あいりちゃん事件容疑者逮捕でまたまた見え隠れする社会の闇

カルロス容疑者、日本語できず「孤立した日系定住者」 (読売新聞) - goo ニュース

ペルー人逮捕、と聞いて頭に最初に浮かんだことが、「外国人でも死刑にできるんだろうな」だった。これほど犯人を憎んでいたかと、自分でも驚く反応であった。まだ犯行を否認しているようだが、早く真相を明らかにしてあいりちゃんに知らせてあげたい。こういう事件がおきるたびに、それを引き起こす原因あるいは背景となった社会の存在するひずみが明らかにされる。なぜ何か起きる前に対応できなかったのかといつも悔しい思いをする。今回も、まだ真相は不明ではあるが、言葉ができない外国人が社会から孤立する大きな闇が姿を現している。外国人の就職や住宅の賃貸などがこれで一層厳しくなるだろう。外国人に対してエキセントリックで非合理な対応はやめようね、というのは簡単だが、当事者になってみるとなかなか難しいだろう。あいりちゃんをこんな目にあわせた奴は、どんなことがあっても許すことができない。ただ、その犯人を犯行に追い込んだ原因が社会の側にもあったのかどうかを見る目は持っておきたい。

小泉総理の朝青龍表彰式への出席、さすがに効果的にいいとこ見せたって感じ。

やっぱり小泉総理って大衆の心をとらえるのが上手だ。前から約束してたと言ってるが、わざわざ九州まで駆けつけて表彰式であんなに印象的に立ち回っちゃって、うまいなーって感じだ。私も、「やっぱりいい人なんだ」って素直に感動した。どの総理にでもできることではないだろう。表彰式の場にいたわけではないけど、想像するに小泉総理が来てくれて朝青龍はホントにラッキーだったのではないか？国民的人気を誇る総理がわざわざ来てくれて、あんなに熱っぽく祝福してくれたことで会場の雰囲気もそれにつられて祝福モードになったのではないか？もしそうでなかったら、なんだかしらーっとした雰囲気の中で朝青龍がひとり孤独に浮き上がるというような雰囲気になっていたのではないだろうか？かつての北の湖優勝の表彰式のように。そういえば、いつもは総理大臣杯をだれが渡すんだっけ？特に決まってなくて、地元選出の自民党代議士がやるんだっけ？総理の名代としては官房長官が適任だと思うが、これからいつも安倍官房長官がやるようになったら、国民の前に直接姿を現すこの貴重な機会は後継争いのムード作りにおいて安倍氏に有利に働くなあ。小泉総理もそう指示したりして。

朝青龍、史上最高の「悪役」横綱になっていくのかなあ、かわいそうだなあ

朝青龍敵なし悲劇…数々の歴史的記録も (夕刊フジ) - goo ニュース

強すぎて憎まれるという損な役回りの横綱といえば北の湖を思い出す。ふてぶてしくて可愛げがないといわれた。でも、私は愛想などもろくにないところがストイックな剣士のようで好きだった。朝青龍もタイプは随分違うが、強くて人気を一身に集めるというよりは、強すぎてみんながちょっと引いちゃう、あるいは憎らしく思う、といった感じにこれからもなりそうだ。そこに優男系の琴欧州の大関昇進である。朝青龍に（多分）分の悪い琴欧州に判官びいきの国民の人気が集中するのが眼に見える。でも私は朝青龍が大好きだ。確かに大横綱の品格といったものは感じられないが、勝負に対する集中力や闘志の強烈さは本当にすばらしいと思う。14日目に優勝を決めた勝ち名乗りの時に号泣したのも、対戦相手のコールがすごかったらくやしくて悲しくて泣いたそうで、これも負けず嫌いの彼らしく、子供のようにストレートで好きだ。強さに関しては、もはやハングリーでない日本人からはこういう力士はもう絶対出てこないだろう。外国人であるというのは関係ないと思いたいけど、日本人が好むヒーローのキャラとはちょっとずれているのだろう。その点、琴欧州を見てると、なんだか亡くなった先代貴乃花を思い出す、全体の雰囲気とか、はにかんだ様子とか。これから人気上昇間違いなしだろう。不振の興行成績を立て直す救世主になれるだろうか？日本人力士はほんとにがんばらないと、今はまだ２人で済んでいるけど、横綱大関全員が外国人、なんてことになってもおかしくないだろう。ハングリーさでとても歯が立たないからね。これから韓国や中国からもハングリーで戦闘マシンみたいな若者がどんどん来たりして。協会も苦しいところだが、人数制限を設けたり、変な差別だけはしないでほしい。

