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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ぬら孫椎橋寛の新連載「神緒ゆいは髪を結い」に対する期待と考察

2019-02-27 | 漫画特集






次々週のジャンプから「ぬらりひょんの孫」でお馴染み椎橋寛の新連載が始まるらしい。
ちなみに平成最後のジャンプの新連載になるみたいで、
まあ空いてる作家の中では相応しい方・・・だとは思うんで納得の人選ではあります。




で、予告カットがこれ。



どっちもイイ・・・!






正直、このカットとこのタイトルだけではどういう漫画なのかがよく分からない
次週の無刀ブラックの人の新連載はバトル漫画なんだろうな~ってなんとなく察せるんですけど、
神緒ゆいという女の子が髪を結う・・・「なんじゃそりゃ!?」というのが第一印象でした。
でもその分、どういう漫画なのかが予想が付かなくてワクワクしています。

思えば、1年前の読切は思いっ切り「ぬら孫」路線でした
作者が得意とするであろう和風バトルで連載を狙ってたんでしょうけど、
あれはあれで個人的には面白くてアリだったんですよね
ただ、
ジャンプのヒット作家が昔続いた漫画と同じ方向性で再起を賭けようとすると高確率で躓くんですよね
(梅澤春人、西義之、かずはじめ、つの丸、その他諸々)
もしくは、2作連続で似たようなの書いて失敗したり、
そういうのもあって辞めたんじゃないかなー、って思ってますけど・・・実際どうなんでしょうね。


この「神緒ゆいは髪を結い」は読切すら発表されていない完全新作で、
そういう意味ではかなり勝負を懸けてるんじゃないかと思う
狙いは、ズバリ“女の子”
ぬら孫でも印象的なキャラを思い浮かべるとつらら、カナ、ゆら、狐、、、とやたら女の子人気が高かった印象なんですよね
恐らく、年齢とかポジション的にラストチャンスかもしれないんで、
自身の一番自信のあるヒロイン力で勝負したんじゃないでしょうか?
これもまた個人的に勝手に想像してる事ですが。。

しかも、
予告カットの時点で無茶苦茶可愛い。
流石ヒロインに定評のある作者だけあってキャラデザの時点で魅せられる
おまけに、どっちも(っていうか別人なのかも分かりませんが)巨乳だ・・・!
という事で初っ端から、というか始まる前から凄く自分好みな匂いを感じてしまいました

このタイトルだと十中八九女主人公だと思うんですが、
それもまた楽しみっていうか、
本気で新境地開拓するつもりなのかな~って想像すると早くも読みたい気持ちでいっぱいです。





ただ、一つジャンプのジンクスとしてあるのは、
ヒット作家の最後のジャンプ連載作品って女主人公に走ったものが多いんですよね
ざっと挙げると、

北条司「RASH!!」
佐藤正「ミリンダファイト」
えんどコイチ「不可思議堂奇譚」
徳弘正也「wrestling with もも子」
小谷憲一「ウルフにKISS」など・・・

あと、最後じゃないけどにわのまことの「BOMBER GIRL」も11週で終わってますね。


これら殆ど新境地的な作品だったと思うんですけど、
個人的には過去作の焼き直し感を払拭する為にヒロインものに励んだと思うんですよ
まあデビュー作がそもそも女主人公の作家も居るんでその辺はガバガバなんですけど・・・笑
兎角、最後のジャンプ連載が女主人公/ヒロインものの漫画家は昔から居て、
今回の新連載予告を見てふっとそんな事を思ったんです。

そうでなくとも、
ジャンプで女主人公ものは躓きやすい。
変幻戦忍アスカ、ねこわっぱ、スピンちゃん、レディジャスティス、シャドウレイディ、メタルK、
恋するエジソン、その他もろもろ・・・正直ヒットした作品の方が少ないと思う。

そう考えると、
ジャンプの歴史的にこの漫画がどういう風に育っていくのかは気になります
法則に当てはまってしまうのか、
それとも貴重な成功例になるのか。。
ま、
まだ内容すらよく分からない訳ですから、
ここであーだこーだ言ってるのも不毛な事なのかもしれませんけど(笑
 でも、そういう悔しい歴史がある分、椎橋寛さんには頑張って欲しい・・・のが本音ではあります。




追い風になるのは、
最近ジャンプで女主人公の漫画が普通に受け入れられている、という事ですかね
言うまでもなく「約束のネバーランド」と「アクタージュ」の2作品です
しかも、受け入れられ具合も半端ではなかったりするので、
ようやくその辺フリーな空気になって来た・・・?って思うと、
むしろ得策だったりするのかもしれませんね
取り敢えず、色々と注目
今週の予告では本当にカットとタイトルしかないんで、まずは次週の予告が楽しみです

正直、ぬら孫のつららとかが大好きだったので、
椎橋寛さんのヒロインもの・・・!?(っぽい)ってだけで期待しちゃいますし、
何より予告カットの女の子が本当に可愛くて、尚且つ巨乳なのが良いんですよね(2回目)
タイトルの未知数さ/意味不明さも含めてこんなにワクワクして新連載を待つのも久々かもしんない。
それこそゆらぎ荘以来かもなー。早く神緒ゆいちゃんに会いたいですね!(期待しすぎ笑)。






2018年漫画雑誌セレクション~良かった話数ベスト10(ジャンプ、サンデー、ヤンジャン、キューン)

2019-01-02 | 漫画特集








本当は去年じゅうにUPするはずだった記事。
文字通り、去年購読してた漫画雑誌から俗に言う「神回」を抜き出してベスト10形式で発表する、というもの
ちなみに今現在毎号買ってるのはジャンプ、サンデー、ヤンジャン、キューンの4誌なのでその中からのみ、
ぶっちゃけ単行本は雑誌で読んで良かったのを買ってるだけなんで(反省)、その意味でもリアルな10選です
尚かなり偏った、個人的な内容になってしまうんでそこは注意して下さい。








