ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

お礼とお知らせ

2005-12-30 01:02:36 | 心のなか
夏から、自筆のイラストを必ずつけて、関心の赴くままユラユラと漂って書いてきましたが、生活のリズムが大きく変わり、今までの更新頻度が維持できなくなってきました。更新するたびに読んでくださっている方もいらっしゃるようですごくうれしく思っていましたが、これからは今までのようなほぼ毎日更新というペースがちょっと無理なのが確実な情勢なので、ここでそれをお知らせしておこうと思いました。閉じるわけではなく、時々は更新しますが、とりあえずお知らせすると共に、今まで読んで下さった方に心からお礼申し上げます。もちろん、これからも読んでいただければ幸いです。今の正直な気持ちですが、夏からほとんど毎日更新するよう自分に課して来ましたが、その結果、文章力、イラストの腕、ユニークなものの見方を心がける、等、得たものはすごく大きく、その収穫は予想以上です。辞めちゃおうかなあとめげそうになった時、読んでくださる方がおられるという事実にすごく励まされて何とか続けることができました。本当にありがとうございました。

宮里藍、男子ツアー予選落ち。わざと負けたとは言わないが、作戦通りだったと思う。

2005-12-17 23:16:05 | スポーツ
藍、白旗…最下位で予選落ち「私には無理」 (サンケイスポーツ) - goo ニュース

宮里藍は、男子ツアーで優勝できるとまで断言はしなけど、予選通過くらいはできる力があると思う。今回の予選落ちは、わざと負けたとまでは言わないが、彼女の作戦通りだったのではないか。そこには彼女の周到な計算を感じる。ここで予選を通過してもいいことがほとんどないという計算だ。だいたいクールな眠狂四郎のような目をして醒めた闘志をみなぎらせる彼女が「男子ツアーは私には無理」なんていう発言をするのが絶対におかしく不自然である。彼女の中では極めて順当で必要な予選落ちであった。第一に、彼女の名声はすでに充分である。これ以上の名声は過剰でありかえって重荷になる。第二に、女子プロの中に敵が多いといわれているのに男子プロまで敵に回してもいいことは何もない。男子ツアーを狙うなんていう意思が全くないことを表明してこれ以上の敵が増えるのを避けたい。第三にこれ以上兄たちにプレッシャーをかけるのはまずい。第四に今後のこの大会への出場依頼を断りたい。今までも断ってきたのに沖縄振興のためやむを得ず出たと聞く。一度出場してこれで勘弁してほしいというのが本音だろう。第五に、男子ツアーに対しての自分の中の野心をここで完全に断っておいたほうが本来の女子ツアーの戦いに集中できる。今回の彼女の判断を200%支持する。冷徹な計算に加えて、何でもかんでも彼女頼みというゴルフ界への彼女の精一杯の抗議、抵抗でもあると思う。「いい加減にしてよね!」って感じか。いくら本音でないとはいえ「私には無理です」なんていう言葉を彼女の口から二度と聞きたくない。

いやいやFOMAに変えたらおサイフケータイすごく便利。でもこれ誰の負担?

2005-12-15 14:40:53 | くらし
ずっとこのままMOVAを使い続けようと思っていたのに、いきなり何の前触れもなく故障して、ショップに持っていったら水濡れになったことが示されていてこれが原因だから修理は有償だといわれ、しぶしぶFOMAに替えた。水濡れと言われても、雨の日に使ったことくらいはあるが水没とかは全くなく心当たりがないので、釈然としない。これからも雨とか雪とかの日の使用は要注意だ。テレビ電話もしないし、FOMAの機能、いろいろ付いててもったいないないとブツブツ言いながらおサイフケータイを設定して、そのことも忘れていたら羽田空港のレストランのカウンターで使えるという表示があったので使ってみたら、これが劇的に便利でくせになってしまった。JALカードでもチャージできるので買い物分をマイレージにも回せるし。今日、マツキヨでも使ったのだった。でもふと考えてみた。こんなに便利だが、このサービスに我々は一銭も払っていないけど、それは誰が負担するんですか?このシステムをやっている会社はどこで儲けるんですか?当然ドコモがこの会社に使用料を払うわけでしょ?それは当然料金に乗せられるわけでしょ?こういう風に考えてみたら、いろいろ機能付けるのはいいけど、なんでもかんでもくっつけてそれを電話料金になんだかよくわからない形で転嫁するのはやめてよねという風に思えてきて、便利だとはしゃいでいた自分がオコチャマに見えてきた。今、高機能ケータイとシンプルケータイとに2分化してきていてそれは当然だと思うが、高機能を求める人はあくまで受益者負担でやるのが筋で、使った機能の分だけ納得ずくで払うという形を明確にしてほしい。私が使っていないFOMAの「高」機能が一体どれだけたくさんあることか?