朝青龍、琴欧州からの勝利が、宇宙まで飛んでっちゃったよ！でもこれ彼には大ラッキーだ

朝青龍 大技“宇宙まで飛んでけ～” (スポーツニッポン) - goo ニュース

取り組みのとき、某有名餃子店で餃子を食べながら店のテレビを見ていて、余りの驚きに餃子を噴き出しそうになってしまった一番であった。世間は厳しいから、弱い相手に勝って「宇宙まで飛んでけー」なんて浮かれて油断してるから琴欧州に負けちゃった、といわれる。でも、さすがの大横綱でも油断がなかったかといわれると、場所前の稽古でも優勢だっただったということで、やっぱり油断はあったのでは。取り組み後大声上げて悔しがったらしく、この闘志が大好きなのだが、内心喜んでいるのでは。不敵な笑みを浮かべているのでは。ライバルがようやく出てきて、おれもずっとやりやすくなるって。いくら戦闘マシンみたいな（敬意と愛情を込めてこう呼んでいる）、朝青龍でもライバルなしの一人旅はやっぱりきつかっただろう。文字通り自分だけが相手、記録が相手なんだもんな。あの強烈な闘志を外に向けられないのはきつかっただろう。これで朝青龍はある意味でのペースメーカーを得て、その強さにさらに磨きがかかると思う。これからほんとに誰も止められない最強の横綱になっていくと思うし、そう願っている。朝青龍を見ていると、かつてモンゴル高原を荒馬を駆って疾走した「蒼き狼」たちの雄叫びが聞こえてくるようで、ロマンを掻き立てられる。闘うために生まれてきた、単純な戦闘本能だけでできてます、みたいなところが最高だ。

広島のあいりちゃん事件、地元の人たちは「地元防衛センサー」を働かせて犯人検挙に協力して！

ガスこんろは約２０台販売　広島の小１女児殺害 (共同通信) - goo ニュース

これもまた痛ましい事件でほんとにイヤになるが、どうも犯人は地元の奴らしい。地元の人たちは、自分たちのコミュニティを守るんだという強烈な意識を持ってぜひ検挙に協力してほしい。こういう事件でつかまった奴は、必ずと言っていいほど何らかの前兆を回りに振りまいていて、それが報道されるたび、何で事前に止められなかったのか、予防するメカニズムが働かなかったのかといつも暗澹たる気持ちになる。あいりちゃんの地元の人たちはぜひ自分たちの街を守るのは自分たちだという意識で、センサーを働かせていただきたい。あいつおかしいな？とかそういえばあれはなんだったんただろう？とか、そういう経験最近ありませんでしたか？犯人は地域みんなの共通の敵であるという認識で捜査に協力してほしい。警察の広報みたいになっちゃったが、少しでもみんなの力を合わせてこういう悪魔に何とかつかまってほしいと、心から願う。寄り道して、年老いた犬に会いに行ってたという優しいあいりちゃんの無念さを思うと、本当に犯人が憎い。心からご冥福を祈る。あいりちゃんに、前にもここに載せた犬のイラストをプレゼントだ。

