ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

乙な方

2018年03月25日 | 日記
 乙な出会いがありました。大学の図書館のパソコン室に座っていたら斜め向かいの初老の紳士がアイコンタクトを送ってきます。早急に手をつけなければならない課題もありやや訝しがってもいたら流暢な日本語で話しかけられました。わからない日本語の文献があるから教えてほしいとのことです。その代わり私の英語も見てくれるということで30分ずつ時間を提供し合う交渉成立です。
 なんでそんなに日本語が上手いんですか?と質問したら、金融関係の仕事で使っていたから。人は仕事になるとお金をもらっている分、必死になりますね、という答えでした。今は中国の漢文を研究している学生だということでなんだか乙な雰囲気の方でした。今度またエクスチェンジするので楽しみです。

見知らぬ人

2018年03月25日 | 日記
 イギリスでは知らない人と街でちょっとした会話をすることはよくあることです。先日もスーパーのセルフレジでお酒を買う際に係りの人の年齢認証が必要で‘I can drink it up!’というような small talkをしました。笑い合ってThat's it!それで終わりです。何の意味もありません。
 
それが先日、またスーパーのちょっとした簡易スペースのカフェエリアで初老の紳士と知り合いました。素敵な雰囲気の人でちょっとした small talkから言語学を勉強しているとかそういう話になり彼の出身国の言語を教えてもらったりしました。自分の娘の友達が日本人だというような話からてっきり私と同じくらいの年齢の娘さんがいるのだと想像していたら、ほらこれが娘だよ、と見せてくれた写真は11歳の女の子のあどけないもので驚きと共に可笑しかったです。詳しくは聞いていませんが娘さんのママとは一緒に住んでいないようです。

 楽しかったしもうそろそろ品物を買って家路につこうと思って立ち上がったらアドレスを交換しようと言います。こういうのは一時 stranger同志として出会い短時間の会話を繰り広げそして見知らぬ者同志として別れていくのが乙でありアドレス交換をするのは乙ではありません!

とある駅の柵

2018年03月25日 | 日記
見知らぬ駅の何気ない柵。色合いといいデザインといいどうしてこんなに可愛いのでしょう。日本だったらただの四角の黒い柵かなあなんて考えました。そしてところどころ剥げちゃったりなんかして。江戸時代は赤を基調に長屋が並んでいたりしてきっと日本独特で素敵だっただろうに、高度成長がデタラメに濫立された醜いものを送り込んでしまったのでしょう。着物の色彩は今でも本当に素敵なのに。

Boeuf bourguignon

2018年03月25日 | 日記
イギリスで食べるフレンチ料理 Boeuf bourguignon。映画“Julie & Julia”でJuliaが作っていました。あの頃たくさん映画を見ていたのですが今はあまり見ません。昨日、久しぶりに映画を見たくなり試験が終わった後の空っぽの頭で“Mission impossible”を見ました。若き日のトム様のアクションが痛快できっと何も考えたくなかったのかもしれません。今日も部屋にネコちゃんがいますがエサもあげていないのにどうして居ついたのでしょう。

Canterbury

2018年03月25日 | 日記
This is Canterbury West railway station. It was a very tiny station.

有名なチョーサーのカンタベリー物語の地です。有名なカテドラルがあり観光名所としても知られているのでてっきりもっと大きな駅だと思っていたらそんなことはありませんでした。連れ合いと駅で別れた後、一人で列車をまっていたらロシアのノブゴロドを思い出しました。ちょうどノブゴロドもこんな小さな駅で、出た途端に小さなロータリーがあり曇り空の中、他のメンバーの切符を一人で駅に買いに行きました。その道の静寂がとても心地よく幸福を感じたのを覚えています。

ノブゴロド 一人駅路へ 白静けさ