SAYURIその4、見た後結膜炎になって、昔の京都を思い出した

2005-12-15 11:49:57 | 映画&テレビ
表題見ても、何のことだかわかりませんよね。

ウィルス性の結膜炎になって、周りにうつさないようといわれて数日間自宅謹慎していて、ようやく感染の危険がなくなった。大変な目にあったものだ。結膜炎というのは小学校低学年以来で、数十年ぶりであるが、前になった時というのは、当時京都の疎水を使って開校していた水泳学校に通っている時にかかったのであった。今の衛生基準で見るととても泳げるような水質ではなく、泳いでいたら横を猫の死骸がぷかぷか流れて行ったりした。通っていた小学校にまだプールができる前の話であり、小学校のひと夏かふた夏かだけなのだが、この思い出が自分の中では結構鮮やかな京都の思い出になっている。SAYURIを見たのと発症したのが同時期だったので、自分の中の昔の京都を強烈にフラッシュバックさせることが2連発でやって来て、頭の中は完全に京都懐古モードに突入してしまった。水泳学校には毎日「市電」と呼ばれた路面電車で通った。歩いて西陣の街を抜けて、今出川通りの電停まで行くのだが、その街並みの空気感をSAYURIを見て鮮やかに思い出した。あのまったりした空気感のなかで育ったのだと無性にセンチメンタルな気分になってきた。まだ父も母も若かった。強烈な日差しとどぶ川のような濃い緑の水の色。なぜか真っ黒に日焼けした教官の筋肉質の肉体が頭に焼き付いているが、これはヘンな方に走ったということではなく、あんな体にどうやったらなれるのだろうという純粋な好奇心であった。帰りにいつも食べるきつねうどんが妙においしかった。近所に自家製のアイスクリームの店があると聞いていたやつがいて、みんなで行ったら値段の高さとミルクの味の効いたおいしさにびっくりした。この店はまだ健在みたいだが。おいしいものがあると聞いたらどんな手間をかけても行くという体質はこの頃既にあったのか…懐古の白日夢から我に返って、川端康成が東山魁夷に言ったという言葉を思い出した。「京都、早く描いといて下さいよ、もうなくなっちゃいますから」。残念だけど、これは事実だし、どうしようもできない部分もたくさんある。京都の街には続々町屋造りの店が誕生しているが、そこに昔の空気感までは再現できない。それは建物単体が発するものではなく、街と人とがみんなでトータルに作り出していたものだからだ。SAYURIは私にとって失われた京都の空気感の一端をハリウッド映画が感じさえてくれるというなんとも不思議な体験だった。この体験がとてもとても楽しかった。サユリのあの水色の美しい瞳を私は数十年ぶりの充血した結膜炎の目で見ていたのだった。もう一回見に行こうかな。今度は花街のディテールをもっとよく見よう。

川崎のおすすめランチツアー、小龍包→ラーメン

2005-12-14 14:48:51 | グルメ&スポット
私が愛好する川崎でのベストランチツアーをご紹介します。ツアーというくらいですから、2件はしごするんですが、まず地下街の南翔饅頭店で小龍包を食べ、次に京急川崎の方にある山頭火でミニラーメン、これが大変気に入ったランチです。さすがに時間があるときでないとやりませんが。

