ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

横浜のクイーンアリスに行って、満足しました

2010-02-09 13:08:36 | グルメ&スポット
 家内の誕生日のお祝いに、横浜パンパシフィックホテルの中のクイーンアリスでディナーを楽しんできた。
 社会人になったころの遠い昔、本店がブレイクしていて、周りの女の子たちが、「デートに誘われるならクイーンアリスがいい」と目をキラキラさせて語っていたのを思い出す。以来、結局一度も行ったことがなく、今度が初めてだ。あれから数十年、まだ第一線の人気を保っているのはすごいね。横浜のこの店も土日は予約でいっぱいだもんね。
 バースデースペシャルのお任せだったが、とてもおいしかった。あの内容でひとり1万ちょっとは充分納得できた。雰囲気は洋菓子の不二家がやってそうなレストランみたいで、フレンチの仰々しさがなくていいんじゃないか。
 ただ、こういう店って、酒が高いんだね。シャンパンで乾杯してハーフボトルのワインを開けたら、料理と余り変わらないくらいの金額になっちゃった。
 味と言えば、ファミレスの様な「親しみやすい味」の、レベルをずっと上げていくとこうなる、とでもいう味だと思った。フォアグラのソテーとか、フレンス料理のアイデンティをアピールしながらも、シーフードサラダとか、伊勢海老とか、日本で進化させたフレンチの魅力を堪能できた。
 本店にも関心はあるが、行くことはないかも。港区系の店はなんだか落ち着かなく感じてきちゃった。 横浜の海のそばのディナーってやっぱりいいね。シーサイドのあの夜景自体も大変なご馳走だ。水辺のナイトディナーが格別好きだ。mixiにこういうコミュニティはあるのだろうか。品川のTYハーバーブルワリーが好きでよく行くけど。
 家内のバースデーということで、写真を撮ってくれたりして、家内も大変よろこんでいたので、まずはめでたしめでたしと。


「具」だけじゃなく、パンにも凝ったバーガーを作ってください。

2008-07-27 19:14:15 | グルメ&スポット
一度は食べてみたいご当地変り種バーガーランキング(gooランキング) - goo ニュース

 ハンバーグ大好き、パン大好きの私としては、当然ハンバーガー大好きだ。
いわゆるファーストフードではない、ディナーとしてのハンバーガー文化がもっともっと発展して欲しいと心から望む。
 「具」のバージョンアップや多様化もいいが、パンにも凝ってみても面白いのでは。フィンランドでは麦芽いっぱいの黒パンのハンバーガーもあると聞いた。知り合いのフランス人はどのワインにはどのチーズが合うと何時間でも話続けるが、ハンバーガーも、どういうハンバーグにはどういうパンが一番合うとか、ハンバーグでないこういう具にはこういうパンが合うとかいう形で研究される余地がまだまだあるのでは。
 個人的にはクロワッサンフリークなので、クロワッサンを使ったおいしいハンバーガーが食べたい(それをハンバーガーと呼んでいいもんかよくわからんが)。
 高級ハンバーガーということでは、駆け出し社会人のころ、今はなき「東京ヒルトンホテル」(キャピトル東急が改称する前だね)のカフェで食べた1000円以上したハンバーガーの味をまだ覚えている。あのホテル、高度成長時代の東京人の気取りやロマンが感じられてとても好きだったが、なくなっちゃたね。

 彼女を高級ハンバーガーに誘う文章の作成にも協力します。「企画代書」代書屋嘉兵衛

 http://www.justmystage.com/home/kaheidaisyo/index.html

 