耐震設計イカサマ問題、本当に怖いのはこれが氷山の一角に過ぎないと思えること。

建築主３社を聴取へ　国交省 (共同通信) - goo ニュース

随分恐ろしい事件が起こったと思うが、本当に恐ろしいのは、姉歯氏の異常さが引き起こした例外的な事件とはどうしても思えないことだ。確かに姉歯氏は何であんなにひとごと見たにあっけらかんとしていられるのだろうとか、彼のキャラの異常さも不思議ではあるが、発覚後の報道を見れば見るほど彼の特異性が引き起こした例外的な事件とは考えにくい。むしろ今の建築のプロセス全体のあり方が引き起こした構造的な事件と見るのが順当で、日本中には無数の「姉歯氏」が設計したアブナイ建築物がそこらじゅうで溢れていると見るのが普通だろう。特に、厳しい価格競争にさらされている新築マンションはホント、やばいんじゃないか。内部告発ばやりの世の中であり、良識ある建築士、建設会社の担当者など当事者たちに勇気をだして実情をぶちまけ懺悔してほしい、この際業界としての膿を全部出してほしいって言いたいところなのだが、そんなに単純な話じゃないのは、実はこのビルもそうなんだみたいな話でもしあふれかえちゃっても、既に建っているビルをいまさらどうするんだという話になり、大パニックが起こるだろう。当然、倒産する企業も続出するはずだ。検査体制の不備等で火の粉は政府や自治体にも及ぶだろう。もちろん、今回の事件が明るみにでてよかったに決まっているのだが、これが建設業界全体や関連官公庁も巻き込む大きな闇に光を当てる結果になってしまったことも事実である。徹底して問題を解決することの余りの影響の大きさ、大変さの前に、他にはこういうことはなかった、という空しい大前提が設定され、トカゲの尻尾きりみたいに姉歯氏とそれに関わった人たちだけが葬られてお開き、ってことになっちゃうのかなあ、そら恐ろしいが。うちのマンションはバブルの絶頂期の建ってて、カネに糸目はつけなかったとか言う話も聞いているから、多分大丈夫なのだろうと勝手に推定しよう。それにしても、建築に関わる人たちって、プロジェクトＸに出てくるような、モノ作りの職人気質に溢れたすばらしいプロたち、なんていうイメージがあるが、そんなことないんだね。モラルとか良心とかプライドとか心意気とか、そんなもんどこにもないよね。価格を下げるために耐震性を犠牲にしてもなんとも思わないとか、設計士にリベートを要求する建設会社の支店長とか、やっぱり日本社会のここも壊れてきているのかって感じで暗澹たる気持ちになる。

これからの高橋Ｑちゃんと、野口の北京までの戦いって、すごいドラマだね！

Ｑちゃん＆みずき共闘！北京五輪で“２強”倒す (サンケイスポーツ) - goo ニュース

女子マラソンの金メダリストがふたり並んで同時代を走るなんて、日本スポーツ史上でも有数のドラマチックなシチュエーションだと思う。日本女性のパワーに正直心から敬意を持つ。この間ブログで、Ｑちゃんは長島で野口は王だと言ったが、我ながらうまく言ったもんだ。二人はもちろん今までもライバルであったが、Ｑちゃんが2年前にコケたことで対等のライバルって感じではなく、Ｑちゃんには大丈夫なんだろうか？という疑問符がついてたが、先日のすばらしい勝利によって、まさに2強完全対決時代始まる！という段階に突入したという感じで、この戦いの成立自体、日本スポーツ史で有数の名勝負の始まりである。２強という意味では、相当古いが相撲の柏鵬時代というのがあり、大鵬と柏戸という大スターが競い合った相撲の黄金時代があった。Ｑちゃんと野口の、一方が華やか、一方が地味というキャラの対比から、いまや歴史となったこのかつてのヒーローを思い出した。貴と曙、て感じでもなく、貴乃花と輪島って感じでもないもんな。ガキの頃、ちょっと屈折したガキだったので、地味だけど必死さや悲愴さが伝わってくる柏戸の方を応援してたんだけど、やっぱり今回も野口のほうを応援したくなったりもする。ただ、Ｑちゃんが大鵬と違うのは大鵬は優勝回数など総合的な実力としては圧倒的に柏戸を凌駕していたが、Ｑちゃんはむしろ年齢とかいろいろなハンディを抱えていて必ずしも優勢と言い切れないことだ。明るい華やかなキャラで、しかも劣勢を跳ね返そうと必死の努力を重ねるＱちゃん、という見え方が国民に定着すれば、国民的人気が一気にＱちゃんに流れ、野口は単なる引き立て役になってしまう恐れすらある。メディアもどうしてもＱちゃんに流れてしまいそうだし。そうなったら野口がかわいそうだなあ。だれか野口のブランドバリューを向上・維持するコンサルタントになってあげればいいのでは。

