先月の9日、ハク。のライブを渋谷で観ました。
ハク。のライブを観るのはちょうど半年ぶりでした
ライブを観るの自体は多分4度目くらいかな?
今までは全部下北沢だったんですが、
今回初めて渋谷って事で新鮮でしたね
しかも、
会場のO-Crestは初めて行く会場でした
渋谷のOグループはEAST,WEST,nest,DUOとかあるんですけど、
個人的にはそれらには行った経験があったんですが、
クレストだけ無かったんです
だから、
これでコンプリートだな!って言う笑
いや、もっと細かい所あるかもしれないけど…
まあ大体は行ったでしょ、と。
クレストは、
ハコの面構えがかっちょ良くて
尚且つかなり高所にあるハコでした
THEライブハウスって感じのハコだとも感じましたね
そしてこの日めっちゃ暑くて階段に並んでる時は超汗だくでしたね笑
また機会があれば行きたいハコが増えました。思い出も出来たし。
一曲目は、
勢いたっぷりに「ハルライト」。
春の下北沢ワンマンの時も確かこの曲からスタートした気がする。
ライブで観てると、カノさんの表情が顔芸の域まで達してて結構面白い…
そして格好良い。
あいさんのザラザラしたギターサウンドと
なずなさんのキラキラしたギターサウンドの絡みがまた聴いてて気持ち良い。
「過去が今を育ててゆく」という歌詞がまた琴線に触れて良かった。
拍手も起こる様になってた「直感way」は、あいさんの「はい!」も板に付いてきたカンジ
大好きな「君は日向」を聴いてるところで、
ああ、
やっぱりこのバンド、
どこかノスタルジックで大好きだわ。と、
改めて感じた。
毎回同じ事書いてるかもしれないけど笑
なずなさんのギターのトゥルトゥルルルーのフレーズとか、
聴いてると切な気持ち良いというか…
サウンドが
歌詞以上に歌詞してるというか。
それもあいさんの更にストレートになった歌の力も大きかったんですけどね。
甘酸っぱい青春模様が想起される様なとっても堪らないサウンド
ハク。は令和のロックバンドだけど、
それ以前のロックバンドが好きな方にも訴えかけるものがあるなぁ、と。
これまた、
なずなさんのギターフレーズが流麗に響いた「hitonatsu」
初めて聴いたハク。の曲であり、残暑が厳しかったこの日には似合う一曲でもあった
流れるようなサビメロにも陶酔しつつどこか聴いた人の過去に触れる感じもありつつ・・・恍惚でした。
序盤のハイライトとも言える「ナイーブ女の子」
この曲は勢いが凄かった。
凄かった、し、
いつも以上に堂々としてて
まるで昭和後期〜平成初期あたりのヒット曲を聴いてるかの様な感覚になった。
それは古いという意味ではなく、それくらい完成度の高さを感じたというか。
何より、
滑らかでスピード感もあるサビメロが素晴らしい。
歌詞の世界観もポップで心地よいもので、
ずっと聴いていたいくらい良かった。
間奏ではカノさんなずなさんがフロントまで出て来て楽器弾き倒すのにもテンション上がった
言葉にするのは難しいけど、純朴な音楽の良さが如実に出ていた様な気がしていた。
小気味良い印象の新曲を挟み、
繊細なギターサウンドに
力強いリズム隊のサウンドが絡み合うオルタナティブな「ame.」
そして、ほっこりした雰囲気が良いアクセントになっていた「第六感」
より…
サビのフレーズに切実さを感じた「自由のショート」と良い具合にライブは進んでゆく。
この曲をライブで聴いているといつも水の中にいる様な不思議な気分になる。
日常的でありながら、どこか幻想的でもある作中観にこの日も夢中になった。
MCではあいさん
「(皆さんの)力を感じています。」
「今から結構、(楽曲)山盛りで。」と少したどたどしくも力強い言葉が並ぶ
初期の(今が初期かもしれないが)バラッド「カランコエ」
この曲では、
それまでの儚げなフレーズではなく、
メロディアスでエモーショナルなギターを弾くなずなさんのサウンドが耳に残った。
そして、リズミカルなドラミングがまた素晴らしかった。
王道のJ-ROCKを感じる「なつ」、
よりサビの歌唱がノリノリに
そして、
バンド演奏自体も和のアンサンブル〜という感じがして
それもまた気持ち良かった…し、後半のヒートアップする演奏具合も刺激的だった。