ムーミンカフェのおいしいパンの食べ放題

2008-06-18 14:04:41 | グルメ&スポット
 連日アキバの話題だったが、今日は気分を変えておいしいパンの話。
 パンに対しての強いこだわりをもっていて、おいしいパン屋さん情報には目がないのだけど、後楽園のラクーアにある「ムーミンベーカリー&カフェ」のパンがおいしいと聞いていたので、近くに行ったついでにランチを食べた。
 ランチセットが何種類かあり、それを頼むとパンが食べ放題だったので、早速セットメニューから一つ選んで、あとは一角のテーブルに並べてあるパンをセルフで取りに行ったのだが、10種類くらい置いてあるパンが焼き立てでみんなそこそこおいしく、調子に乗って3回くらい取りに行っていっぱい食べて、少々気持ち悪くなった。
 平日のランチタイムでそこそこお客さんが入っていたのだが、私以外のお客さんは全員が若い女性で、小さい子どもを連れているお母さんもいた。みんなラクーアに風呂に入りに来た人たちなんだろうか。
 この店はムーミンをテーマにしていて、そのつながりからかフィンランドのパン名人にパン作りを教えてもらって、かなりこだわっているという話を聞いたことがあったが、私は結構満足した。あくまで個人的な好みでしかないのだが、パンの味にはこだわりがあり、自分の好みをしっかり持っている。つまり、いろんな要素の適度なミックスを重視したい。固さ、歯ごたえ、しっとり感、もっちり感、風味、を全て適度に備えていてほしい。やたらもちもちしていたり、やたらべたべたしていたり、はノーサンキュー。結構有名な店のパンでもこういうパンが出てくることがあって驚くことも少なくない。でも、この店のパンは、この点をクリアしていておいしいと思った。またランチ食べに行こうっと。いろんなムーミンのキャラクターグッズも置いていて、楽しい店だ。
 ちなみに、他でおいしいなと思うパンは、PAULとか、新橋の第一ホテルの1階のショップとか、シェリュイとかかな。ローソンのアーモンドクロワッサンがおいしいってちょっと前に書いたけど。
 このムーミンカフェは首都圏ではららぽーと横浜にもあって、そこにはプラネタリウムがあるそうなのど、ちょっと遠いが一度行ってみたいと思っている。記念日とかにメッセージを投影してくれると聞いたことがあったが、これは要確認。

ローソンの「クロワッサンスイート」にはまりました

2007-12-05 21:12:32 | グルメ&スポット
 ローソンで売っている「クロワッサンスイート」って知ってます?偶然に一度食べてはまってしまいました。
 これにはちょっとストーリーがあります。先日夜7時ごろ外出先からオフィスへの帰り道を急いでいると、急におなかが減ってきて、ウルトラマンのカラータイマー点滅状態というか、燃料切れ状態というか、空腹でもう歩けないという感じになりました。こんなの記憶にありませんが。それで、とにかくなんか食べようと思い、たまたま通りがかったローソンに入って、パンを3個くらい買ったうちのひとつが「クロワッサンスイート」でした。とにかく燃料が補給できればいいという思いで、おいしいかなんて考える余裕もありませんでした。
 ここ以外ではだれにも言えませんが、あまりの空腹に耐え切れず、年齢も見た目も省みず、他の通行人が見ていないことを確認しつつ歩きながら買ったパンを食べ始めたのでした。最初に食べたのがこの「クロワッサンスイート」ですが、もちろんすごい空腹だったというのもあるでしょうが、そのちょうどよいおいしさに驚いてしまいました。
 実は私、クロワッサンフェチで、パリでも随分食べ歩きました。その私が見て、このパンはクロワッサンとメロンパンをいいとこ取りしたようなパンで、甘みも程よく、すっかり好きになってしまいました。袋の外側には「アーモンド風味豊かなクロワッサン」と書いてあるのですが、どこがアーモンド風味なのかはよくわかりません。でも、このパンは最近食べたパンの中では大ヒットでした。
 実はさっきもたまたま通りかかった別のローソンで買ってきて、食べました。あの極限の空腹で食べた一回目よりはインパクトが薄れたような気もしていますが、満足しました。このマイブームはしばらく続くでしょう。

タイ料理が食べたくなって思い出したマカオの名店

2007-11-10 16:44:30 | グルメ&スポット
 無性にカレーが食べたくなって、インドカレーにしようかタイカレーにしようかと考えて、気分はグリーンカレーだなと近所のタイ料理屋さんでランチのグリーンカレーセットを食べた。その店はタイ人ばかりでやっている小さな店だが、カレーはなかなか行ける店である。注文したグリーンカレーもまずまずであった。難点は、カレーに限らず全体的な味付けに化学調味料のようなまったり感があることだ。くどすぎるというわけではないのだが、べたっと重い。
 グリーンカレーを食べながら、白日夢のように思い出したタイカレーの名店のこと。マカオのマンダリンオリエンタルの中のタイ料理レストランだ。6月に初めてマカオに行った時に案内されたのだが、これがまたとんでもなくおいしかった。ホテルオリエンタルがやってる店だとか聞いたが。エスニック料理にあってほしい抜けのよさや清涼感に加えて、味に品格が漂っていた。タイに行けばもっとおいしいところがあるのかもしれないが、行った事がないので、今まで食べたどのタイ料理とも違っていた。今度マカオに行ったらまた絶対行く。
 話のついでだけど、マカオは今、カジノリゾートですごいことになってるよ。料理もおいしいし、ブランドショッピングも楽しめて、今や香港より面白いんじゃないかなあ。街全体が世界遺産で、観光も楽しいしね。

