約2か月前にTHE NOVEMBERSのライブを観にリキッドルームに行ってました。
このライブは、
歓喜天ツアーのファイナルのZepp Hanedaにて発表されたので、
正直ゼップ羽田でワンマンやるバンドがリキッドルームってチケット取れんのかな?って思いました(笑
実際、
ゲット出来たのは第2弾?あたりの先行だった気がするけど・・・まあソールドアウトしますよね
そして、
この日はセットリストがいつもとは違って特殊で特別だった印象もあります
デビュー15周年の公演だったし、恐らくその辺の意識もあったんだと思われますね
なんでしょう
言葉にするのは難しいんですが、
敢えて言葉にするともう一度THE NOVEMBERSの価値を世の中に問うていくぞ。・・・みたいな、
そういう決意表明にも似た内容だったようにも思えてとても高揚した公演だった記憶です
それと、
この頃から世の中的に徐々にライブでの声出しが解禁されつつあったんで、
この日の盛り上がりというか歓声の凄まじさは半端無かったですね
滅茶苦茶にみんな大声を張り上げてた印象で、
これぞロックンロールのライブ!といったイメージの夜でそこも素晴らしかった様に思います
Zepp Hanedaのワンマンが聴き手に大きく歌や演奏が沁み込んで行くライブで本当に至高の時間でして、
でもこの日はより肉感的になったビートの高揚感に魅せられ時に涙し・・・っていう、
両方違うベクトルで至高のワンマンだった様に想っているので、
そういうのもスゴいな、、、とは感じてます。
先述の様にセトリも全然違うし、
魅せ方自体を工夫してコントロール出来るのが非常に高い芸術性を感じさせますね。
一曲目は、「ひとつにならずに」だった。
正直、この曲から来ることを予想してた人はあまり居なかったとは思いますが、
逆に普段あまり演奏しない曲から始まった事でこのライブが既に特別なものである事を演出してた気もする
この曲は小林さんのポージングも格好良くてそういう部分もまた見所でしたね
そこから、
こちらも久々の披露となる「TOKYO」
近年はずっとリアレンジの「NEO TOKYO」の方が演奏されて来たので、
そういう意味では新鮮でしたしヒリヒリしたボーカルもまた刺激的で早くも会場が熱に満ちていました。
ケンゴさんの気が狂ったかのようなギターが無茶苦茶カッコ良かった「dysphoria」、
高松さんの超ゴリゴリのベースラインに興奮した「1000年」と、
更にその熱を飛躍させるような流れにも陶酔
そして、
それは序盤のハイライトとして「Ghost Rider」での爆盛り上がりに繋がりました
大爆音による疾走感たっぷりの、ロックンロールとしか言えない演奏に会場も大興奮・・・!
なんか、まだ6曲目なのにも関わらずクライマックスかの様な熱気が生まれてたのが流石でしたね。。
そこから、
またも久々となる「mer」が披露。
今となっては初期・・・になるんですかね
これもかなり久々に生では聴いた気がするけれど昔はちょくちょく演奏してた気もする
また、丁寧な演奏に言葉をよりクッキリ発音しようとしてたような丁寧な歌唱が絡んでいて、
聴いていてすごく感動していた記憶が色濃く残ってます
そこから、
解放感溢れる「Hallelujah」、
やっぱり高松さんのコーラスワークが胸アツ。
からの、
これも超久々となる「風」!!!