小龍包は例の上海の超有名店の首都圏進出で、六本木ヒルズにもあるが、向こうは並んでいて入れなかったことが2度ほどある。この点、川崎の店はいつ行っても入れるのがうれしい。上海の本店も、覚悟していた以上の行列の人の数で、こちらも断念した。本店にはぜひ行ってみたい。あれだけ並ぶのだから、相当うまいに違いない。小龍包には目がなく、今までは浜松町の新亜飯店と中華街の北京飯店を愛好していたが、最近は川崎のこの店ばかりである。新亜飯店は、なぜか小龍包以外はおいしくないという不思議な店だし、中華街では最近は、今更ながらではあるが、並んでも海員閣に行く。小龍包だが、豚肉入りもヘンな肉の臭みがなくスマートな味に仕上がっている。大好物ではあるが、食事というよりはおやつといった感じで、これだけではおなかが一杯にならないので、仕上げを山頭火のミニラーメンで行う。ここのラーメンもさすがに人気店だけあっておいしい。あれだけのギトギトのスープを香ばしく、臭みなく仕上げる手腕がすばらしい。2店とも大変おいしいが、両方とも高い。上海の店がいくら取っているか知らないが、日本では招致したソーホーズがかなり抜くのもあって、おやつみたいにしてはかなり高い。川崎の店で中国人が食べていたが、普通の中国人だったらひっくり返るくらいの値段の高さではないだろうか?山頭火にしても、最近はやりの格安ラーメン屋の倍以上の値段を取るからね。その前後にチネチッタかTOHOシネマで映画を見たりする選択肢もあり、ごちゃごちゃした川崎駅前だが、大変ハッピーに過ごせる。

SAYURIよかったよ、その3 下世話な話ですが、コンリーのチャンツィーへの憎しみが役に乗り移って…

2005-12-13 17:40:15 | 映画&テレビ
3回目はちょっと下世話な話ですが、初桃姐さんを大熱演する40歳のコンリーの、チャンツィーに対する屈折した感情に思いをはせていました。真偽のほどは知らないが、コンリーは恋人の巨匠・チャンイーモゥ監督をチャンツィーにとられたとか。HERO外伝というHEROのメイキング映像のDVDを見てたら、企画作業をしているチャンイーモゥのところにチャンツィーが打ち合わせに来るところがあって、二人の関係について全く何も知らなかったのだが、その映像の中のチャンツィーの監督に対するいろんなしぐさを見ていて、この二人は絶対できてるなと思ったのだった。ほどなく、私の勘があたっていることを知り、しかも、監督の以前の恋人はコンリーであったと。この関係って、今回の映画の中の初桃姐さんとサユリの関係そのものではないか?泣く子も黙る第一人者の姐さんが、彗星のように現れ飛ぶ鳥落とす勢いのサユリにその地位を脅かされていく…コンリーもよくこの仕事を受けたもんだ。それとも、個人的な怨念を演技のエネルギーにぶつけようとポジティブシンキングしたのだろうか?コンリーが断ってたら、この役はマギーチャンがやったのだろうかと思ったりもするが。確かにコンリーとチャンツィーは仲が悪いと聞いたことがあるが、そりゃそうでしょって感じだ。監督だけでなく、コンリーがチャンツィーに奪われたものってものすごく多いのではないだろうか?チャンツィーのここ最近の活躍は本当に目覚しい。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、中国のグローバル女優No.1の座を若くしてしっかり確保したのではないか。もちろん以前その座に座っていたのはコンリーである。私がコンリーだったら、チャンツィーだけはいくら憎んでも憎み足りないと思うだろう。こういう先入観を持って見たからかも知れないが、初桃とサユリの掛け合いはまさに中国人とか何人とかを超越して、二人のゲイシャの闘いが緊張感と迫力に満ちて表現されていたと思う。あれだけ日本のゲイシャ文化を綿密に調べ上げた制作スタッフのことだから、二人のこの微妙な関係を知った上であえて計算ずくでこの二人をキャスティングしてたのだったりして。