川崎ラゾーナにラーメンすみれ?味は札幌の店と同じなのかなあ。

2006-10-14 19:35:42 | グルメ&スポット
 川崎にできたとんでもない(驚いたという意味で)ショッピングセンター、ラゾーナだけど、そこにラーメンすみれが入っているとのこと。これってあの札幌の超名店のすみれだよね。
 札幌のすみれは、ほんとにとんでもなくおいしいと思う。心地よいコクと香ばしさ、参りましたって感じ。
 京都の駅ビルにもラーメン横丁みたいなもんがあって、そこにすみれが入ってて、お客さんいっぱいで並んでいるんだけど、私も並んで食べたはいいが、札幌での感動とはほど遠かったです。ふつうにまあおいしいラーメンって感じ。またあの味が食べられると異常に期待しただけにがっかりしました。
 なぜこうなのか真相はよくわからない。私だけが勘違いしてこう思ったのかもしれない。店のほうが同じ味を出すオペレーションができていないとは思いたくない。
 もしそうじゃないとすると、一つ思い当たるのが、このブログでも前に書いたかもしれないが、その土地の空気や温度、湿度も料理を構成する大事な要素だということ。全く同じラーメンでも、札幌の空気と温度と湿度の中で食べるのと、京都の空気と温度と湿度で食べるのとでかなり違って来る可能性が高い。
 今まで何回か体験していて、ナッシュビル・テネシーに出張で行った時、そこに蒸留場があるジャックダニエル(私が一番好きなウイスキーの一つ)を飲んで余りのおいしさにびっくりして、作りたてはおいしいのかとわけのわからないこと考えながら日本に狂喜して持ち帰って飲んだら、普段飲んでるジャックダニエルと同じ味だった。また、札幌でサッポロビールの現地のみ発売の限定ビールというのがあって、これまた出張中に飲んだら格別においしくて、こりゃいいやといっぱい買って東京に帰って飲んだら、別にフツーだった。
 酒の話ばっかりだけど、酒は特にそうなのだろうか、そうじゃないと思うが。
 というわけで、ラゾーナのすみれを早く試したいが、いっぱい並んでるんだろうなあ。


大好きな地下鉄の駅 みなとみらい駅

2006-10-11 00:23:40 | グルメ&スポット
 横浜のみなとみらい線のみなとみらい駅が大好きだ。
 行ったことがある人でないとピンと来ないだろうが、吹き抜けを降りてくる長い真っ赤なエスカレーターから、どういうわけか駅のホームが見え、入ってくる電車も見える。最初見たとき、とても驚いた。エスカレーターからホームに入ってくる電車が見えるようにしようと思いついた設計者の遊び心に共感する。逆に、ホームも一部が吹き抜けになっていて、視界が上の方に開けている。この景色もまたユニークだ。一部天井のない地下鉄のホームですから。
 エスカレーターを降りたところにあるNEW YORK GRAND KITCHENのあたりの雰囲気も好きだ。入ったことがないのでおいしいのか知らないが。

 最近こういう未来感を体感できる場所が結構増えたね。

 最近オープンした川崎のラゾーナの未来感もすごい。たくさんの人でごった返すバルコニーを歩いていて、思わずオレはアイ・ロボットかと思ったね。
 高級なブランドも結構入っているのだけど、ここに散歩しに来る人はたくさんいると思うが、ここで買い物する人がどれだけいるか正直わからない。つらいような気もする。
 ちょっと前にオープンした横浜ベイクォーターと感じが似ているのは同じメンバーで作っているからなのだろうか?入っている店も重なっていて、同じコンセプトでつくっときゃいいよ、みたいな感じがして、ちょっと興ざめたけど。
 あの空間は川崎に降りてきた巨大な宇宙船みたいで、周りの町並みとは不連続だね。個人的には、川崎といえば川崎ならではの猥雑さとちょこっと共存してるうようなチネチッタとか地下街の方がホッとするなあ。今度川崎に行っても、ラゾーナにはよらずにチネチッタで映画見て、地下街を散歩して、六本木ヒルズだと並ぶけど川崎だと大丈夫な例のショウロンポウを食べて帰ってくるかも。

 未来感が好きだといいながら、いったいどっちなんだって?あのラゾーナやベイクォーターの未来感はなんだか大量生産の未来感という感じがする。みなとみらい駅の方が、地下鉄の駅とその上の空間とをドラスティックにドラマティックに共存させようという発想にオーダーメイド感、カスタマイズ感があり、より惹かれる。

