「破壊神マグちゃん」の最終巻が発売された。
っていうか、
もうとっくに出てるけど(笑
なんなら去年の6月に発売になっているので、
半年くらい経ってるんですけどね。
うん、
ぶっちゃけると、
新連載の1話から目を付けて各話感想を始めたんだけど
(当時は個人的に「これは売れる。」という確信にも近い感情があった)、
途中精神的な崩壊があってマグちゃんに限らず色々なものの各話感想をストップさせてた時期があり、
それでも持ち直して徐々に再開し始めてた時期に本誌で連載が終わってしまったので・・・
ある種、
一番大事な時期に個人的な都合で毎週の応援をストップしてしまった~という後ろめたさというか、
罪悪感に近いものがあったんですよね。
でも、
やっぱり毎週真剣に懸命に感想書いてたから.....
マグちゃんの感想を終わらせずに前に進む事は出来ないとは思ってました
具体的に書くとマグちゃんの最終巻の感想を書かずに他のWJの各話感想は書けないと思ってた。
2023年は。
最終巻より引用。
最終巻で一番笑ったシーン...(笑)。
ちなみに、個人的に破壊して欲しいヤツはいる←←←
で、
9巻の感想なんですけど、
実直に「淋しい」って想いましたね。
なんでしょう、
同じジャンプの漫画で言えば、
明稜帝梧桐勢十郎みたいに「これからも日々は続くのだ~」みたいな感じで終わるのかと思ってたら、
想像してたよりも思いっ切り卒業だったり転生?だったり物語自体を完全に閉めた印象で、
それはそれである種の❝潔さ❞も感じるんですが、
流々の結婚から老後、
そして、
最期まで描かれてるので、
読んでて胸がキュッと締め付けられるような感覚はありました
同時に、
若くして、
ちゃんと自分の死を受け入れている流々は正直強い子だな。とも想いましたね
自分は今30代後半ですが、彼女の様な死生観があるのか?と問われれば無いとは思う
つくづく人間の価値って年齢などには一切無いことを思い知りますけど、
そうですね・・・
やっぱり、最後までマグちゃんはマグちゃんだったんだとは感じましたね
マグちゃんは9巻の段階では「みんなの神様」には成れなかった、
けど、
流々にとっては想像上の神様を超えて❝本当の神様❞だったんだと思う。
「世界に一つだけの花」のナンバーワンにならなくてもいい~もともと特別なオンリーワン~って歌詞は、
よく批判の対象に上がるけど、この展開こそ、その歌詞の正しさを証明してる様にも思えた
つまり、
マグちゃんは、
誰かの唯一無二の神様に成ったのだ。
八方美人的に様々な人の「そこそこ」になるよりも、
君にとっての一番になるほうが個人的には嬉しいんじゃないかとは思う。
そういう意味では、マグちゃんの夢は叶った~と断言しても良いと想えた最終巻になっていて、
本当に素晴らしかったですし、
未練が全く無いかと問われれば正直ちょっとは、、、結構ありますけど(笑
でも、
落としどころとしてはやっぱり秀逸だと感じました!
でもね、
読んでいて、
本作は自分の青春だったな。って感じました
おいおい、令和に始まったのに「青春」って何だよ(笑)とか思われるかもですが、
それでも約2年間ぐらい感想書いたりツイッターでも色々書いてたりしてたので・・・・・
そういう意味では青春って何回あってもいいよね。とは感じますし、
正直、
自分は80代になっても新しいときめきを探すつもりですから。
懐古主義に陥るつもりなんて毛頭無いんです。
特別編で、
ナプちゃんが、
錬の為に叫ぶところなんて、
俗に言う❝絆❞以外の何物でもないですし、
ナプちゃんの食堂が出来てるのも胸アツでしたよね
それと、
個人的に好きな唯歌が卒業式で泣いてたのもグッと来たなあ
なんか、唯歌みたいな子が恋愛したらどうなるんだろう?って興味はありますよね
人気キャラかどうかは分からんけど、あの子とゾンちゃんの人生も見てみたいな~とは思いました
そういう風にホント「良キャラの宝庫」でもあった漫画でした、自分にとって。
卒業式の最後、
マグちゃんがビーム放って大騒ぎな感じで学生生活が締められるのは凄く良かったですし、
あの見開きのカットこそ本当にマグちゃんらしいというか、
みんなの「青春」が詰まっていて感無量でした
マグちゃんの集合写真に、
きれいにまとまったイイ感じの写真は似合わない
あんな風にバカやってわちゃわちゃやってる方がすっごくマグちゃんらしい。
そういう意味では作中でも最高の見開きだったように思いましたね。
ちなみに、すべて初版です(初版にこだわるヤツ😂)
最後の最後で、
流々と錬の関係性に決着が付いたのも良かった・・・!
流々がラストで紅潮してたのも可愛かったですし、
惜しむらくは、
こういうのがあったのが最後の最後だったので、
本格的な二人のデートとかが見れなかったのは心残りの一つですね
ふたりともウブだから絶対ニマニマ出来るクオリティのものに仕上がったはず。。
けど、
逆に言えば、
最後にようやくポンッと発表されたからこそ、
「おっ😃」となったのかもしれないし、
そこはまあ、
「だからこそ」の良さもあるのかもしれないですよね
錬の勇気には乾杯したいし、マグちゃんを溶かすくらい(溶けたマグちゃんも可愛い!)、
秘めたる恋の熱を持っていた流々の女の子らしさもまた素敵な特別編でした。
他にも、
本当は描きたかった事は色々あったとは思いますけど、
この二人の関係性っていうのは物語初期からコンスタントに描写されてた事だったので、
それが最後に描かれたのはそれはそれで本作の〆には相応しかったかと。
上木敬さん、
最後まで好きになれるキャラクターと、
イマドキ珍しいくらい純真なファミリーコメディを、
ありがとうございました・・・!!
本誌最後のカットは個人的に「みどりのマキバオー」の最終回を思い出したんですが笑
❝これからも❞マグちゃんには誰かにとっての最高の神様である事を願ってます。
という訳で、
約3年間「破壊神マグちゃん」の感想を書いてまいりましたが、
本記事にてマグ助の感想は一旦は終わりになります。
一度でも、
読んでくれた方々に深く感謝したいです。最後は無念にも単行本単位での感想になってしまいましたが、
それでも、第1話を読んで即座に信じたこの漫画を最後まで見守れたのは幸福な事でした。
2月に上木さんの新作読切もあるみたいなので、そちらにも是非期待しましょう♬