毎日いいお天気が続きます。
今日はニューハウスで長い間住宅を紹介させていただいていた
フリーハンド小井田康和さんの命日。
亡くなる前の年に小井田さんから
『ガンなんでちょっと打ち合わせしときたいのだけど』
と突然会社に電話がかかってきました。
少し前に自宅に伺った時にはお酒もタバコも
いつもと同じように飲まれていて具合が悪いとは
とても思えなかったのでびっくりしたことを覚えています。
咽にできたガンは治療で小さくなり、ものが飲み込めるようになって、
入退院を繰り返しながらも仕事をこなされていましたが、
次の年に亡くなりました。
しばらくしてご自宅に伺い、葬儀の話を奥様にお聞きしました。
棺の金具は小井田さんの好みの金具に変えられ、
中の布はバリで買ったお気に入りのものに。
棺の中にはスケッチブック、色鉛筆、パスポートなどを入れ、
服はお気に入りのボーダーのシャツに皮のジャケットとパンツといういでたち。
最後までかっこよく旅立たれたということでした。
まだまだ住宅を見たかった思いでいっぱいでしたが、
事務所は家づくりを続けていて、新しい住宅も見せていただきました。
小井田さんの思いは奥様はじめ所員の方々、
OB、OGに受け継がれています。
小井田さん早いもので5年も経っちゃいましたね。
今でも「ちょっと来ない」と電話がかかってきそうで…。
良いことも悪いこともはっきりとご意見をいただいたことを
感謝いたします。(O)