イラストは、みなとみらい駅のホームに立っているイメージで(再登板ですけど)

上野蓬莱屋のとんかつの愉悦

2006-10-08 21:20:13 | グルメ&スポット
 発作的にアメ横に行きたくなり、あの独特のラビリンスを体感したあとで、上野でおいしいものが食べたくなった時に行く店の最右翼の一つであるとんかつの超名店の蓬莱屋さんに直行した。でも、行くのは1年ぶりぐらいだったが。
 18時前に入店しても、待ってる人がいた。私の前にひれかつ定食が置かれるまで30分以上はかかったろう。
 生ビール飲んでひれかつ食べたら4千円近く取られる店に並ぶ人が絶えない現実、これがこの店を雄弁に語ってる。
 学生時代から、とんかつの食べ歩きの年季が入っている私だが、やっぱりここは格別においしいと改めて思い知らされた。
 肉自体の味と心地よい弾力、衣の感触と香ばしい風味、そしてご飯のおいしさ。食べていてうれしくて浮き浮きしてくる味である。とんかつ食べてて浮き浮きしてくる店というのは、私には他にないみたい。
 これでは、他の店の2-3倍取られても、私はまた行くね。
 ひれかつでは、やはり大好きなのが横浜の勝烈庵で、ここもまたまことに捨てがたく、とくにあのソースとカツのアンサンブルが絶妙だが、味の品格というのかなあ、味のクラスが一つ蓬莱屋の方が上のような気がする。
 
 驚いたのは、接客の女子店員さんに若い中国人の女の子が何人もいたこと。明るくてはきはきして気持ちいいんだけど、声が大きすぎる。狭い店に甲高い声が響き渡って、耳栓がほしくなった。味と関係ないから、別にいいけどね。

 蓬莱屋さんを出て、これもまたお約束のコースでうさぎやのどら焼きを買いに行ったら、残念ながらお休みで買えず、がっくりした。

 私が評価する味って結局何なのかと自問してみると、やっぱり味のメリハリとコクだと思う。くどい味というのではないんだねこれが。むしろ、決してくどくはない味付けの中でメリハリとコクをどう出すかなんだと思う。味が立っているとでも言うのかなあ。私が格別おいしいと思う店はみんなこうだもんね。

 最近雑誌などで紹介される「おいしい店」に行くと、こういう味とは思えないことが多い。スマートで軽妙なんだけど、スカスカの味で心に素通りする。こういう店がほんとに多いと思う。特に港区方面とか都心に多い。味に背骨がないとでもいうのかなあ。若い人にはこういう味が珍重されるんだろうか?単に味のセンスがないだけのような気がするんだが。一方で、やたらくどい味というのも結構あるけど、味がくどいのと味にコクがあるのとは決して同じじゃないからね。

 比較するために、明日は勝烈庵に行ってみようかなあ。



自然教育園って行ったことあります?白金長者の夢のあとです。

2006-10-07 21:41:34 | グルメ&スポット
 休みの日に白金で2時間ほど時間をつぶす必要ができたので、庭園美術館で花の写真でも撮ろうと思って行ったら、咲いている花がほとんどなくがっかりして庭園を後にして歩いていると、その横に「自然教育園」というのがあり、中に入れるというではないですか。このあたり今まで数え切れないほど来ているのに、全く知りませんでした。
 早速入ってみて驚きましたが、まさに昔の武蔵野の自然がそのまま残されているんですね。あえて自然のまま残したいのでメンテナンスはするが人工的な手はあえて加えないようにしているとのことで、実際、歩いているすぐ前を小さなトカゲが横切ったりして、小さい頃蝶々を取りに駆け巡った京都・北山の野山を思い出しました。皇居の森以外で都心にこんなものがあるとは思いもしませんでした。
 お目当ての花は見ごろのものが余りなかったのですが、何枚かは撮りました。これもその一枚で、「たいあざみ」と札が立っていました。
 大昔は都心もみんなこうだったんですね。人が入れない皇居の森もこんな感じなんだろうなと思いました。
 説明を読んでみると、この自然教育園の歴史が非常に面白いです。縄文中期に人が住みつき、中世には「白金長者」と呼ばれる豪族が居を構え、その後は大名屋敷、軍の火薬庫、更には御料地となって、昭和24年に一般開放されるまではシモジモの立ち入りを拒んでいた都心の秘境だったんですね。
 こういう話を知って歩いているといろんなイメージがわいてきました。豪族「白金長者」が中世に築いた土塁が残っているのですが、この豪族たちに興味が深々とわいてきました。元祖シロガネーゼともいうべき美女たちもいっぱいいたんでしょうね。この豪族たちは地下深いところから今の白金をどう見ているのでしょうね。現代の「白金長者」たちが土塁ならぬハイテク高層マンションにこぞって居を構えていますが、その下には元祖白金長者たちが眠っているのですね。
 考えてみたら、現代の白金もずっと「秘境」でしたね。その状況が一変するのは地下鉄の開通です。地下鉄が通る前の、行きにくくて全貌がよくわからない白金のどこか神秘的なイメージがかえって懐かしいです。いまや、ベールに包まれていた神秘の美女がすっかり白日の下にさらされちゃって泣いてるみたいな感じです。昔から白金に住んでいる人たちもこんな風に思っているのではないかなあ。便利になったのはうれしいんだけどなあって。
 白金長者というこの豪族の名前、いつごろから使われていたのか知りたいなあ。ずっと後世になってつけられたのかなあ。会員制高級秘密交際クラブみたいで、かの「疑惑の銃弾」の三浦和義さんあたりが会長をやってそうなイメージですけど。
 それにしても、この自然教育園は、桜の頃や新緑、紅葉、雪景色など、四季折々さぞかし美しいでしょうね。ぜひまた行ってみよう。