第10位 魔王城でおやすみ 第百夜 肌みせてこうぜイエーイ(週刊少年サンデー2018年25号掲載)



この話数は百話目でセンターカラーでした。
この話の何が良かったかというと、まあ率直に「姫の水着が見れたこと」に尽きますね(笑
姫はいつも露出とは程遠い高貴な(?)服装なだけにここまでえっちぃ姿を晒した事に感動しました
それだけではなく、そんな姫をネタにして妄想ネタを繰り広げたりコメディとしても秀逸だった印象
何より、自分から柵を開けて(騒々しさを)注意しに来た姫の表情が可愛過ぎました・・・!

余談ですが、この作者は自分も大好きな「きんぎょ注意報!」の影響も受けているらしく、
なるほどちょっと少女チックなファンシーな作画だったり男女混合の恋愛ネタ含むコメディ具合だったり、
確かにきん注ファンにも通じるようなエッセンスが多くて色々な意味合いで堪らなかったです
今年も「魔王城」には密かに期待しています!



第9位 DINER 第45話 Sandra's Berry&Geisha MURCIELAGO⑲(ヤングジャンプ2018年35号掲載)



キッドの生い立ちが描かれていた回
その厳し過ぎる人生もさることながら、色々な意味でキレッキレの作画も凄かった
酷い顔はより酷く、美しい顔はより美しく・・・演出の妙を垣間見た気分になりましたね
また、女の子の格好をさせられたキッドがあまりに可愛過ぎて説得力も半端なかったです
下賤な考えかもしれませんが、この子主人公で男の娘もの描いて欲しい。。とか
そういう考えにまで発展してしまいました。罪深いですねー(笑



第8位 今日どこさん行くと? 第9話(コミックキューン2018年10月号掲載)



この漫画はドライブと熊本が売りの漫画ですが、
この話数はドライブもしないし熊本の名所も出て来ません(笑
でも、個人的には好きな上司とラインのやりとりをして、連絡云々に心をときめかせる・・・っていう
恋愛的なウブな相様が繊細に描かれていて去年の中では一番キュンと来た話数でありました
っていうか、ある意味男の理想でもありますが・・・笑
思春期丸出しの戸部下くんがひたすらに可愛くてそっちの意味でも悶えた傑作回でした。
まあ男って所詮こんな生き物ですよね(笑



第7位 ボクらは魔法少年 第6話「誰になんと言われようとオレはかわいい!!!!」(ヤングジャンプ2018年35号掲載



ほぼ感想は書いてませんが、
密かに毎回「最高だな。」って思ってました・・・笑
オラつきパープルが主役の回とときめきピンクの正体ばれの話も好きなんですが、、、
でもこの話は、自分を肯定出来るのは自分しかいないんだ。という明確なテーマ性があって、
純粋に「可愛い。」って感じる以上の“熱さ”を感じられてとても大好きな話数です
その上で、エッチくさいと言われて泣いちゃうパープルが堪らなかったですね・・・!笑

自分を無下に扱った分だけ、自分の価値が下がって行くのは道理だと言える。
そうではなく、ちゃんと自分の「好きなトコ」を認められる方がよっぽど健全だと言える。
そういう魔法とかじゃない純粋な“信じる気持ち”が描かれている素敵な話数でした。



第6位 ゆらぎ荘の幽奈さん ♨140 仲居さんのドキドキ下校アドベンチャー(週刊少年ジャンプ2019年3号掲載)



こういうサービスラブコメの感想をほぼ書かなくなったのは、
「あんまり書いても意味が無い。」って自分の中で判断したから・・・なんですけど、
この話は流石にネタ的にもシンプルさという意味合いでも「ザ・ゆらぎ荘」って印象で大好きでしたね
ぱんつを見られまいと四苦八苦する仲居さんがとってもエロ可愛かったんですけど、
普段は高尚なキャラな分やってる事とのギャップも凄まじくてその意味でもヤラれました
昨年に入ってから戦闘力だの因果関係だの読んでて面倒臭くなる話も多かったんで、
そういう観点でも「これだよこれ!」的な解放感があって素晴らしかったです。

しかし、オチまで含めて最高のロリBBAキャラですね・・・!(超笑顔)



第5位 天野めぐみはスキだらけ! 第123話 頑張れ!!!(週刊少年サンデー2018年26号掲載)



めぐみの顔を見た時、別人かと思った
普段抜けてる奴がする真面目な顔は思ってる以上にビビってしまうもの
それほどまでに剣道に懸ける想いが伝わって来る名シーンだったように思います。
学が勉強を頑張っているように、めぐみも水面下で剣道に打ち込んでいた・・・
ある意味そっちのが逆にリアルで個人的には凄く良かったんです
そんなめぐみを勉学そっちのけで応援する学もまた格好良かった
応援される方も、応援する方も両方格好良いんだ!っていう事実がきちんと伝わって来る贔屓目抜きにしても素晴らしい話数かと。



第4位 湯神くんには友達がいない 第67話 綿貫ちひろは疑問を感じる(週刊少年サンデー2018年13号掲載)



湯神くんとちひろちゃんが一つ屋根の下で・・・♡という読む前からドキドキだった話数
サンデー買って真っ先に電車の中でこの漫画読んでたんですが、思ってた以上にドキドキ要素がなくて、
「これはまたおあずけのパターンか・・・」と思ってた矢先に例の耳たぶ事件が勃発してしまったんで、
不意打ちのときめき指数が半端なくて一気に本作に引き込まれてしまった思い出深い話数です。
その後も本誌では傑作回を連発、
今サンデーでも飛び抜けてクオリティの高い漫画・・・だと個人的には感じております
去年は単行本GWに一気に大人買いもしましたし、ある意味湯神イヤーと言っても過言ではなかったです。自分の中では。





