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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

fOUL「砂上の楼閣43」@新代田LIVE HOUSE FEVER 25.3.8

2025-03-14 | LIVE











先週の土曜日にfOULのライブを新代田で観ました。











中学生の頃から大好きだったfOUL、
活動再開してから何度もライブに足を運んで来ましたけど、
実はワンマンライブに関しては初でした
今まで、
サンボマスター、ZAZEN BOYS、eastern youth、スパルタローカルズ…と
錚々たる面子との濃ゆい対バンを拝んで参りましたが
遂に初めての単独公演参加!って事で
今まで聴けてなかったあの曲やその曲なんか聴けちゃうのかな?とか
イロイロ期待して参加したライブでしたね
 特に、
管理人は中学生の夏休み辺りに購入した「Husserliana」がかなり思い出深い一枚なので
あのアルバムからの楽曲が来ると本当青春が蘇る感じがするというか・・・
かなりコンスタントに聴いてましたからね
歌詞カードのツルツル感も大好きでね。
CDだと、
そういう部分も印象に残るからやっぱりフィジカルは良いよなぁ、
とか感じますね
それが当たり前だったあの頃よりもずっとね。













FEVERの看板。いつ見てもカッコイイ。




今年初のfOUL、
復活してから大分経ったけど、
未だにライブを観れるのが夢のよう。
FEVERはカシスオレンジが美味しいから、
ドリンクチケットで交換したカシオレを味わいつつその時を待っていた
 一曲目は、
力強いドラミングから始まり、
ギンギンのベースにも魅せられた「枯槁」!!
いきなり「Husserliana」の曲来たー!と管理人もニンマリ
そして、
谷口さんの歌も良い。
「僅かな陽射しを閉ざさないで」というフレーズに感情移入しつつ、
歌心溢れるその歌唱、更にドラムスの大地さんのコーラスワークにも心酔しながら、
初っ端からの名曲の解禁にウットリしていたのでした。
 痙攣してるかの様なギターリフに、
ダイナミックなバンドサウンドが気持ち良い「1 am 1 am」で更に場を温め、
MCで「fOULでございます。」
「楽しみますのでよろしくお願いいたします。」
と挨拶し、
これまた大好きな「フッサリアーナ」が繰り出される。
尚、
(「枯槁」と「フッサリアーナ」に関して)
両親が生まれ故郷の北海道に里帰りしていた時にですね
なんとか当時熱心なリスナーだった、
NHK-FMの「ミュージックスクエア」を聴きたくて、
ラジオ付きのカセットウォークマンを持って行って寝る前にコッソリ聴いてたんですね
そこでメンバーチョイスのオンエア曲がこの二曲と「全裸の魂」で、
それまで知らなかったので「何だこれは?!」となったんです
つまりは北海道でfOUL初めて聴きました、と。
だから、
原体験が特別なものという事もあってあの辺の曲はすごい思い入れある
千葉に帰って来てから市内に当時あったCDショップでアルバム買って、
「フッサリアーナ」も繰り返し聴いたなぁ…
そんな、
あの頃の気持ちに何度生で聴いても帰れる一曲
瑞々しいギターリフの気持ち良さに
脂の乗ったドラミング、
ベースとの息もピッタリでそのグルーヴにも興奮しつつ、
独特の視点で綴られた歌詞の世界観と共に浸り切ったこれまた尊い時間でした
ベースの音色が歌ってるかの様にメロディアスだったのも楽しかったなぁ。
 
ベースと言えば、
重めの「ブーン」ってフレーズがまた刺激的で心地良い名曲「氷の山」
この曲は高校生の頃に列伝のコンピで聴いて衝撃を受けた一曲だったので、
この曲もちょこちょこライブで聴ける事がかな〜り嬉しい。
冷んやりした序盤からどんどんヒートアップしていくアンサンブル、
そしてサビの轟音っぷりがまた痛快だった
歌詞の、
「ほらぁ!」の部分の純真無垢な歌唱にもときめきを貰いつつ、
どこからどう切ってもオルタナとしか表現仕様のない、
ナチュラルボーン・オルタナティブロックを堪能出来て至福の一時でした。。


ドラムスの大地さんの息が上がりちょっとしたMCタイム。
大地さん「結成30周年・・・皆さまのお陰でございます。」とお礼、
そして拍手が沸き、
そこからライブで聴きたい!とずっと内心熱望していた「絶え間ない保身と枯草」!!
この選曲はマジで嬉しかった…!
以前から、
「粛々と前のめりに改善挑む」ってフレーズが大好きで、
日常生活に於ける応援歌の一つに勝手にさせて貰ってたんで
この曲を生で聴けるなんて!みたいな感動
がありました
また、
イイ。
音源以上のドライヴ感は間違いなく最高だったし、
スピードUPする箇所やブレイクの格好良さには単純に痺れた
ヒリヒリする様なグルーヴに強さと儚さが同時に滲む歌詞にも感化され、
個人的にこのライブ随一のハイライトを早くも感じていた一幕でした
このロックバンド感、いい!と興奮しながらパンキッシュでもある音像にヘドバンも。
最後の、
「奇蹟の数だけ もどかしい
 奇蹟の数だけ 奥ゆかしい」
の部分も大好きなので、
あれを生で聴けた上に音源以上の情感も受け取れてホント最高の瞬間でございました
こうやって、
大好きな曲のライブバージョンを回収するのマジで至福だなぁ。。と心から思った。
 谷口さんが腰をクネクネさせながらギターを弾き倒し、
時に強烈なシャウトをかました「GREEN」
躍動感たっぷりのハードコアナンバー「神保参詣」では、
デス声も披露〜とかなりノリノリの模様でした
鉄っぽさ満点の鮮烈なギターサウンドのギンギンっぷりも気持ち良かった「赤い砂漠」もイイ
そんな谷口さんがステージのフロントまで出て来て、
力強くギター掻き鳴らしていた「Decade」と
この日は谷口ギターも絶好調でしたね。
あの鉄っぽさがタマラナイ。


