ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

憤慨し、やりきれなくなる事件だ

2010-02-03 09:23:29 | 政治&社会
聴取の男を窃盗未遂容疑で逮捕 熱田3人死亡ひき逃げ(朝日新聞) - goo ニュース
すっかり遠ざかっていたブログにまた戻るきっかけを教えてくれたほど、今回の事件にはショックを受けた。秋葉原の事件以来のショックだ。
 まず、なくなられた3人の方々への心からの哀悼の意を表さずにはいられない。こんな口惜しい死、理不尽な死があっていいのだろうか?何でこんなことでこれまで築いてきた人生をいきなり終わらせられちゃうの。3人の方々、家族や友人の方々の悔しさを思うと泣けてくる。
 月並みな言い方だが、早く犯人を挙げて厳罰に処してほしい。亡くなられた方々は戻ってはこないが。
 こういう事件が起こると、すぐに「外国人が治安を悪くするから彼らの受け入れを制限しよう」という意見が台頭する。もちろん、極論だと思うし、直ちに賛成はできないが、外国人の流入の増加という意味での日本社会の国際化によって、長い間、「偉大なる井の中の蛙」で身内同士でうまくやってきた日本社会のよさが失われていくということも事実なんだなと思わざるをえない。日本の国際化自体は、日本の生き残りのために必須だと思うが、こういう事件が起こるといろいろ考えさせられるね。

今最もストレスに悩んでいる政治家は鳩山代表だろう

2009-08-23 18:12:06 | 政治&社会
 日本で、今最も、ストレスで夜も眠れない政治家、それは民主党の鳩山代表ではないか。「ほんと、ヤバイよ、政権が来ちゃうよ・・・」。政権移行がどうも確実な情勢になってきた今、民主党政権がうまく回らないことを一番わかっているのは鳩山代表で、どうしようかって、ほんと、頭が痛いだろう。
 民主党を馬鹿にしているわけでも何でもない、むしろ心から同情している。今まで万年与党で批判だけしてきた人たちにいきなり政権を担当しろと言ってもしょせん無理な話だ。そもそも民主党は右から左までごちゃまぜの集団で政党としての統一性、一貫性は皆無である。野党の時には問題にならなかった党内不統一も、政権党となればそうはいかない。政策のあらゆる局面で党内がもめまくるだろう。そもそも小沢さんと労組の幹部が一緒の党でやってるなんて、どう考えてもありえないでしょ。
 断言して間違いないと思うが、民主党政権は設立当初からほぼ自民党政権しかしらない我々が経験したことのないようなどたばたと失態を繰り返すだろう。実務的なガバナビリティにおいては現麻生政権より数倍劣ると見る。自民党は総裁となる人が劣化しただけで、党トータルとしての劣化が急速に進んだということではないからね。要するに、これからわれわれ国民は政治の本格的な混乱期のまっただなかに突入するということだ。
 混乱の収束に向けて、自民党も入り乱れた政党の再編成が起こるだろう。政権発足当初から民主党は自民党の一部の人たちの協力を求めていくのではないか。そうでないと政治が回らないだろう。民主党の右、つまり小沢さんはじめ最も自民党らしい人たちおよび自民党の公認をとれなかった人たちを中心とする勢力が自民党の一部と組んで新しい与党を作る、というのがありがちなシナリオではないかと見ているのだが。このような新しい与党に対する信を問う総選挙もそんなに先ではないだろう。
 テレビの番組で小泉元総理の総理時代の颯爽とした映像を見て、つくづく思ったね、今のこの状況はこの時から始まっていた、小泉総理の誕生自体がまさに大きな「終りの始まり」だったんだ、と。自民党がかつてのような安定期にあれば小泉氏は絶対に総理になる人ではなかったということだね。彼の総理就任自体が、今までの自民党政治の崩壊の具体的な第一幕だったんだね。ただ、これはちょっと結果論的なところがあって、小泉氏の後を継いだ人物たちがもうちょっとましなら新たな自民党政治を構築するチャンスもあったんだけどね。人材の枯渇とともに自民党政治終焉を迎える、って感じだね。
 私は自民党支持者ではないが、今後の自民党には大いに期待している。一度古い自民党がここでぶっ壊れて、新しい自民党として、国民のためになる、民主党との建設的な「対決」や「連携」を行ってもらいたい。自民党の中でこれまでいろんなしがらみに抑えられていた有能な人材もどんどん前に出てくるのではないか。自民党は、人材自体は政党の中では群を抜いて優秀だと思うから。
 総選挙による政権交代を前提にして、予言みたいなことを書いちゃったが、半年後、一年後、ここに書いたことが当たってるのか、自分でも興味がある。