第3位 しょうあんと日々。 第3話(コミックキューン2019年1月号掲載)



凄く最近の話ですが、むちゃくちゃ素晴らしかったです
しょうあんというキャラの魅力を最大限にアピール出来てた上に、
誰もいない島で、一人きりで物事を、人生をしっかりと「勝手に」楽しんでいる・・・という
メッセージ性というにはあまりにも自然過ぎるくらい自然に人生のワクワク感が素直に伝わって来る、
そんな“純”な作劇に物凄く感銘を受けてしまって何度も何度も読み返している話数です
何より、しょうあんのピュアでキュートな相様にめいっぱい癒されました・・・!
正直ブレイクして欲しい、とさえ思ってます。埋もれるなっ!



第2位 アクタージュ scene22.ありがとう(週刊少年ジャンプ2018年30号掲載)



本誌で念願の3度目のセンターカラーだった回
初めての自力カラーなだけあって内容は神懸っていました
いつも周りの人を意識して一番きれいな表情を作って来た彼女が、
最後の最後で見せた一番不細工で、でも、「本当の」表情・・・・・。
そのあまりの美しさとシーンの素晴らしさに一気に引き込まれてしまいました
本当は、デスアイランド編の序盤から既に「いいな。」って感じてたんですけど、
この回で名実ともに本作がジャンプ読者に受け入れられた感じ、、、が個人的にしています
その意味でも思い出深いですし、今やアクタージュの大ファンとして忘れられない大切な回ですね。



第1位 あおざくら 第90話 開校祭1日目③(週刊少年サンデー2018年27号掲載)



本来なら毎回感想書いてる作品を首位にすべきなんでしょうけど・・・
ただこの話数は多分去年漫画雑誌を読んでいて唯一泣いてしまった話数なんですよね
そういう意味では、「泣くほど心を揺さぶられた」という意味合いでこれが自分の中ではトップだろう、と。

何に泣いたのか・・・って言えば、結構具体的に語る、説明するのは難しかったりするんですけど、
やっぱりあの兄は家庭をめちゃくちゃにした張本人なわけで、本人的にも許せない~という強い気持ちがありつつ、
心の中では少し改心して自分の姿を見に来てくれた事に対する何かしらの感情もあったりして、
でもそれを認めたくない、あの兄を信じるのが怖いっていう素直な気持ちもあって、
その狭間で苦しんでいる土方の涙に読んでるこっちまで泣ける・・・っていう
ある意味彼の人間らしさが最大限に垣間見れてしまったお話でした

というか、この記事書く為に読み返してたら、また泣いてしまった・・・のがまた凄いですね(笑
この話は正直何度読み返しても泣いてしまいますね。。










という訳で特に印象に残った話数10選でした
上記10作品はどれも完結してないので、今年の内容も楽しみですし、
また新しい刺激・・・に触れられることにも大いに期待しています。
それと、単行本ももっと買って一気読みとかしたいですね!


過去最高の掲載順。/アクタージュ 第26話「覚悟」 感想(週刊少年ジャンプ2018年34号)

2018-07-23 | 漫画特集
                              
                             「アクタージュ」が面白い。












今週、ジャンプ買って取り合えず目次を眺めてたら今までにない高位置だったので驚いた。
この手の漫画は大体「分かる人」には伝わるけど、それ以外には伝わり難いイメージがあったので、
ここに来て過去最高の掲載順をゲットする、、、というのはいささか予想外ではありました。

ただ、個人的にはそれが凄く嬉しかったし、
夜凪景のキャラがだんだん浸透しているんだろうなあ・・・と思うと感慨深くもありました
初期は飛び蹴りにゲロにかなり奇天烈なキャラクターとして描かれてたので、
それが良くも悪くも印象的で賛否も分けてたんでしょうけど、
ここに来てそれが「魅力」にまで昇華されたというか、
なんだかんだで“面白いヤツ”って大体の読者に思われて来た(と、感じる)のが勝利の要因なんじゃないでしょうか

正直、この前まで最下位に置かれてたのにそこから踏ん張ってCカラー獲得、
更に上から6番目という好掲載順獲得・・・というのは密かに好きだった身としては感慨深いですね
でもそういう予測不可能なところがこの漫画の魅力でもあるので、そういう意味では「らしい」とも言えます
出来ればこの調子をキープして表紙巻頭取って欲しいな。。って個人的に強く思ってます。





ただ、本音を言えば「アクタージュ」みたいなのが“人気”というのは
ある種「雑誌」として正しい姿なのを象徴してるんじゃないかなあ・・・とも思います
ぶっちゃけるとここ近年のジャンプは「いかにもジャンプ的ですね」っていう漫画ばかりで、
昔のジャンプに必ず載っていたカウンター的作品が殆ど載らなくなっていたようにも感じてたんです
そういう意味だと「アクタージュ」がややウケしている現状は「雑誌として多様になって来た」事の証拠であり、
ある意味この漫画が普通に続いてる事、そしてジャンプ自体が推す気がある事が自分にとっての「希望」でもあります





そして、
今週の内容もまた「上手い」んですよね
夜凪景は確かに繊細で彼女にしか出来ない類の演技をしているけれど、
それは裏を返せば玄人好みで万人に伝わるような内容ではない・・・という
読み手としても夜凪ちゃんの凄さは伝わりつつ、でもそれが評価されない理由も分かる、っていう
絶妙な内容になっていて純粋にここからどういう風に成長していくのかが気になる引きに仕上がっています。

