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「SHISHAMO5」全曲レビューその5「夢で逢う」

2019-07-09 | SHISHAMO5全曲レビュー









他の誰かじゃないんだな
そうだな、やっぱりあなたが欲しかったんだな









「夢で逢う」は失恋・・・
失恋、なのかな?それ以前の問題な気もするけど、
まあ正味「届かなかった想い」の歌、、、ですよね
けど、アレンジはガレージロックというかオルタナっぽいザクザクしたロッカバラードで、
所謂ストリングとか入れてアレンジを美しくしてないのが逆にこだわりを感じる一曲に仕上がってます
この曲と次の「あの娘の城」はシシャモのロックバンドとしての一面を強調している流れ~、と言えます。


この曲は・・・とにかく重いですね
恋って言葉の響きだけで考えれば、とても素敵なものなんですけど
それ故に一方通行になりがちで・・・勝手に好きになって勝手に傷付くパターンが多すぎなんです
っていうか、大体の人はほぼほぼそんなんばっかなんじゃないでしょうか
自分が求めていても、相手にとっちゃノーサンキューっていう。
それがあるから辛いですね
或いは、ちょっといい感じになっても、
変な軋轢があって結局心が通わない感じになっちゃったりね

でも、
「あなたが欲しかったんだな」ってフレーズは究極の本音ですよね
ただそばにいて、
ただ笑ってくれるだけで良かった・・・
それすら叶わなかった。という現実
例え自分じゃ不釣り合いだったとしても、
認めてもらえなかったとしても、
それでも、
自分の想い人と一緒にいる、という未来が欲しかった。。という切実過ぎるラブソング
多分、告白すら出来なかった、チャンスで見逃し三振しちゃった人の歌だと思いますけど、
実際みんなそんなもんじゃないかなあ~って思うと感情移入せざるを得ない名バラッドに仕上がっています。






まだ好きだって言えたら
今も好きだって言えたら
何か変わるのかな



今はもうどうにもならなくなってしまったけど
またあなたの笑顔が見たい





正直、こういう気持ちはよく分かる・・・
けど、ある意味男か!と思うような女々しさで、
そういうトコも個人的にはお気に入り、かつ、気持ち泣けるな~と思う一曲
自分の想いをきっちり成就させる人はある意味天才なのかもしれない。
自分は、未だにこの曲のような状態ですから、余計に沁みる。






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