14才のバスジャックのときにここで指摘した「自爆テロ」がまた起こった

2008-07-27 13:19:12 | 政治&社会
「勤務先社長に恥を」 スーパーで女性刺す(産経新聞) - goo ニュース

 例の14才のバスジャックが起こったとき、「犯罪を起こして親を困らせるという、超手荒な子どもたちの逆襲が始まった」と書いた。
 こういう子どもたちはまた出てくるだろうと思ったが、まさかいいおとなが警察沙汰を起こして今まで自分で築いてきたものを自分でぶち壊してまでもだれかに復讐するというのは余りないだろうと見ていた。でも、私の予想をあざ笑うように、「勤務先の社長に恥をかかせる」ために人を刺す「おとな」が出てきた。
 自分や自分の家族が社会的にどうなろうと構わないと。まさに自爆だ。
 数年前までは、異常な犯罪が起こっても、それは特異な事情が生んだ異常値、例外値だと片付けてきた。その事件で社会全体の変質を憂うというところまで考えなかった。でも最近は、同じような凶悪かつ異常な事件が余りに頻発するので、とてもとても、例外値などと楽観できず、今の社会が生んだ必然、日本の社会が壊れていっている証左、としか思えない。そのような犯罪を起こした人物を弁護する気にはなれないが、一方で社会によって生み出されたモンスターという意味で、彼らを生み出した社会全体の責任も意識すべきではないかと思う。この認識は再発防止のために社会に何ができるかと考えて初めて意味を持ってくるのだが。
 結局はコミュニケーションだと思うんだけどね。相互監視といえばみもふたもないが、周りの人を気遣いフォローしあう社会が、家庭が、職場が、学校が、30年位前までは確実にまだ健在だったと思う。昔に戻せばいいなどという単純なものではもちろんないんだが、昔の社会のいいところはどんどん取り入れていけないものか。これだけレトロブームなのに、昔の日本の社会から学ぼうという主張はなかなかやりづらいのかもしれないが。だれかこういうことをやってくれる旗振り役がいないもんかね。先日逝去された、敬愛する黒川紀章先生が20歳くらい若返って生き返ってくれればやってくれたかもしれない。先日、たまたま30年くらい前の先生の講演のテープを聞いた。「共生の思想」がテーマであったが、明治維新以降の日本の近代化を支えた大きな要因のひとつは、「共生」の発想が活きていた江戸時代のいろんな蓄積の豊かさだという主張には説得力があったし、今まさに黒川紀章先生の「共生」の考え方が大きな意味を持つような気がする。もっともっと長生きして欲しかった。政治にちょっかい出して寿命を縮めたみたいになったのが残念だった。
 ついでに言うと、黒川紀章先生の講演は区立図書館の蔵書のカセットテープをたまたま見つけて聞いた。他にも、岡本太郎とか、そうそうたる人物の30年前の講演が揃っていて、これからもいろいろ聞いてみようと思う。公立図書館の情報ソースとしての使い勝手も意外にすごい大きいなと改めて思ったのだった。

「停止期間」であって、廃止しないんだもんね。しょせん「親方日の丸」、「公費天国」なんだね。

2008-07-27 12:15:21 | 政治&社会
タクシー代、1割以下に=チケット停止1カ月-出先への拡大や期間延長も・国交省(時事通信) - goo ニュース