夜凪景の演技は夜凪景にしか出来ない一点物かつ異端とすら思えるほどリアルな訳ですけど、
逆に言えばそれだけでは単なる「天然」で「技術」とは未だ言えないと思うんですよね
ただ、過剰なまでにピュアなのが夜凪ちゃんの魅力でもあるので、
そことの折り合いをどう付けて行くのかな?っていうのがこの先の「アクタージュ」のテーマになって行くのかな?と。
既に「そこ」をクリアしている阿良也という“天才”との化学反応を含めて来週以降も非常に楽しみにしています











しっかし、夜凪景は個人的に凄く惹かれる主人公ですな~
正直「ついてない!!」のシーンでめっちゃ笑ったんですけど(笑
その後、見事に汽車の中に居る人、、、を演じてみせた可憐で多面的な表情に惚れ惚れしてしまいました
コミカルで不器用なんだけど、時に吸い込まれるくらいにミステリアスで美しくなる。。っていう。
「他にも席~」の場面も完全に役に入り込んでいる証しで景ちゃんの凄さが伝わって来てとても良かったと思う
だからこそ、その後の手のひら返しにも納得出来たし・・・と今週も高いレベルの作劇に大満足でした。
夜凪ちゃんの更なる奮闘に期待大、です!!







アクタージュのススメ2~アクタージュ 第23話「花火」感想(週刊少年ジャンプ2018年31号)

2018-07-03 | 漫画特集
                             
                          ある意味少年誌的な1シーン。










個人的に最近のジャンプでは「アクタージュ」がお気に入り。
色々な意味で異端であり、しかしある意味王道でもある・・・という、
一風変わったテイストでありながら、ジャンプ的な要素も併せ持つ味わい深い作品に仕上がっていると思う。


まず、主人公が女性である。
しかも、今までの女性主人公ものとは違って、
なんというか・・・凄く女性らしい女性というか、
まず戦わないしワイルド系でもないし、むしろ清廉な美少女なんで
夜凪景という主人公の存在だけで「今までのジャンプ」とは違うオリジナリティを獲得している、、、と言えると思う
個人的には女性主人公でもここまであからさまにガーリーな主人公はいなかったんじゃないかな。。って感じてます。

そして、本作が凄いのは、このルックスでありながらある意味ジャンプ的な思想の持主である、、、という事なんですよね
ただ美しく役を演じるのではなく、まるで役柄そのものに「なった」(なり切る、ではなく)かのような異端な演技・・・・。
夜凪景は姿形こそジャンプらしからぬ清楚な美少女ですけど、
その演じ方だったり、
物語の動かし方はある意味ハッタリ大好きなジャンプ主人公そのものでもあるんですよ
それがまた絶妙というか、カウンターでありながらストレートでもある。。
そんな稀有な作品に仕上がっていると個人的には思うんです。





また、
デスアイランド編の決着の付け方が良かったですね
こういうのは得てして、主人公に感化されて相手を「変える」というものになりがちなんですけど、
この漫画はそれを“良し”としなかったというか、夜凪景は夜凪景のままで、
百城千世子は百城千世子のままでシリーズを終わらせたのがまた漫画として新しい、と言えます

要するに、夜凪ちゃんのように剥き出しにありのままに生きるのも、
千世子のように「完璧」を目指して他人が望む自分でありつづけるのも、
どっちもそれぞれの生き方、スタイルなだけであって、
どちらが良いも悪いもなく、
むしろそのどちらも正解、
それぞれがそれぞれを認め合って、更に、プラスアルファで刺激しあって終わる。。という、
ある種最高のオチに仕上がってて、正直読んでて気分が良いし、「誰も否定しない世界観」が素晴らしいな、と。

夜凪ちゃんは、夜凪ちゃんらしく「天使」を目指し、
千世子は千世子らしく、新しく手に入れた「横顔」を使って更なる高みに踊り出る・・・。
そういう所謂win-winの関係性に終わった「これから」がより楽しみになった好シリーズになったかなって感じました
今週の青春真っ盛りなみんなの相様を含めて少年漫画、群像劇っぽい良さもあって最高だった23話目でしたね。

個人的に、サインを描かれる夜凪ちゃんの下りが凄く好きです。。笑


さて、
このデスアイランド編で掲載順が上がりまして、
ようやく3度目のCカラーも獲得出来たんですが、
ある意味勝負はここからだなあ。とも思ってます
一つの到達点は提示出来たと思うんで、今の盛り上がりを維持していけるか。。
最初は絵柄が好き、夜凪ちゃん可愛い。。で読んでた漫画ですが、いつの間にか毎週の楽しみの一つになってたので、
これからも生暖かく見守って行こうかな、って思ってます。アンケの「面白かった3つ」にも入れてるので。












しかし、
夜凪ちゃんマジ可愛い。。
マジで天使。。
とか、
普通に思ってしまうあたりかなり感化されてる気もします・・・(笑
当ブログは密かに「アクタージュ」を応援しております。
控えめな身体が逆にエロいです


「アクタージュ」のススメ~20話の感想(週刊少年ジャンプ2018年28号)

2018-06-12 | 漫画特集
                             
                              カッコイイ。









今週の「アクタージュ」、
気が付けば夢中になって読み終えてしまって、
正直「あれ、もう読み終わったの?」というくらい面白かった
相変わらず美麗な絵と読みやすいネーム、そして、伝わりやすいテーマ・・・と
三拍子揃った漫画で個人的に今のジャンプの中でも特に好きな作品である。






