設計図偽装とか公共工事談合とか、「土建屋国家ニッポン」健在というのが見えていやだなあ

長い不景気を経て以前よく言われた「土建屋国家ニッポン」という言葉を余り聴かなくなったなと思っていたら、最近の事件で何のことはない、そういうネガティブな世界は長い不景気で死に絶えていたわけでもなんでもなく、水面下で前ほど見えにくくなってただけの話で、健在も健在、日本は実は何も変わっていない、という悲しい現実を見せ付けられて大いに失望、興ざめである。談合は発注する側が積極的に仕切り、自分の天下り先を確保する。マンションの売り主は自家用飛行機を乗りまわす。しかも最近の「バブル」の復活で、静かにめだつことなくひっそり私腹を肥やしていた「ワルいヤツら」が大手を振って復活する勢いだ。まさに「アッコちゃんの時代」復活である。あの奇怪なキャラの社長は銀座でみのもんたが怒るほど下品な遊び方をしていたらしいが。そりゃ私だって、自民党の某新人議員じゃないが、銀座のクラブでドンペリを空けまくって豪遊したいと思うけどさ。それにしても今回の一連の事件で建設関連業界のイメージの低下はいかんともしがたい。申し訳ないが、魑魅魍魎たちが、金儲けのためならモラルも、人命尊重も、関係なしで暗躍するヤな世界という見え方で、吐き気がする。そういうもんなんだとあきらめるしかないのだろうか？外からの力で浄化するとか、内部から自浄するとか、やっぱり絶対に無理なのだろうか？田中角栄はやはり日本社会を動かす価値観の原点に依然として屹立して微動だにしないということなのだろうか？

中島美嘉の韓国での人気、とっても嬉しい。逆ヨン様現象を起こしてほしい。

中島美嘉「BEST」よりクリップ5曲無料公開～雪の華、GLAMOROUS SKY等 (RBB TODAY) - goo ニュース

今年1月、ソウルに遊びに行った時のことを思い出す。ちょうどこの時、韓国で「雪の華」が大ヒットしていた。大ヒットしたドラマの主題歌に使われ、韓国語バージョンを男性歌手が歌っていたが、ソウルに行くといつも一緒に遊ぶ韓国人の友人（女性）はこの男性歌手のより中島美嘉の方がずっといいと言って、車の中などでも聞いてうっとりしていた。私は彼女が歌う「雪の華」のアコースティックバージョンをこよなく愛しているが、これを聞いたことがあるかと聞いたらないというので、帰国後すぐにこれが入っているシングルＣＤを送ってあげたのだった。中島美嘉が韓国での日本人歌手のＣＤ売り上げＮｏ．１だと聞き、すごいなという思いと、なるほどなという思いとの両方である。韓国人はとってもロマンチストで、日本人の耳には甘すぎるようなバラードも全然オッケーなくらいバラード大好きである。その彼らに中島美嘉のバラードの実力が評価されたことは、彼女の力からすれば当然とはいえ、さすがである。韓流ブーム以降、日本人と韓国人の心理的距離がどんどん近くなる中、日本人であってもいいものはいい、という本来余りに当然の認識を韓国人が持つことが当たり前になってきていることがこれまたすばらしい。やっと日韓が普通の関係になりつつあるとよく言われるが、このへんにもそれが伺える。さっき書いた韓国人の友人のだんなさんはもともと日本人嫌いで、最初の頃我々夫婦と向こう夫婦とで会っていてもろくに言葉も交わさなかったのだが、何度か会ううちに日本人に対しての認識を改めてくれたようで、最近は我々のアッシー君まで勤めてくれる。自分が日本人に対していかに誤った先入観を持っていたかを思い知って反省したと奥さんに話したと聞かされ、とても嬉しい気持ちになった。ヨン様を始めとする韓国の魅力的な芸能人たちが日本人の韓国観を革命的に変えたように、中島美嘉もそのバラードで韓国人の心をもっともっと虜にして、日韓の距離をどんどん縮めてほしい。さっき言った通り、韓国人のバラード好きは相当なものなのだが、日本のバラードの名作は私が知る限りまだまだ知られていない。聞かせてあげたい私のオススメバラードが山ほどある。どんな事情があるのか知らないが矢沢永ちゃんなどもまだそんなに知られていないと思う。バラードはもちろんのこと、魂そのものがほえているような永ちゃんの音楽を、いろんな意味で「情」のかたまりのような韓国人が評価しないはずがないと思うのだけど。音楽関係者のみなさんは、日本の名作バラードという切り口で韓国市場の攻略を考えたらいかがですか。さだまさしなども、韓国ではまだ新鮮に映ったりするかも。