葉山、日影茶屋の魅力にどっぷりつかった。葉山鯵、参った。

2006-10-01 18:41:31 | グルメ&スポット
 平日の昼にランチをしに日影茶屋に行った。初めて行ったのが7,8年前でそれ以来行ってなかったのだが、本当に久しぶりにあの和食の味が味わいたくなったのだが、初めて知った魅力もあり、期待を上回る内容で大満足だった。

 京都出身なので、京都の和食には当然馴れ親しんでいるのだが、そういう私が初めて日影茶屋で食べた時、今でもはっきり覚えている印象が、「関東の和食の魅力とはこういうことか」というものであった。質実剛健の気風を下敷きにした、華美を追求しない大人の抑えた華やかさとでもいうべき和食の魅力を感じ、それは私がそれまで知っている京都の京料理とは違った行き方の和食だと思った。京都以外でこんなおいしい和食が食べられるのかと驚いた覚えがある。

 数年前のこの印象がどうなるか、楽しみで今回行ったのだが、結果は、やはり同じような評価だ。華美を狙わない、でもシブい華やかさをもった、私が「関東の京料理」と呼んでいる和食を堪能できた。先日京都に帰省したときに「京料理」を食べてきただけにその対比がとても鮮やかだ。
 
 ここまでは前回も抱いた感動だが、今回新たな魅力を発見した。それは日影茶屋で地魚を食べること。前回初めて行ったときも当然メニューにあったのだろうが、かの有名な日影茶屋に来ているということで気分がハイになっており、そこまで頼む余裕をもてなかった。また、ここ数年、腰越や佐島などの地魚のおいしさに完全に目覚めており、メニューを見ておまかせの刺身を躊躇なく頼んだのであった。
 はっきり言って、癖になるおいしさであった。魚を食べることにはとても贅沢をしていて、腰越などのおいしい魚を食べ慣れている私なのだが、この私があっと驚いたのが出てきた。「葉山鯵」と表札が出ている鯵の刺身である。こんなにおいしい鯵を食べた記憶をたどることができなかった。新鮮なのは言うまでもないが、プリッとしてしかもコリっとしている。この味がいかせるよう厚めにブツ切りにしている板前さんの見識にもしびれた。

 というわけで、大満足でランチをして、その後はこれも初めて来た時と同様、ラマレードチャヤに移動して、静かな入り江に面したテラスでお茶。
 謙譲の美徳を知った和食、とでも言うべき日影茶屋で食事をして、その後チャヤで静かな海を眺めながらゆっくりする、これは本当に心が安らぐランチタイムだった。最近ちょっと心がタイトな方、ぜひお勧めします。できれば葉山鯵をぜひ体験して欲しい。

 それにしても、平日の1時半ごろに日影茶屋に行ったのだけど、ほぼ満員でしかも大半が60歳以上と思える人たちのグループ。この世代の人たちの活発な活動ぶりがいろんなところで話題になっているけど、ここでもまさにそうだった。みんなとっても楽しそうにしていた。マーケティング的な観点で言えば、彼らの消費パワーがあなどれないことを実感。