マクドナルドの有料ディズニーカレンダー、ＤＶＤのプロモーションじゃねえか！

家内が好きなので、マクドナルドが有料で販売しているディズニーカレンダーを今年も買ったら、ディズニーのＤＶＤのカタログみたいで、カネだして広告を買わされたとイヤーな感じがした。前回の、つまり今年用のがこんなに宣伝丸出しだったという印象が全くなかったので見てみると、手法は同じでディズニーチャンネルを紹介してた。ただそんなにくどくなく、いやな感じも全然持たなかった。今回はちょっとやりすぎだと思う。「バッファリンの半分は信頼でできているというきれい事」というだいたひかるのネタではないが、環境面とかでいろいろきれい事を言ってる割にはあんまり客の気持ちを本気で考えてないという企業姿勢が透けて見えた気がして、ヤーな気持ちになった。マックにしてみれば、普通だったら200円で大判のディズニーカレンダーが買える訳ねえだろ、虫のいいこと言うな！って感じなんだろうけど、わがままで虫のいい極致が客というもんなんだというスタンスに立ってもらわないとやばいんじゃないだろうか？最近のえびちゃんがやってる海老バーガーもあんまりおいしくなかったし、私の中でマックへの好意度、急落なり。

民主党議員関連の弁護士法違反事件に見る民主党議員のもう一つの本質

西村真悟議員側と「報酬折半」　元職員が事務所解雇後に (朝日新聞) - goo ニュース

民主党議員って全員がそうだとは言わないが、野党第一党イコール清廉潔白、といった望ましいイメージとはちょっと違うと思わざるをえない。先日のヤク中議員など民主党議員のお粗末な不祥事が結構多いという感じがして、自民党のクビをかしげる新人議員の存在もかすみそうだ。なんでかなと考えてみて、あくまで独断と偏見だが民主党議員のひとつの側面を見る思いがした。つまり「自民党議員になれなかった議員」という顔である。民主党としての政治的立場を明確に持ち、自らの確信として民主党からでているという人ばかりではないのではないか？出られるものなら自民党から出たいが、人格、識見において他の候補者に劣り、仕方なく民主党から出ているという議員もいるのではないだろうか？だからいろんな意味でレベルが低い人が結構たくさんいて、こんなに自民党議員のお株を奪うような不祥事が続くのではないだろうか？もしそうなら、かわいそうなのは民主党に投票した有権者である。民主党議員に、移れるものなら自民党に移りたいですかってアンケートしてみたいものだ。この弁護士センセイなどは300％くらいYesと思っているのではないか？もし私の独断が当たっていたら、そんな志の低いことではとても「2大政党制」の一翼を担うのは夢のまた夢だろうね。

高橋尚子って、すごい。メイクドラマで長島みたいだ。

尚子　屈辱から２年、因縁の地で復活 (スポーツニッポン) - goo ニュース

Qちゃんという選手は、ほんとにドラマチックな選手である。まさにスター性満点で、企業がカネに糸目をつけないのもうなずける。ハラハラどきどきで、明るい雰囲気があって、もちろん実力はぴか一で、なんだか長島みたいだ。こう考えると、野口選手は、ちょっと地味で王選手みたい。タレント生命という意味で言えば、今回の試合は絶対負けられない試合であった。これで負けてたら、限界説とか、やっぱり一人じゃダメじゃないかとか、何を言われてたかわからないし、カリスマ性にも疑問符がつき、これをもし挽回できたとしても数年かかったのではないか。それも至難のワザだったと思うが。今回の勝利で、事前の負傷発表もいい方に働いて、カリスマ完全復活が強くアピールできた。今回勝ったことで、彼女の魅力は日本人の心に改めて強烈に焼きついた。これでもし次のオリンピックに出られなくても、残念ではあるが彼女のセレブリティ生命には何の影響もないだろう。メイクドラマという意味では、前回ああいう形で無様にオリンピック出場を逃して、それを2年かけてこういう形でドラマチックにリベンジして見せて、かえって最高のドラマに仕上がったのではないか。今回勝って、スポンサーから１億円のボーナスが入るという話だが、まさにそれに値するドラマ性、カリスマ性を持った超一流のスポーツタレント、というべきだろう。彼女自身は、嬉しいというより、ほっとしたというのが本音ではないかなあ。本当にお疲れ様でした。しばらくゆっくり休んで下さい。