これ、当時「Hallelujah」のレビュー書いた時に推し曲に据えてた印象があるので(あれも7年前なんですね)、
この選曲は限りなく管理人向けで超興奮しちゃってヘドバンしたり飛び跳ねてしまいましたね(笑
この曲の多少気障なくらいに優雅な❝男の子感❞がいつ聴いても堪らないのですよ。
それと、
歌詞の中には周りに一切作用されず自分自身を貫く良さが間接的に伝わって来るのもあって・・・
かなり感情移入しながら聴けていたし、なんかこの日はマジで久々に聴く曲だらけで感慨深かったですよ。
やっぱり以前の楽曲も変わらず好きなので。
パキパキした印象の吉木さんのドラムが格好良かった「Misstopia」、
轟音のアンサンブルで魅せつつCメロ(隣の芝生は~)の妖艶で丁寧な歌唱も光った「鉄の夢」、
振り返ればさり気に15周年のその時期その時期のお馴染みのナンバーが沢山入ってた気もしますね
そこからの・・・
「DOWN TO HEAVEN」は強烈でしたね
鮮烈なシャウトと狂い咲くかのようなポージング、爆音の絡み合い、、、
そして、
個人的に感じた事なのですが、
この日のこの曲を観ていて聴いていて、
「生き地獄を生きていく。」という確かなメッセージ性を受け取ったりもしました。
「ここ」は確かに天国でも楽園でもないけど、地獄をどう生き抜くか考えてゆくのもまた人生・・・等と、
そういう❝気付き❞みたいなものも強く感じられたのが管理人的には嬉しくて記念碑的な一曲でした。
例えば、ライブに行ってただただ楽しむ事だって考え様によっては工夫になってるかも。
更に、
会場の奇妙な一体感も心地良かった「New York」の盛り上がり...というか、
会場全体がカオスになって、それが快感にまで昇華されていく感覚がまた見事でした
かなりのトリップ感もあって合法ドラッグのような陶酔感に満ちていましたね
自分自身もこの曲ではヘドバンもしたり愉しかった記憶です笑
そうそう、
ちょっと前のライブから小林さんのポージングもより格好良くてね、
ロックバンドのボーカルとして魅せよう。みたいな意識の高さも感じながら観ていました。
そこから、
のっけからビッグシャウトが光っていた往年の名曲「こわれる」。
この曲はこの日最も爆音かつ、
間奏のギターのイカれたようなフレーズが凄まじいくらいに格好良くて痺れる熱演でした
その高揚に更に油を注ぐ様に「Blood Music.1985」と惜しみなく人気曲を投下!
「BAD DREAM」も含めて、
この辺はTHE NOVEMBERSの❝必殺❞といった印象の構成になっていて、
聴き手としてはただただその圧倒的な音像に溺れていれば良いだけの素晴らしき楽園と化していました。
最後、
「Rainbow」でちょっと泣きました。
程度としては、聴いていて思わず涙が一粒零れた感じの泣き方でした。
個人的にという注釈を付けた上で語ると、凄いこの曲の歌詞がこの日はファンに寄り添ってくれてる気がした
特に、「どんな時も君の味方でいるよ」という歌詞が・・・共に生きてゆこう。という
メッセージの様に感じて。
それを、
この日はとても素直に信じれたのがデカかったです
実際にノーベンバーズはこうやってずっとライブ活動を続けてくれている訳で。
先述の「DOWN TO HEAVEN」で感じた事も加味して涙腺に来てしまった感覚はありましたね
とってもクサい言い方をするならば、純粋にバンドとファンの❝絆❞を感じた一曲でした。
そして、それが定番の曲で感じる事が出来たのもかなり嬉しかったですね。
いつもやってる曲でも、響き方なんて変わるんだよ。っていう。
アンコールで披露された「バースデイ」の神聖な爆音も、
いつも以上にリラックスして本音感満載だったMCも含めて、
いつもと変わらない爆音と狂騒っぷりを魅せつつ、
いつもとは違う表情も魅せてくれたような。
そういうライブでしたし、
最後に「来年(2023年)は新曲を出す。」という力強い宣言が聴けたのも感慨深い公演でした。
「親友から始まったバンド」
「やめなかったバンド」
「(これまでの楽曲を聴き直して)めちゃくちゃかっこいいじゃねーか!」
「自分自身の悩みをメンバーに話せないアホさ」等々、
小林さんのMCもいつもとはちょっと雰囲気が違う印象で新鮮だった記憶ですね
これからも、そんなTHE NOVEMBERSが紡ぎ出す答えに魅せられ続けてゆきたいな。と、
何気にノベンバのライブに通い始めて13年目(!)だった管理人は静かに熱くそう想ったのでした。
ひとつにならずに
TOKYO
理解者
dysphoria
1000年
Ghost Rider
mer
Hallelujah
風
Misstopia
鉄の夢
DOWN TO HEAVEN
New York
こわれる
Blood Music.1985
BAD DREAM
Rainbow
バースデイ
物販でドンブリを出すバンド。。
そう、
2023年も、
新しいツアーが控えてますし、
それと例年以上に積極的に対バン組んでいる印象もあるので、
なんか久々にガンガン打って出る年にもなりそうなんでファンとしては楽しみなんですよね。
ちなみにこの後の宇都宮での凱旋公演も観たのでそちらのレポも後々上げます。
今のTHE NOVEMBERS、良いですよ。是非、観る事をおススメします。