今週面白かったのは、
夜凪景の行動が千世子の美学の否定に繋がらなかったこと。
景のように極限まで役に入り込んで良さを生み出す役者もいれば、
千世子のように俯瞰で観てバランスを考えて傑作を生みだそうと努力する役者もいる・・・
要するに、
ある意味「違う者同士」を認め合う・・・的な側面があったわけで。





それに、お互いの渾身の演技にお互いが刺激され合って、
更に「最高のもの」を生んで行く・・・
そのカタルシスもまた素晴らしかった。
最近は掲載順も上がってるし、
この調子でどんどん健闘していって欲しいなあ。。と個人的に願っています






また、なんか特集記事でも書こうかな(笑
夜凪景マジでいいわ。




福地翼さんの描く女の子が可愛い、という話~『サイケまたしても』TAKE98感想(週刊少年サンデー2017年51号)

2017-11-15 | 漫画特集
ミンミン可愛い。












毎週サンデーを買って律義に読んでいる。
最初は天野めぐみの為に買っていたが、徐々に雑誌全体を楽しむようになった
その為今は〇〇目当て~というのは全くなく、何が終わろうが始まろうが特に気にせずに買い続けている。
特定の作品の感想も書かなくなったので、ある意味一番純粋に楽しんでいる雑誌なのかも・・・しれない。
やっぱり、なんだかんだで(感想を)捻り出すのって苦しい作業なんで(笑
文字通りの癒しなんですよね。。きっと。




体格も良い。


大抵、
エヴァンスやめぐみ、古見さんやだがしメジャー魔王城ビーブルースアクト湯神あおざくらなど
基本的に特に楽しく読んでいる作品群を片っ端から読んだ後は、
適当にパラパラ捲ったり読んだり読まなかったりの漫画もそれなりにあるのだが、
ふと「サイケまたしても」をチラ見していたら、ミンミンというキャラの可愛さに目が行った。

そういえば、
福地翼さんの描く女の子って結構可愛かったよなあ・・・と
なんとなく思ったりしたのだが、いかんせんそれまであまり真剣に読んでなかった為、
肝心のストーリーライン自体云々に関してはかなり無知っちゃあ無知なのだが、
取り敢えずミンミンとのバトル自体は正直面白かったと思うし、
相手がまだ痛みを知らない少女だった為にタイマンバトルに発展もせず
痛みを恐れて即解除してしまって墓穴を掘る、、、というこのシリーズのストーリーラインはまず楽しめた。



おしりぺんぺんがまた可愛かった(笑


福地翼氏に対するイメージは
・うえきの作者
・休載しまくる人
・女の子が可愛い

特にファンではなかった自分にとっては大体こんなものである
だから、正直な話昔ヒットを飛ばした人がなんとなくやってる漫画~という認識でしかなかったのだが
ミンミンの可愛さにつられて読んでみると、普通に面白いし純粋にキャラが良い漫画だな・・・と
ちょっとハマりかけてしまった。最近ではかなり早めに読むようになってしまい、
挙句の果てには毎週アンケの面白かった漫画の項に入れているくらいである。




この子も可愛い。


完全に途中から、
しかも最近読み始めたばっかなんで
この人らが今何をやっているのか、それすら分からない
しかし、そんな状態でも何故か普通に面白い。。と思えるのが自分でも不思議である
面白い漫画は途中から読んでも面白い・・・という当たり前の事実を再確認出来たような気がした

今週も可愛い女の子がたくさん、それも3人も、しかも今週はこの子らがメインで描かれている・・・のだから
個人的には最高である(笑)。その内、アナだけはよく見かけるので元々知ってて好きなキャラだったが、
怪力の子と霧のお姉さんも中々面白いキャラでこれから先の活躍も存分に楽しみになった。



アナのドヤ顔も可愛くて好き(笑)。


「うえき」も読んでたし、
アニメも観ていて森ちゃん(だっけ)のキャラ可愛いなー、とか
タッコクも読んでたっけー。って何気に福地さんの女の子キャラには触れて来たはずなのに、
何故今頃こんなにも“可愛い”って気持ちが再燃しているのか・・・と言えばそれは正直分からない
ぶっちゃけきっかけも何もない、ただ仕事の休憩時間の暇なときにチラ見してたら気になった。。
ただそれだけの話である
ただそれだけで記事を書くほど気に入るものだろうか・・・とは思いつつ(笑
しかし、明らかな脳筋キャラである敵の特性を利用して撃退に追い込む作劇も普通に面白いんですよね・・・
能力バトルものとして、うえき以来に読んでて楽しい漫画が描けている、、、ような気が個人的にはするので
その絵柄のポップさ、キュートさも相俟って再ブレイクして欲しいものである
なんて、最近また読み始めた自分が言う資格はないかもしれないが・・・笑

あと、
何でもありの能力バトルなんで、
男と女が対等に戦っている、変にフェミな部分が無いのが正直読んでて楽しいですね
今週のウーズラとか平気で攻撃して来てるし、でもそれでこそ「本気の戦い」って気がしてね、
なんかそういうトコも好きですね・・・まあ、現時点で読んでいる話数が極端に少ないので
単行本でも購入して色々知識を蓄えたいところです。
取り敢えず、ミンミンとアナはかなり気になるな(笑)。今週活躍してた雪(すぐやられちゃったけど)と優子もね。。











極めつけは、これでしょう


最高。
正直、嬉しかった
正に必殺ですね!


