ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

バラ色の世界

2018年03月24日 | 日記
 試験対策でアメリカ人のLoganとイギリス人のAliceに交じって問題解決を図っていたのですが私の貢献できることなどわずかです。NativeのLoganがある表現の意味がわからないと言えば私には一生わかるはずもなく私の務めはひたすら二人の話を真摯に聞き、お茶とお菓子を持っていくこと!そしてLoganのそのAmerican Englishで放たれる大仰な‘Goddammit!!’にAliceと笑い雰囲気向上に努めること!一人ではまったく歯が立たない課題がNativeと共に一時間半で終わりました。試験は歓迎しないけれど、クラスメートとの結びつきを強めるのは確かで、普段教室でCoolなLoganがそれまでそんなに懇意でもなかったNativeではない私のために懇切丁寧に説明してくれすごく優しい人なのだと感じました。

 世界があって、それぞれの社会があって、その中に大学機関があり、学生としてそこに所属しているのであれば試験にパスすることは必須です。これがMust問題として立ちはだかってくるので言うまでもなくストレスがかかります。そのどうにか突破しなくてはならない状況で自分一人ではそれができないと感じているときに手を差し伸べてくれる人たちの優しさは真の優しさだと信じられます。その優しさだけもらえたから試験の点数なんてどうでもいいかなとまで思える境地です。感謝の印として玉子クッキーを贈呈すること!これも忘れてはなりません。ちょっとした気遣いは本当に大事だとそれは日本で働いていたときに教わりました。

 試験が終わった今、勉強した内容は全部忘れましたが:)思い出すのはそういう優しかった人たちのことです。私の過食もすっかりStopしました!本日0時から夏時間が始まります!

英語

2018年03月24日 | 日記
 昔は英語もロシア語くらい好きだったのですが、徐々に英語が義務のようになりあるレベルに到達するまでひたすら点数のために勉強するというようになってから徐々に英語に対する特別な思いがなくなっていきました。それでも今でも男の人が話すBritish Englishはかっこいいなと思うし言い回しにズキンと来てさすがだなと感心するときもあります。

 先日、あるイギリス人に、マウスピースをして寝るから口が前に突き出てアヒルのようにならないか心配だと冗談交じりで話したら、‘Oh no worry. You still have a lovely mouth’と言われました。その後これを日本語で話せるか?否、話せない、と一人で納得しやはり言葉は構造やその背景にある文化によって使い方や言い回しがまったく違ってくると思いました。この状況で日本語で‘大丈夫だよ。今でも可愛い口だよ’なんて言えますか!?笑 あとは、悲しいことが起こった女性に対して、‘Oh lady!’これもかっこいいなと思いました。

 ちなみに私は、British Englishは男の人用でAmerican Englishは女の子が話すのが可愛いなと勝手に思っています。女の人がBritish Englishを話すとカクカク角ばって聞こえ、だけどAmerican Englishはふにゃふにゃしている分柔らかく可愛く聞こえ女の人の声に合っていると感じます。クラスメートのAshleyが話すAmerican Englishはたくさんのジェスチャーと相まってとってもCuteです。
 

British English in Russian lesson

2018年03月24日 | 日記
 ロンドンで引き続きロシア語を勉強しています。違う大学の夜間コースで週一度学んでいるのですがとても楽しいです。なにが楽しいってやはり気楽です)試験もないし、自分のレベルに合ったクラスに入っているのでプレッシャーもまったくなく無理なくいられます。
 先生はロシア人ですが生徒はイギリス人と私のようなアジアからの生徒が数名です。たまに質問が出たりすると、それが痺れるBritish Englishでなされ先生がまた魅惑のロシア語で応答するという何とも夢の世界のような空間が広がっています。授業が終わるといつも恍惚のうちに暗くなった街を歩いて帰ります。

Phonetics and Jonny

2018年03月24日 | 日記
 そのJonnyですが痺れるようなBritish Englishを話します。今回、言語学のレポートでPhoneticsの分野がどうしてもわからずにJonnyに助けてもらいました。こういう言語そのものの仕組みにかかわる発音記号の分野になると英語力の問題ではなくなり暗号解明のような到底一人では逆立ちしたって理解できない領域に移行していきます。そんな時どれだけ助けてくれる級友を持つかで切り抜けられる前途が違ってきて、海外の大学院は実は英語力そのものよりもこっちのほうが重要なのではないかと思います。持つべきものは心優しい友人です。

 今回も私がわからない、わからないと頭を抱えていたら偶然Jonnyが通りかかり‘I like it! I like this area!’で事は運び、その痺れるBritish Englishで発音記号そのものに付く名前とその用法を図解で説明してくれました。私はわからないなりに懸命に理解に励み、そして頭の片隅では nasal labial continuantと次々に発音されるわけのわからない発音記号名とそれを痺れるBritish Englishで説明する彼のBritish Englishに痺れていました。

Jonnyの逆襲

2018年03月24日 | 日記
 西洋の国の人々は自己主張が強いとか、自己主張をはっきりする、というようなことをよく聞くと思います。私は海外にたくさん接しておきながらこの意味することがあまりよくわかっていなかったのですが、先日、あ~こういうことか、というようなことが起こりました。
 修論のテーマについての中間発表のプレゼンのスコアに納得いかないということでクラスメートの一人であるJonnyが自己主張をしていました!普段よりも明らかに強張った顔を見せ、これから教授に言いに行く、と宣言し実際に話しに行っていました。講義の合間の休み時間での出来事だったのでその様子を私は遠目から密かに気づかれないようにけれど興味津々で見守っていました。
 納得いかない、と言っているJonnyの言葉が聞こえます。それに対し教授が何か言っていましたがスコアが覆ることはありません。海外に行っても日本社会に生きる私にとって、Jonnyの教授をも恐れず自己主張するその姿勢がただただ痛快で羨ましくもあり、心の中でGo Go Go Go Jonny! Go for it!と叫んでいる自分がいました。

学者になる素質と真夜中のチップス

2018年03月24日 | 日記
 昨日で試験と課題提出期間が終わりました。
一区切りついた今日はもう少しハッピーな気持ちになれるかなと思っていたらそうでもありませんでした。笑
大学院に来るまで知らなかったのですが、学者になるにも素質があって、まず必須なのは長時間論文を読むことを楽しめないとダメですね。
私はその点素質がなく、すぐにコーヒーを飲みたくなったり、チョコを食べたくなったり、買ってこようかなと心がざわついています。
この数日は、図書館を出た夜11時過ぎにスーパーに寄ってポテトチップスを一袋買い、そして食べながら帰っていました。明らかにストレスの反動なので身体に良くないのはわかっているのですがやめられません。そしてあの最初の一口、二口、三口の美味なこと!まさしく真夜中の饗宴ですね!真夜中の誘惑とも言います。