 タクシー代が一割以下になったと聞いて、その気になればできる節約がなされず、「親方日の丸」の名のもとに血税が無駄遣いされていた実情が明らかになり、別に驚かないにしても、改めてがっかりだね。9割が不要不急だったわけでしょ。」タクシー券使い切らないと、来期減らされるから、とかいって、必ず何枚使えというノルマがあったりしてね。
 頭にくるのは、あくまでしばらくの間、つまり国民が忘れてくれるまでの間停止する、というだけであって、「廃止」とは決して言わないんだ。改めるという決意は元々ないんだという役所の本音が透けて見える。
 こういう「親方日の丸」、「公費天国」が何十年も続いてるわけだから、今更言っても仕方ないんだが、大事な国民の税金で回っている公務だからこそ、民間企業よりも一層節約しないといけないんじゃないのか。使途の公開の透明性とセットにして。この基本原則がきれいさっぱりないのが嘆かわしい。
 もちろん、タクシーを使うなといってるわけじゃない。必要なときは国民のためにどうぞ使ってくださいと。ただ、国民が納得できる形でということだ。
 知ってる企業でも、いまどきこんなにジャブジャブとタクシー券を使うのかという企業もある。でも、それは基本的にはその企業の判断だから、外側の者がとやかく言うことじゃないと思う。でも、公務員は本来絶対そうじゃないはずだ。自分たちで汗水流して稼いだ金でタクシー券を買ってる企業ではなく、自分たちは国民の血税で買ってるんだという意識を持って欲しい、といってもムリなんだろうね。
 もうひとつやりきれないのは、タクシー券が国民へのポーズでしばらく「停止」され、いつのまにか何事もなかったように元通りになっても、それを有効にチェックする機能を国民が持っていないと思えることだ。個人的には野党議員のセンセイ方にその役目をはたしていただけるとありがたいと思うが、残念なのは先生方も手厚い「議員特権」の受益者であるので、あまりこの問題をつっこむとやぶへびになるという配慮をされるセンセイもおられるのではないかと懸念する。あとはマスコミにも期待したい。市民団体の方々にも、こういうチェックの活動をされてる方々がおられるのだろうか、よく知らないが。ぜひがんばっていただきたい。

いつどこで刺されるかわからない社会。社会のセキュリティレベルを上げる必要があるね

2008-07-24 18:32:26 | 政治&社会
「あちこちで通り魔、刃物なら簡単」 八王子殺傷容疑者(朝日新聞) - goo ニュース

 誰がいつどこで刺し殺されるかわからない社会になってきた。
 暗い夜道とか、盛り場とか、従来からの「危ない場所」というのではない、白昼不特定多数が出入りする場所こそがヤバい。公共図書館なんかも、ヤバいんじゃないのか、出入り全く自由だもんね。図書館で働いてる人に聞いたら、「何か起こっても不思議じゃないから不安だ」って言ってたよ。
 社会全体のセキュリティのレベルを一段も二段も引き上げる必要が出てきた。役割分担で、自衛できる部分と、施設の管理者が担当する部分と両方考えなきゃだめだね。
 でも、自衛といっても、いきなりブスっとくるからね。防護服でも着るのかって?笑えないよね。
 施設のセキュリティアップも大変だ。そのうちマックにもドトールにも1店にひとり必ずセキュリティ担当みたいな人が常駐するようになるのだろうか。監視カメラなどもうんと増設されるだろう。社会全体では大変なコストのアップだね。ちょっと前まで、水と安全はタダな社会だって世界に誇ってたのにね。本当に悲しい。
しかもこのコストは結局税金や価格にのってきて国民が分担するんだもんね。これからセキュリティ関連の株が上がるんですかね。
 それにしても、なんでこんなに刃物で刺す事件ばっかりなんだろう。こういうのも連鎖反応というの?おじさんの我々は、刃物なんてほとんど持ったことがなく、刃物に対しての拒否反応というか恐れを感じるんだけど(それって私だけ?)そういう意識って今の30代前半以下の人には全くないのだろうか?人を刺すなんて考えただけで恐ろしくとてもできない。限りなく不謹慎な例えだが、もし仮に誰かを殺すことを考えるしても、刺し殺すという手段は絶対選ばない。血がドバーっと出て、想像するだけでも恐ろしい。こういう意識って、若い人たちにはないんだろうか?頻発する事件を見ていて、刃物に対するあまりの意識の近しさが不思議で、恐ろしくて仕方がない。
 ハンティングのゲームで人やモンスターとかを殺しなれてるから感覚が麻痺するんだと言ってる人もいたけど、そうなのだろうか?私にはよくわからない。