SAYURIおもしろかったよ、その2 戦前のゲイシャ空間を再現したハリウッドの底力

2005-12-12 12:24:28 | 映画&テレビ
SAYURIで個人的に感慨深かったのは、私にとって「三丁目の夕日ALWAYS」状態であったこと。京都西陣、花街の上七軒に程近い場所で生まれ育った私には、今はもうほとんどなくなってしまった、京都の昭和30年代の空気感をすごく感じることができた。もちろん映画の設定は戦前で、昭和30年代とは違うのだが、私が皮膚感覚や五感で覚えているかつての京都の下町の空気が伝わってきて、言い知れぬ懐かしさに浸ることができた。膨大な資力と労力と集中力で再現された戦前の「都」の花街。これをやってのけたハリウッドの底力に素直に脱帽した。しかも、ガイジンのヘンな偏見とか先入観とか興味本位の視線とかは感じられず、日本の伝統文化の一つの断面に対する尊重や敬意が感じられたことは、京都人としてとても嬉しかった。もちろん細かいことを言い出したらきりがないだろう。違和感を感じるシーンもないわけではない。戦前の花街でなんであんなラスベガスのショーみたいなダンスをするのか、とかいろいろね。でも大筋では充分過ぎるほど忠実に敬意を持って丹念に慎重に再現していると感じたので、気にはならなかった。むしろチャンツィーが華麗に踊るシーンなどは、花街文化とアメリカのショービジネスと中国の舞踏との出会いって感じでとても楽しかった。もともとオリジナルのゲイシャ文化を忠実に再現すること自体が最大のテーマなのではなく、ハリウッドがそのDNAを生かした形で日本の伝統文化をどう表現するかというところが見所なんだから、あんまり目くじらを立てても仕方ないと思う。最近のスピルバーグの仕事を見ていると、宇宙戦争にしてもターミナルにしても、たったこれだけの話をやるのにこれだけカネかけるわけ?という違和感を禁じえなかったが、今回は意味のあるカネのかけ方でしたねって言いたい。今、日本でこれだけ戦前の花街を再現した映画を作ることは経済的にとてもとてもできないのではないか?こうして映像として残してくれたハリウッドマネーに素直に感謝している。違和感という意味で言えば、セリフが英語でむしろ助かった。京都人としては、関西人でない俳優の怪しげな京言葉ほど興ざめするものはない。英語を使うことによってこの問題を回避したことが結果的に賢明であった。むしろ吹き替え版の京言葉がどうなっているか心配である。日本語でやるなら、ゲイシャたちが話す言葉はちゃんとした彼女たちの言葉でないと、全くぶち壊しである。映画会社がこの映画をもう少し本気で売りたかったのなら、吹き替えに佳つ乃姐さんを連れてくるとかやったら話題になったと思うけどね。フジヤマゲイシャといえば、外国で日本文化を極めて表面的に一面的にしかも不正確にとらえることの形容だったけど、「今はもう、フジヤマゲイシャばっかりやってるわけじゃありませんよ」というハリウッドからの反論のメッセージととらえ、その反論を上機嫌で了承したい。

今回の松下の対応にがっかり。中村革命とかいってもてはやされても、体質は変わらずか。

2005-12-11 12:06:08 | 政治&社会
温風機中毒の公表前、松下が部品を無償交換 (読売新聞) - goo ニュース

対応が終始後手後手に回ったのは、結果論ではあるけれど、危機管理の甘さ、顧客軽視、金儲け優先、といわれても仕方ないだろう。ソニーのブランドイメージを奪うような勢い、躍進ぶりだったのに、私の中ではブランドイメージかなり損傷しました。やぱり大阪のがめつい電器屋にすぎなかったか…今回もう一つ釈然としないのは、中村社長の顔が見えないことだ。メディアからの責任追及を恐れて逃げ回っているのではないかと思われても仕方ないのでは?これも、陣頭指揮の素晴らしいリーダーという位置付けが確立してきただけにとても残念だ。自業自得といえばコクだが、今回松下が失ったものは大きい。ブランドイメージとは一つのミスで地に落ちてしまうほどデリケートでフラジャイルであると、こういう事件がおこるたびにつくづく思う。今、好ブランドイメージを謳歌している企業の皆様、明日はわが身となる可能性もあるので、今一度緊張してくださいませ。