っていうか、この作者さんパンチラ有りだったんですね・・・
パンチラっていうか、モロ? 不意打ちでかなりドキッとさせられました
そりゃノックアウト不可避だわ。。という事で最後の最後にいいもん拝ませてもらいました
正直パンツ描くイメージ無かったし、予想すらしてなかったからその分相当得した気分でしたね。
兎角、個人的に今かなり注目している漫画です。うえき以来のアニメ化はあるかな?楽しみ。


Jラブコメ戦線見守り企画 「ぼくたちは勉強ができない」第22話&「クロスアカウント」4話の感想

2017-07-10 | 漫画特集









大体ラブコメから先に読んでしまう悲しい性を抱えてます。










ぼくたちは勉強ができない 問22 前任者の秘匿領域は[x]な有様である


いつも完璧っぽい先生でも部屋は汚く、ズボラ、、、、、とはいうものの、
正直仕事もプライヴェートも全部が全部パーフェクトである必要性ってあるのかな。とも思う
全部のことを同じクオリティで頑張ったとしたら、なんか息苦しいですよね・・・
いや、それを出来ちゃう人間もいるんでしょうけど、
そんな人間ばっかでもない訳で、
そういう意味でこの先生はかなり現実的な方向性でもあってよろしいかと思われます。

で、桐須先生は純粋にヒロインとして「アリ」だと感じました
そういえば、最近ジャンプのラブコメで先生がヒロインポジってなかった気がします
そういう意味合いでも新鮮ですし、完璧系かと思いきや抜けてる部分が多々あって見てて楽しいし、
年下の、しかも生徒にやたらドキドキしている様相があまりにもウブ過ぎて可愛かったです
ブラを見られて慌てたり、成幸の言動を勘違いしてちょっとときめいてる風の姿にラブコメ的にグッと来ましたね
年の割には免疫が皆無っぽいんで、献身的に支えればワンチャンありそうな感じが素晴らしかったです




うーん、可愛い・・・
こりゃ第4のヒロイン待ったなしですな。
そうなると古橋氏はどうなる

打順は
1番 緒方さん(先頭ヒット)
2番 古橋さん(セーフティバント)
3番 桐須先生(ヒットゴロ)
4番 うるか(満塁ホームラン)

って感じでしょうか・・・個人的に。個人的に(ここ大事)。






クロスアカウント #4 リアル×友達


ジャスミンティーを飲みながらショパンのCD・・・ってあまりにも夢見すぎじゃないだろうか(笑
この人はニュースとか見ない人なんですかね?裏じゃ誰かとよろしくやってるかもしれないのに
喫煙してるかもしれないのに
少なくとも、自分はこんなにピュアな考えは絶対に持てそうにないんですけど
ただどことなく菜乃花が嬉しそうな表情にも見えるところが良かったですね
言っちゃえば、ファンの声を直に毎日聴けている訳で
それってある種幸福な事なのでは?と個人的には思ったりする

ただ、この作劇を続けていると(恐らく)メインヒロインである菜乃花には早々会えないですよね・・・
その辺が物語的なハンデになりそうな気がしなくもないんですが、どうやって進めていくんでしょう
いっそいちご100%の東城みたいなパターンにしちゃうか?
でもそれは今更遅い気もするし・・・
ある意味ここからが腕の見せ所、ですかね。





一方で、もう片方のヒロインである真麻は順調に主人公を意識しています
個人的には逆にこっちに傾いた方が手っ取り早い気がするが・・・(色々な意味で)
デレッデレの表情が描かれないのは恐らく出し惜しみなんでしょうが、
この場合の出し惜しみはそんなに悪手ではない、、、気もする
むしろ次を早く読みたくなって来る感じ
現状、菜乃花と手っ取り早くくっ付くような感じにしちゃうとあまりにもドラマ性が無さすぎるんで
この子を使って色々と引っ掻き回さなければいけないと思う

ただ真麻の場合、
完全に「ただの友達ポジ」から始まってるから
お互いの性格は熟知してるだろうし遠慮もないだろうし、
くっ付くならこっちのがいいような気もするんだよな
気もするっつーか、
ただ単純に俺がそういうの好きなだけって話でもあるんですけど笑
主人公の真麻に対する態度も正直今のジャンプラブコメの中でも一番フランクっつーか、
凄く腐れ縁っぽく接してるのが隙間産業的に活きている気もするから、
この子を活かした方がいいような気がする、、、
って別に真麻派とかそういう事でもないんですけど笑
個人的には写真集を巡る一連のやり取りが凄く良かったですね。

ただ、溜めの意味合いですぐにデレ顔を描写しないのはむしろ好印象なんですが、
雑誌が雑誌なだけに「それ」を溜めすぎても悪手になってしまう危険性を含んでいるので
出来れば溜めたら溜めたでガンガン攻める方が結果的に良いかもしんないですね
そういう見逃し三振をやってしまったら一番ヤバい雑誌なんで・・・。

真麻の好きな人、、、
って間違いなく主人公ですよね(笑
その辺をどう料理してくれるのか、楽しみにしています。






「魔王城でおやすみ」第六十夜に感じた新たな可能性を語る(週刊少年サンデー2017年32号)

2017-07-05 | 漫画特集
                                          
                                            可愛い。











今週の「魔王城でおやすみ」を読んで、
そういえば主人公であるスヤリス姫を馬鹿にしたりコケにするタイプのキャラが一切出てなかったんだな。と感じた
「出てなかった」という事は連載開始一年以上経ってようやくそういうキャラが出たって事でもあるけど、
これがまた・・・めっちゃ面白かったんですよ(笑









これまでスヤリス姫は尊く扱われたり腫れ物扱いだったり無駄に崇拝されたりと
「人質」であるという事実(最早人質でも何でもない気がするが)、それも加味してあまり無下な扱いは受けてこなかった
それが一転、おバカキャラを出すことでスヤリスのまた違った一面、、、プライドが高く負けず嫌い・・・という
良さ及び可愛さを上手く引き出せている気がして「この手があったか!」と個人的には唸ってしまった。

