ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

オリンピアーダのあとで・・・。

2014年02月27日 | 日記
 すっかりソチオリンピックの熱も冷め、通常の生活が続いているウラル山脈の麓のペルミの町です。
オリンピックが始まる前までは、ロシア人のポーカーフェイス同様にまったく盛り上がりを見せなかったロシアでしたが、開始後は職場でもオリンピックの話で盛り上がりました。特にフィギュアスケートは、ロシアも日本も強豪の集まりということで、羽生君VSプルシェンコ、真央ちゃんVSリプニツカヤ、プルシェンコ棄権後の翌朝はロシア人もみんながっかりしており、それについての様々意見が飛び交いました。何人かの生徒は「羽生君をかっこいい」と言っていました。プルシェンコよりも羽生君を応援するとはかなりの日本びいきです。

 開会式と閉会式、素晴らしかったですね。
国の発展および経済およびその他もろもろの状況は他国と比べて劣っていても、芸術系は非常に優れているんだということを再認識させられました。

 今週土曜日は、私の学校でも『ひな祭りパーティー』と称して日本語コースの各クラスごとの催し物があります。
腕白マーリチクたちは『大きなかぶ』の劇をします。もともとロシア民話のこの物語を登場人物を、侍、忍者、芸者、河童、狸、狐、日本の可哀想なサラリーマンに置き換えて上演します。歌舞伎アイズのメイキャップが楽しみです。

 そして明日からはまたまた日本映画祭が始まります。今回は、すべて現代映画に統一したらしく、4日間のあには北川景子主演の『花のあと』『サイドカーに犬』『三丁目の夕日』『ヴィヨンの妻』が上映されます。
これは日本のアニメや漫画人気を利用して日本文化促進をしたい日本政府の、ロシア以外の海外へも配信されるすべて無料の粋な企画です。