SAYURI,よかったよ、その1。中国のトップ女優たちの演技がすばらしい。

2005-12-11 01:16:59 | 映画&テレビ
チャンツィーたち中国の3人のトップ女優が日本人役をやると聞いた時、どんなゲテモノ映画ができるのかと心配したが、全然そんなことなかった。むしろ彼女たちの熱演に彼女たちが日本人ではないということを忘れてしまっていた。3人とも、演技者としての実力はやはりたいへんなものがあると脱帽した。特にさゆりを演じるチャンツィーはすばらしかった。それがどんな役であろうとも、それに真正面から取り組み、自分のものにして、さらに期待された以上の結果をだす、そういう表現力の強さや柔軟性とそれを支える強いハングリー精神を感じて、一層好きになった。ゲイシャとしての踊りのシーンもすばらしかった。LOVERSの中でアンディラウの前で舞うシーンがフラッシュバックした。コンリーもミシェルヨーもさすがの横綱相撲って感じですばらしい存在感と日本人役をこなす理解力・表現力であった。一緒に見た家内はミシェルヨーのことを知らなくて、ずっと日本人だと思っていたそうで、ボンドガールもやった香港のトップ女優だというとびっくりしていた。この3人の女性のそれぞれ絡み合う演技を見ているだけでも充分楽しめた。女優といえば桃井かおりの熱演も特筆されるべきである。留学していたとかで、英語も実はうまいんだね。キーとなる3人の女性の役になぜ日本人女優を起用しなかったのかと誰もが思うだろうが、やはり英語力を重視したのだろうか?でも役所広司も英語もせりふも自然でとってもよかったけど、彼はもともとそんなに英語はできないはずだ。映画の内幕をよく知らないが、実は日本人女優をオーディションしてたのだろうか?ラストサムライに出た小雪という話はなかったのだろうか?当然あっただろうけど、英語力で落ちたのだろうか?ボンドガールが目標だと以前公言していた藤原紀香なども参加したのか?個人的には大反対だが。視聴率女王を争う仲間ちゃんや天海嬢がやったらどうなってただろうか?ふたりともとても綺麗だし、それなりのものが成立したような気もするが。ハリウッドで主役を張れる日本人女優がいない、という意見に必ずしも賛成したくはないが、現状としてはそうなっているといわざるを得ないので、ここは渡辺謙に続いてハリウッド進出を果たす女優がぜひ出てきてほしいものである。桃井かおりがやったやり手女将の役もだれかと争ったのだろうか?元祖国際女優の島田陽子(今はヨウはどの漢字を使ってんのよ?!)とか?英語をすっかり忘れててダメだったって?夏木マリも例の千と千尋の魔女キャラで面白かったんじゃないかなあ。中国人女優の起用ということで言えば、これだけ中国で日本バッシングが盛んな昨今、日本人のしかもゲイシャを演じるとは何事かと中国国内で批判されるということはなかったのだろうか?必ずそういうことを言う人たちがいると思うのだが。慰安婦問題を引っ張ってくる連中もいたりして。でも、あの3人の演技を見ていると、「女優として与えられた仕事を全力でこなしただけで、それがなぜいけないんですか?」ってもし言われたらそれ以上何も言えなくなるくらい素晴らしい演技であった。この映画、書きたいことが一杯あるので、今日は女優の話でおしまいにして、また続き書きます。

松井秀喜ミュージアム開館、ON、大鵬といった古典的アイドルの流れを継承してます

2005-12-10 09:44:58 | 芸能人&有名人
まだ現役バリバリの時にミュージアムを実家の隣に開館ていうのもすごい仕切りである。一言で言えば松井パパの究極の息子自慢であるが、これを堂々とやっちゃう息子への愛情や誇りを素直に素晴らしいと思う。それに照れながらも協力する松井も孝行息子でこれもまた彼らしい。そのうち石川県では松井のいろんなエピソードを道徳の教科書に載せるのではないのか?もう載ってたりして。敬遠されてクサったのをこっぴどくしかられて2度としなくなった話とか?まさに、若くして郷土の英雄、立志伝中の人物という位置づけが確立してきている。松井のキャラには合っていていいと思うが、これからこの長島、王、大鵬、古くは沢村、双葉山につながるような国民的、正統的アイドルのキャラを維持していくのも大変ちゃあ大変だ。億万長者だが、ウン十万のアルマーニのコートを着てるとか、あんまり似合わない。やっぱり石川県でつくられて、裏に漢字で「松井」って刺繍されてるコートを着るべきだろ。戸田嬢との話はそういう意味では彼のキャラの範囲内と容認できる。飯島愛とかだとちょっとイメージが壊れるところである(あくまでキャラの話であって私自身は彼女が好きであるが)。それにしてもあのヤンキースの4番ですよ!ニッポンの国民的アイドルもグローバルになったもんだ。アメリカには道徳の教科書ってないのだろうか?そこにぜひ松井のエピソードを載せてほしいもんだ。ベーブルースの予告ホームランの話の次のページあたりに載ったらすごいよね。ここに来て、伝統的孝行息子の立身出世物語を体現する松井と、ヒルズ系スポーツセレブとも言うべき中田やイチローとにキャラがくっきり分かれちゃったね。こうして見ると、中田たちにはねたみの気持ちも入っちゃって、どうしても松井の方を応援してしまうのだが。