もそういう高校に生まれ変わっている最中かもしれません。

リベラルアーツ領域は、基本的には普通科の進学校に近いイメージでしょう。2年生からいわゆる文系、理系に分かれます。

デジタル・イノベーション領域は、3年生からITプランと、メディアデザインプランに分かれます。

具体的には、社会情報学系や情報工学系、イラスト・ゲーム関連などの分野への進学や就職を目指しているようです。

ビジネスイノベーション領域は、3年生でライフデザインプラン、コミュニティビジネスプランに分かれます。

介護福祉、保育、経済・経営・商学、地域政策、国際関係などの分野への進学や就職を目指しているようです。

大学進学に関しては、総合型選抜や推薦型選抜を主体に受験とあるので、いわゆる教科の勉強をごり押しされないのがメリットです。

これはいわゆるジョブ系大学への進学にはデメリットにはならないので、将来、専門的な知識やスキルを身につけたいという意識が高い人にはオススメです。

■まとめ
全国で講演などをやってきた経験上、普通科の高校で中途半端に教科の勉強しかしてこなかった子よりも、専門学科の高校でプラクティカル(実践的・実学的)な学びをしてきた子の方が進学に対する目的意識やモチベーションが高いと言えます。

例えば、「6次産業」って何のことかわかりますか?

1次産業と2次産業と3次産業をかけ合わせた業態です。

このようなビジネスモデルには法人化は欠かせないので、必然的に財務や経営などの知識が必要になってきます。

こういうことは、普通科の高校で机の上でやる教科書や問題集を中心とした勉強とは縁遠いものです。

ここの紹介した高校は、より実践的・実学的な学びが得られる点で、総合学科の魅力と言えるでしょう。

総合学科の高校をラーメンに例えると、、、

名城大附:トッピングがちょっと変わってるラーメン
西陵:今やラーメンをしのぐ存在のつけ麺
岩倉総合:ぴりりと辛い台湾ラーメン
犬山総合:スープを残す心配のないまぜそば

こんな感じで、総合学科と一言で言っても特色があることがわかります。

ここに紹介した情報は、塾生から得た生の情報から、専門誌、ネットでの情報までさまざまです。

必ず体験入学などに行って、自分の目で見て、体験して、自分に合っている総合学科かどうかを確かめてから志望校選びに活かしましょう。

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