ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

今回の松下の対応にがっかり。中村革命とかいってもてはやされても、体質は変わらずか。

2005-12-11 12:06:08 | 政治&社会
温風機中毒の公表前、松下が部品を無償交換 (読売新聞) - goo ニュース

対応が終始後手後手に回ったのは、結果論ではあるけれど、危機管理の甘さ、顧客軽視、金儲け優先、といわれても仕方ないだろう。ソニーのブランドイメージを奪うような勢い、躍進ぶりだったのに、私の中ではブランドイメージかなり損傷しました。やぱり大阪のがめつい電器屋にすぎなかったか…今回もう一つ釈然としないのは、中村社長の顔が見えないことだ。メディアからの責任追及を恐れて逃げ回っているのではないかと思われても仕方ないのでは?これも、陣頭指揮の素晴らしいリーダーという位置付けが確立してきただけにとても残念だ。自業自得といえばコクだが、今回松下が失ったものは大きい。ブランドイメージとは一つのミスで地に落ちてしまうほどデリケートでフラジャイルであると、こういう事件がおこるたびにつくづく思う。今、好ブランドイメージを謳歌している企業の皆様、明日はわが身となる可能性もあるので、今一度緊張してくださいませ。

SAYURI,よかったよ、その1。中国のトップ女優たちの演技がすばらしい。

2005-12-11 01:16:59 | 映画&テレビ
チャンツィーたち中国の3人のトップ女優が日本人役をやると聞いた時、どんなゲテモノ映画ができるのかと心配したが、全然そんなことなかった。むしろ彼女たちの熱演に彼女たちが日本人ではないということを忘れてしまっていた。3人とも、演技者としての実力はやはりたいへんなものがあると脱帽した。特にさゆりを演じるチャンツィーはすばらしかった。それがどんな役であろうとも、それに真正面から取り組み、自分のものにして、さらに期待された以上の結果をだす、そういう表現力の強さや柔軟性とそれを支える強いハングリー精神を感じて、一層好きになった。ゲイシャとしての踊りのシーンもすばらしかった。LOVERSの中でアンディラウの前で舞うシーンがフラッシュバックした。コンリーもミシェルヨーもさすがの横綱相撲って感じですばらしい存在感と日本人役をこなす理解力・表現力であった。一緒に見た家内はミシェルヨーのことを知らなくて、ずっと日本人だと思っていたそうで、ボンドガールもやった香港のトップ女優だというとびっくりしていた。この3人の女性のそれぞれ絡み合う演技を見ているだけでも充分楽しめた。女優といえば桃井かおりの熱演も特筆されるべきである。留学していたとかで、英語も実はうまいんだね。キーとなる3人の女性の役になぜ日本人女優を起用しなかったのかと誰もが思うだろうが、やはり英語力を重視したのだろうか?でも役所広司も英語もせりふも自然でとってもよかったけど、彼はもともとそんなに英語はできないはずだ。映画の内幕をよく知らないが、実は日本人女優をオーディションしてたのだろうか?ラストサムライに出た小雪という話はなかったのだろうか?当然あっただろうけど、英語力で落ちたのだろうか?ボンドガールが目標だと以前公言していた藤原紀香なども参加したのか?個人的には大反対だが。視聴率女王を争う仲間ちゃんや天海嬢がやったらどうなってただろうか?ふたりともとても綺麗だし、それなりのものが成立したような気もするが。ハリウッドで主役を張れる日本人女優がいない、という意見に必ずしも賛成したくはないが、現状としてはそうなっているといわざるを得ないので、ここは渡辺謙に続いてハリウッド進出を果たす女優がぜひ出てきてほしいものである。桃井かおりがやったやり手女将の役もだれかと争ったのだろうか?元祖国際女優の島田陽子(今はヨウはどの漢字を使ってんのよ?!)とか?英語をすっかり忘れててダメだったって?夏木マリも例の千と千尋の魔女キャラで面白かったんじゃないかなあ。中国人女優の起用ということで言えば、これだけ中国で日本バッシングが盛んな昨今、日本人のしかもゲイシャを演じるとは何事かと中国国内で批判されるということはなかったのだろうか?必ずそういうことを言う人たちがいると思うのだが。慰安婦問題を引っ張ってくる連中もいたりして。でも、あの3人の演技を見ていると、「女優として与えられた仕事を全力でこなしただけで、それがなぜいけないんですか?」ってもし言われたらそれ以上何も言えなくなるくらい素晴らしい演技であった。この映画、書きたいことが一杯あるので、今日は女優の話でおしまいにして、また続き書きます。