笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

厳しくも、温かい言葉

2006年05月18日 19時37分07秒 | Weblog
笛をはじめて1080日目。
 昨夜は、定例の稽古日でした。6月4日に出演があるので、子供達を交えての稽古が大半でありました。私は、最初小太鼓を叩いて、それから笛を少し吹きました。最初は、少し集まりも悪かったのですが、段々と人が集まってきて、最後は大勢の稽古となりました。

 最初に笛を持ったとき、きていたウインドブレーカーの衿が口元にあたり、少し焦って笛を吹き初めてしまいました。そのことが原因ではありませんが、少し調子も良くありませんでした。
 先週師匠のお宅での稽古の時、教えて頂いた新しいところの指使いが解らなかったので、すぐ横にいた兄弟子に聞き、教えてもらいました。おかしいと思っていたのですが、やっぱり指が少し違いました。その場で吹こうとしましたが、再び音が出ません。少し焦りました。その場は、次の稽古もあり、それで終わりましたので、指使いはしっかりと覚えておくようにしました。
 その後、引き続き出演の稽古をしましたが、途中屋台下の曲の時少し笛をふきました。すると、先ほど指使いを教わった兄弟子から、「ハラハラがしっかり出来ていない」とダメだしがありました。大御所の兄弟子も、私の吹いている横まできて下さり、「ハラハラの指はこうだ」ということで、丁寧にご指導頂きました。
 また、他の兄弟子は、「音が半音くらい違う。音が漏れているし、息吹きも弱い」とこれまたご指導頂きました。「息が漏れているかは、腕まくりしてひじのところに息が感じる用ではダメだ」と言うことまで教えて頂きました。

 少し、調子に乗ると基本をおろそかにしてしまったり、また、昨日は前夜の体調不良も少し引きずっていて、ちょっと散々な結果になってしまいました。但し、色々な兄弟子が厳しくもあり、暖かな言葉を掛けてくれるので、反面嬉しくあります。注意されると言うことは、少なからずとも気持ちの良いものではありませんが、でも注意してくれる人も、私の事を思って言ってくれる訳で、本当に感謝しなければいけません。有り難いことです。
 ちょっと、へこんでしまったので、帰りに人気の無いところに車を止めて、車の中で15分ほど吹きました。太鼓に合わせたり、他の人の笛に合わせると少し焦ってしまうので、少しゆっくりと指を確実に動かす事を注意しながら、また稽古で教えて頂いて事を頭に入れながら吹きました。
 すぐに簡単に直るということではありませんが、今晩から少し注意しながら稽古して行きたいと思います。

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5 コメント

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ここで (にょ)
2006-05-18 19:37:40
はじめまして♪

コメントに同感です。
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深い・・・。 (千春)
2006-05-19 06:43:42
全く笛のことを知らない私は

「息を吹いて指で押えて放して・・・」と

単純に考えてしまいますけど



指使いで音が変わったり、息の量(?)で変わったり・・・深すぎます



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稽古不足 (RED MOON)
2006-05-19 09:50:37
厳しい、暖かい言葉をかけていただけるのは、禰里吉さんの一生懸命がんばっている姿があるからですね。

私は今、うまく動かない指があって、手がどこか悪いんじゃないかなと心配に・・・でもやっぱり稽古不足ですかねぇ。
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コメント御礼 (禰里吉)
2006-05-19 10:24:04
にょさん>>初めまして。また色々とコメント下さい。お待ちしております。



千春さん>>そうですね、皆さんきっと最初はそう思いますよね。ビブラートを指の動きで表現したり、7つの穴を時には一本の指で押さえて音を出したり、複数の指だったりと色々な指使いもあるのです。はっきり言って奥は深いです。また機会がありましたら、一度聞いて下さい。



REDMOONさん>>笛を習う一番最初に、兎に角吹かなくても毎日必ず笛をもちなさいと、兄弟子に教わりました。夜中とか音が出せないときや、テレビを見ているときでも、笛を持って指の動きを稽古しなさいと言われました。必ずということはできないんですがね・・・。

 私は物覚えも悪いし、間違った指で吹いていても、変な癖がついたり、音が違ってくるので、解らないときは、色々な兄弟子にすぐに聞きに行きます。そうして修正しています。心配しながら吹いていると、益々不安になってしまうし・・・。

 お互い頑張りましょう!!
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聞くは一時の恥 (勿忘草)
2006-05-20 11:27:40
ダンスにも、シャドウダンスと言って、相手と組まずに一人で踊る練習や、イメージトレーニングもあります。

笛も、吹かずとも手に持つことが大事、ということがよくわかります。



注意を受けることは、うれしいことですよね。



隅田川の姿が思い出されます。
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