「君は日向」「ナイーブ女の子」もかなり盛り上がってたが、
この夏に配信リリースとなっていた新曲「dedede」がまた凄く盛り上がっていた
盛り上がり過ぎてて、
「本当に出たばっかりの曲?」って思ってしまうくらいの鉄板っぷりだった。
まず、
ドラム始まりで
ドラムのビート中心にアンサンブルが回ってる感じが新鮮だったし、
それに合わせるみんなの演奏がとてもスピーディで、そのスピード感がまた異様に気持ち良かった。
こういう…カクカクしたビートもハク。は得意だよね〜と「回転〜」以来に思いつつ、
その怒涛のグルーヴ感は今まで以上と言えるもので、
また一つバンドの未来を感じさせる手応えをリスナーとして感じ取れた新曲でした。
いや、
本当に気持ち良かったから、
またすぐにあの音に溺れたいわ〜。
歌に関してはあいさんが切なそうに歌うのがまた勢いと相反していて面白かった。
楽しかったライブもあっという間。
・・・いや、この日はマジであっという間でしたな。
名曲「回転してから考える」はよりタフになった演奏と・・・
この曲は元々人気の高い曲に感じてたけど、
より"大人気の鉄板曲"になっている感触もあった
観客の「待ってました!」感があったというか。
あいさんの歌がまた以前よりも攻めてて、
ラスサビ前の痙攣してるかの様なギターサウンドにも非常に興奮しましたね
そして、
この曲はタイトル通り分かりやすくロックンロールを感じさせる曲でもあるので、
そのもがいてる感がまた転がる石ころのようで聴いてて感情移入しちゃうんだと思う。
「今夜しつこく踊ろう。」〜からのサッと暗転して終わる演出にも痺れた。
本編最後は、
「無題」。
この曲がこういう位置に来たのは自分が参加したライブでは初めてだった。
でも、
どこか懐かしく
感動的なバラッドなので
新鮮ってよりかはむしろ似合うよね。みたいな。
あいさんの「これからもハク。の音楽を届けたい。」というMCの後で鳴らされたので、
「走って走って走って走って行く」の歌唱がよりジーンと来た
夕暮れを想起させるアレンジ、深みのある演奏、あいさんの歌もとても伸びやかで気持ち良く響いていて、
改めてこの曲って締めにもふさわしいなぁ…としみじみと感じた次第でございました
オルタナ感もあるけど、王道のバラッド感もあるし、素晴らしいバランスの楽曲
幼少の風景が過ぎる歌詞がまたノスタルジックで良いのよな・・・
押し付けがましいの嫌いだから、
あまり「聴いて欲しい」とか書かない管理人だけども
この曲は是非ライブで味わってみて欲しいなぁ・・・とか、ね。
アンコールで演奏していた今度出るっぽいリズミカルな新曲も、
「子供みたいに願ったよ」という歌詞が印象的だった「僕らじゃなきゃだめになって」も含めて最高でした
この曲ではまゆさんが切なそうにドラム叩いてたのも心に残りましたね
スカッと弾ける様なとってもキレの良いライブでございました
ありがとうございました!!!!
1.ハルライト
2.直感way
3.君は日向
4.hitonatsu
5.ナイーブ女の子
6.新曲
7.ame.
8.第六感
9.自由のショート
10.カランコエ
11.なつ
12.dedede
13.回転してから考える
14.無題
15.新曲
16.僕らじゃなきゃだめになって
アンコールのMCはうろ覚えだけど、
なずな「アンコールありがとうございます」
まゆ「水分補給もして下さいね!」
あい「こんなに(観客の)顔見えるんや」
なずな「今日月曜日だから、みんな…(頑張って来てくれた的なニュアンス)」
あい「(みんなから)笑顔を向けられて新しい感情になってます。」など
基本緩めで自由〜に喋ってた気がする
そう、
最近、
ここ一年で個々のメンバーの存在感も増して来ていて。
それはMCでも演奏でもね。
ハク。は素晴らしい音楽をやっていますけど、
まだ若いバンドでもあるので、そういう意味では今後の変遷を観るのも楽しみなんですよね
実際「dedede」では新境地感じさせてくれましたし。
ハク。は大阪のバンドなので、関西を中心にライブ活動してるイメージなんですが、
その分"いち地方民として"また関東地区に来てくれるのを待っています・・・!