そもそも、
姫は魔王城で四六時中好き勝手やってる割には
あまりにも箱庭じみた扱い「しか」受けてなかったのかな。とも感じた
つまり、遅かれ早かれこういう“スパイス”は必要だったと思う
特に正直みんなスヤリスを幼児体型だと感じてたと思うので(笑
そこに堂々と触れてくれたのは何だか痒い所に手が届いた・・・みたいな感覚があって
なんだか無性に嬉しかった、、、
嬉しかった?笑
嬉しかったっていうのも変ですけど、
今まで丁重に扱われてた分姫の意固地で負けず嫌いな可愛さとチャイルディッシュな部分が際立っていて
個人的にはいつも以上にこの漫画を楽しめた気がする。姫の美しい姿を見てるだけでも目の保養になるんですけどね笑






何より、言葉攻めされてイジメられて、涙目になっちゃってるスヤリス姫の姿がとっても新鮮で
純粋に可愛いと思ってしまった・・・というのが本音ですかね
イジメっつっても子供同士のケンカみたいなもんですからね
逆に微笑ましいっていう。
それでいてきっちりとポセイドンに制裁が加わってる作劇も納得があって良かったなあ、と
まあ、まさかラブコメ展開にはしない、、、でしょうけど
それでも素直にケンカできる相手が出来たのは正直プラスですね
ケンカが出来るって本当重要ですからね。今後も今回見せた引き出しを使ってくれるのに期待したい
それにしても完全な女性主人公の漫画でここまで安定して支持を得られてるのも凄いですよね・・・
さり気に毎週楽しみにしている漫画です。記事は今回初めて書きましたけど。アンケの面白かった5つにはちょこちょこ入れてます。



ジャンプでまたラブコメが3つ揃ったので、それぞれの展望を語る

2017-06-23 | 漫画特集









2012年以来だから約5年ぶりなんですかね
ちなみにその時は「パジャマな彼女。」→「恋染紅葉」→「ニセコイ」の順番でハマってました
今振り返るとまくらと小鳥が特にマイフェイバリットだった気がしますね・・・
恐らくマイノリティなんでしょうけど笑








ゆらぎ荘の幽奈さん

ゆらぎ荘はラブコメ界のWBC(?)の如く頼れる打者(ヒロイン)が揃っている
そしてそんなヒロインの気持ちを受け取る捕手(コガラシ)も好リードを見せていて、
攻守ともに隙がない印象ですね

京都編以降、掲載順がグッと良くなった気がするんですが
恐らく同時期の新連載陣に打ち勝ったのと、あれでバトル大好きガキんちょの心を少しは掴めたんじゃないかな、と
更に言えば、ただのバトル展開でもなく、きっちりラブコメを絡めた上でのバトル展開でしたからね
つまりは世界観を保ったまま、バトル「でも」魅せた、という形になって
それが純粋に掲載順にも現れている訳です
ミウラさんの手さばきがより一層光ったシリーズを経て、
恋愛模様も更に白熱していきそうですし、また主人公、ヒロイン共に「格好良いトコ」を見れそうな期待もあって・・・
いや、主人公は幽奈さんなのかもしれないですけど(笑)この間の主人公集合表紙から察するに、、、
それはそれとして、やっぱり男の子が安定してイケメンっぷりを発揮していて
尚且つヒロインがただ守られるだけの女ではない。。ってのが、
今の時代性ともマッチしていて、
このまま頑張れば結構いいポジションまで行けるんじゃないでしょうか
その為にもアンケと感想でじっくりと援護射撃をしていきたいところです。



ぼくたちは勉強ができない

とにかく「うるか!うるか!うるか!」と
作中一番人気(であろう)うるかで押しまくってるイメージ
掲載順的には中段の下位または下段の上位とかそういうポジションなので、
あんまりのんびりと回している余裕がないのだと思われる
しかも、新しいラブコメも入って来てるし・・・という訳でここからが真価が問われる事になりそうです

ただ、筒井さんは約10年かけてここまで辿り着いた方で
ガンガンWINGで新人時代読切を発表した時に初めて知ったくらい(実は)読者として付き合いが長いんですよね
大好きなうるかをずっと見ていたい、、、という気持ちもあるし、何とか生き残れるポジをキープして欲しい想いでいっぱいです
あとコミックス1巻買いましたよ。



クロスアカウント

まず絵が凄い綺麗
そして「銀魂」の元アシだからか、
そこかしこに「銀魂」の影響が垣間見られますね
(特にオタクならギャルゲー~辺りのセリフ回しとその後の決めゴマは師匠の方法論そのまんま)
あと他作品の固有名詞を出しまくる点もある意味師匠譲りとは言える

「SNS」を題材に・・・というアイディアは今の時代性には合ってると思うのでそれをどれだけ活かせるかが鍵ですね
ヒロインの可愛さは折り紙付きだと思うので、それをバンバン魅せる事が出来ればそれなりに戦えそうな気はする
ただでさえクリーンナップの威力が凄いゆらぎ荘(更に助っ人も多数獲得)と、
4番打者が安定してホームランを打っているぼく勉が相手なので、
スローペースの展開だけは禁物
出し惜しみのない攻勢を心がけて、早めに塁を乱すことが重要になってくるんじゃないかと

あと個人的にバディストで大失敗した「主役の変顔」は止めた方が良いと思う。
決めゴマの印象が薄くなってしまうので。そんなに嫌いでもない漫画です。
取り合えず次週以降の打席でちゃんとヒット打てるかで判断していきたい。空振りや見逃し三振はしない方向で。











ただ、よくよく考えるとこの1年半でラブコメが4つも新規参入してるんですよね
一時期から考えると有り得ないペースですが・・・個人的にはもう1つくらい来そうな気もする。