楽しかったライブも、いよいよクライマックスへ。
まずはヒリついた空気感〜からの、
良い意味でキチってる大噴火に感銘を毎回受ける「裁判所の架空の訓示」
この曲はドラムのテクニカルな叩き方も大好きでドラムにも注視しながら聴いていた
百発百中レベルで観客を沸かせる爆裂ブレイクの部分に関しては、
管理人も陶酔し過ぎて狂ったかの様にヘドバンしてしまった
やっぱり何度聴いてもこの曲は、スゴい。
 MCで谷口さん
「(ここから)ライブ入れ過ぎじゃない?」
学さん「コンスタントにやってた方が良いと思います。。」
正論で返して場がほんわかした笑いに包まれていました笑
そんな学さんのベースがガンガン動きまくっていた「悲しみを身に纏った男たちの行進」
痙攣気味のギターソロもブチ格好良いドクドクしたロックナンバーでテンションも上がった
テンションと言えば、続くキラーチューン「ドストエフスキー・グルーヴ」では
イントロの段階で長年磨かれて来た鉄壁のグルーヴが火を吹いていて
その時点でテンションは大分ブチ上がっていた
三位一体というか、
fOULという性急でストレンジな生き物感というか…
音源より更にタイトに引き締まったバンド演奏に夢中になって聴き入った
 MCで谷口さんが「次で最後の曲です。」と告げると、
飢えたfOULerの皆さんが「早いー!」「もっとー!」と渾身のリクエスト
大地さんは「勘弁して〜!」と返してましたが笑
それだけ求められる存在である…という事でもありますね。
本編最後は現時点での最新アルバムのタイトル曲である「アシスタント」を披露
この曲もライブで聴くのは初めてな気がする
ギターリフがキンキンしてて格好良い
盛り上がるってよりは、
どっちかと言うとじっくり聴くタイプのシックな楽曲に思えるけど、
それはそれである意味fOULっぽい締め方でもあるし、
一定のリズムを刻み続けるベースラインがまた心地良くてこれまた素晴らしい一幕でした。

アンコールも敢行!!
まずは、
エモやオルタナの香りが漂う「そして浸透」から。
この曲はXで予めこの日演奏する事を匂わせる投稿があったので
直前に聴き込んでた影響もあってより心地良く浸る事が出来た
淡いギターフレーズ×這う様なベースライン×小気味良いドラミングの
ケミストリーが実に素敵なアンコール始まりでした。
 尚、
この曲も何となく演るかも!と予感があって
朝に聴いていた「向こう三年の通暁者」
イントロから漂うギラギラ感がまず最高だった。
疾走するドラム、
メロディアスなベースライン、
そして小刻みなギターリフ・・・とfOULのアレンジは
年代を感じさせない洗練された良さがあるなぁ。と感銘も受けた一曲
歌唱、歌詞も良いけど、この日はそのスリリングな演奏の方に特に魅せられてたかも
リズム隊の一体感やラストのハードコア感がまた痛快でサイコーだった!
 そして、
ダブルアンコールでは
コンピ「極東最前線」の一曲目を飾る往年の名曲「wax&wane」でオーラス。
冒頭の語り(?)の部分の「ニコティン…?」の言い方がかなり面白かった笑
だけど、
演奏や歌唱は
ユーモラスな始まりとは対照的に超ゴリゴリで前のめりで刺激的だった
ある意味ベテランらしからぬガツガツした瑞々しさにヤラれつつ、
ザクザクしたロックサウンドの心地良さに心酔しながら、
恍惚の夜は終わりを告げたのでした。
fOULは歌詞や雰囲気のストレンジさがよく話題に上がるけど、
リズム隊の演奏技術が素人目からしてもヤバいくらい洗練されてる様に感じられて
実は3人それぞれが煌めきを四方八方に放っているバンドでもあります
それに支えられて自由に奇天烈に舞う谷口さんの存在感もまた格別ですね
fOULのライブは何度も観させて頂いてたけど、ワンマンは初体験
とっても思い出に残る初体験でございました
雪も降ってたし(笑)。
ありがとうございました!!!















1.枯槁
2.1 am 1 am
3.フッサリアーナ
4.氷の山
5.絶え間ない保身と枯草
6.GREEN
7.神保参詣
8.赤い砂漠
9.Decade
10.裁判所の架空の訓示
11.悲しみを身に纏った男たちの行進
12.ドストエフスキー・グルーヴ
13.アシスタント

14.そして浸透
15.向こう三年の通暁者

16.wax&wane
















という訳で、
今年初のfOULのライブレポでした。
fOULが令和に蘇ってこうしてコンスタントにライブしてくれている、
その事自体がとても尊いし有難いし、
セトリに関してもですね、
人気曲は毎回抑えつつ
細かくちょこちょこ初めて生で聴く曲も織り交ぜてくれるイメージなんで
また次行けばあの曲も聴けるかも!みたいな
そういう期待感があるのが素晴らしいなぁ、と。
個人的には、
「全裸の魂」聴きたい!とか、
まだ内在する欲望がありますので笑
 例え、
演奏しなくてもね、
観る度に脂が乗り続けている今のfOULは
中々見逃せないバンドになっているから。
7月のワンマンも是非行きたいなぁ!と思っています
その時にはfOULerの皆様是非よろしくお願いします!



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