新人離れした“巧さ”を感じる「保安官エヴァンスの嘘」 CHAPTER8 感想(週刊少年サンデー2017年28号)

2017-06-07 | 漫画特集
                                              
                                              オークレイ可愛い。













気が付けばサンデーを購入して真っ先に読む漫画になってしまっている「エヴァンスの嘘」、
正直パッと見の絵柄でシュールなギャグ漫画だと思ってただけに、まさかの正統派ラブコメである事に毎週驚いてる
いや、正統派かどうかは意見が分かれるとは思うけど(笑)やってる事はラブコメそのもの、っていうか
ぶっちゃけラブコメ以外の事やってないですからね。意外にも。



まさかのハーレム(?)展開笑


初回を読んだとき、
「面白い!面白いけど、毎回キャラは使い捨てなのかな。だとしたら、もったいないな。」と率直に感じたのだが
その後オークレイという芯になるヒロインが出て来てからはかつてのスクラン的な勘違いラブコメとして、
回を重ねる度に面白くなって来ていると思う また、絵柄が素朴な為入口も相当広そう
やり方と展開の仕方によっては、新たな人気作になれる可能性も秘めてるので、
今回の6弾新連載の中では若手の方にはなるのだが、
編集部には軽視せずにじっくりと育ててもらいたい、、、と願うばかりだ
あくまで個人的な考えだが、上手く行けば天野めぐみ古見さん魔王城クラスは狙えると思う・・・。期待値は高い。

また、絵柄と言えば、主人公であるエヴァンスが有り体なラブコメの主人公っぽくない佇まいなのも面白い。
普通に考えれば老け顔の青年、恋愛とかにちっとも興味が無さそうな外見をしているが、
その癖内心女の子の事ばっかり考えてたりエロに貪欲だったりと見た目と相反する性格、、、というギャップが笑える(笑
その癖、格好付けマンなんだけど、モテを意識して格好付けてても実力が伴っていない訳でもないので、
結果的にそれなりにモテにも繋がってるのがまた更に面白いんですよね
それが逆に恋愛から「尊敬」にすり替わってしまったり、
あんまり上手く行ってないのもまた面白い、、、と
正に(面白さの)トリプルスリーを成している漫画・・・だと言えます
本人の知らないところでモテている、しかも、ただのモテたがりとも違うので
何気にしっかりと主人公っぽい活躍もしている。。とおおよそ新人が描いた漫画とは思えないくらい軸がしっかりしてますね

仮に、初回のままの方向性だったなら、「まあまあ面白い漫画」で終わってたと思う
そこにオークレイが加わった事によってしっかりと連載作品としての面白さが出来て来た気がするんですよね
ぶっちゃけ、
「毎週エヴァンスが格好付ける」→「恋愛ではない形で報われる」→「内心ガッカリ・・・」の繰り返しだったなら、
この漫画はそこで頭打ちになってたと思う しかし、オークレイという本当にエヴァンスを分かってくれる子がいる事で
ただ主人公が可哀想な漫画、ではなく、どんどん夢中になってくれるオークレイの可愛さ&ラブコメ感、という
「長く愛読出来る要素」が出来上がっているなあ。と思うんです
その辺が上手いですよね・・・
今週なんか恋敵みたいなキャラまで出て来てラブコメ的にニヤニヤしまくってしまいました
しかも、割と計算含めた目的で近づいてる&オークレイはあくまでライバルを装っている、、、という事実から
エヴァンス的にはちっともハーレムのうはうは感がないのがまた巧過ぎる(笑)。
これによってエヴァンスのコミカル感と、
ヒロインズのラブコメちっくなやりとりと・・・と、正に一粒で二度美味しい作品に仕上がってるんですよね

サンデーは6連弾新連載をこの間繰り出してこの作品もその中の一部なんですが、
俺個人的にはこの漫画がその中でも一番面白いと思うし、大好きですね
「天野めぐみ」「古見さん」が既に雑誌の中核になってる今、
まだ新人で後ろ盾もなさそうなこの作品を今は一番プッシュしたい気持ちです
気が付けば毎週アンケート首位で出しちゃってますね・・・そのくらい可能性を感じてます
取り合えず、めぐみ古見さん魔王城だがし辺りが好きならきっとこの漫画も気に入ってくれると思う
それらと違って、主人公の顔つきがハードボイルドですけど(笑
読めばこの漫画がいかに良く出来てるかが分かるかと
個人的にすげー応援したいタイトルですね。






個人的に、「金に興味はない」と啖呵切ったエヴァンスに本気で心酔しちゃってるオークレイがヤバかったです
そりゃ、あの顔であの雰囲気であの口調だから本気で信じて女心くすぐられちゃうよなあ・・・笑
コミカルさとラブコメのニヤニヤ感をちゃんと両立出来てるセンスが堪らないですね
おまけに、
今週の内容って強盗が二人がかりで襲って来たお陰で
お嬢様の依頼が過保護とか物語上の都合とかじゃなく、
さり気に「用心深い」「流石の判断だった。」って思えるところがまたイイんですよね
さっきからやたら絶賛してますけど、それほどまでに今週の内容が素晴らしかった、って事です
新たなヒロイン候補が出て来たってだけでテンション激上げ&笑みがこぼれっぱなしなのに、
作劇としてもちゃんと納得がいくものになっている、、、とか最高過ぎますね
オークレイちゃんとケイティちゃんの火花散る女の戦い・・・実にニヤニヤさせてもらいました
なんだかんだで財力を後悔しちゃう人間らしいトコロ含めて好きです、エヴァンス。
これは単行本出たら絶対欲しいですね。