自転車のマナーの悪さもニッポンの崩壊の一断面だと思う

2008-07-21 11:01:20 | 政治&社会
自転車へのレッドカード急増、上半期で前年超す 警視庁(朝日新聞) - goo ニュース

 ニッポンが壊れていってることを物語る事件のことをここで何回も書いてその都度暗澹たる気持ちになるが、自転車のマナーの悪さもそうだと前から思っていた。
 私も自転車乗るが、マナーの悪さなんてもんじゃなくて身の危険を感じる。
 まず、カミカゼ自転車。朝の通勤通学時なんて、コワくて乗れない。ここは競輪場かといいたくなるような高速自転車が細い道も歩道もお構いなしにビュンビュン走り抜ける。あれだとたとえ自転車でも轢かれたらただじゃすまない。いかにも自転車マニアみたいな人だけじゃなくて、フツーのママチャリにもいっぱいいる。
 次にコワいのが、交差点を、それが交差点であることを全く考えずにフツーに通過する人。左右を見る、減速する、なんていう行動を一切やらずに通ってしまう。何度も経験しているが、経験的には女性が多い。普通の通りでは即座に止まれるスピードしか出さないようにしてるので、いつもこっちが急停車だ。不思議なのは、小さな子どもを乗せている若いお母さんにも意外に多いということ。あれじゃあまともに衝突してもおかしくないのに、よく平気で子どもと交差点に突っ込めるなと驚く。実際に衝突の現場にも何度も出くわしているけど。
 これって結局、ニッポン人がどんどん自己チューになってるという現れでしょ。KYということでもあるし。モンスターペアラントなどと同じ現象だよね。自分に閉じこもってることが原因で起こる若者の凶悪事件が頻発してるが、自己チュー化と自閉化というのはやはり関係あるんだろうか。専門家の意見を聞いてみたいもんだ。

さあ夏休みです、復習はしても復讐はやめましょう、ってか。

2008-07-18 12:32:38 | 政治&社会
さあ夏休み!各地の小中学校で終業式(読売新聞) - goo ニュース

 14才のバスジャックが語っているものをみんなでもっと考えるべきだ。これは決して特殊なケースではなく、いまのニッポンの社会の一段面を鋭く示していると思う。親が復讐の対象になり、しかも復讐の方法が自分も含めた家族への「自爆テロ」だ。アキバの事件を「自爆テロ」と書いていた人がいて同感だが、この事件も全く同じだね。今回は親が対象だったが、対象が教師や学校となり、警察沙汰を起こして学校の顔に泥を塗るという形での「自爆テロ」を起こす、そういう事件だっていつ起こってもおかしくないんじゃないか。終業式を迎えた学校関係者は夏休み中何も起こらないだろうな、という不安でいっぱいなんじゃじゃないの?
 例えば、教師に恨みがある女子生徒がいて、その教師を失脚させてやろうとしたら、無理やりにでもホテルに誘って、そこで「連れ込まれました!」って騒げば、狂言だとすぐにばれてその女子生徒もただではすまないが、その教師にはとってもキツーイ打撃になる。また、最近はやりの「犯罪予告」と結びついて、自分の学校の権威を失墜させたい生徒が「私は00高校の生徒です。こういう犯罪を犯します」と予告しただけで、本人が罰せられるのは当然にしても、その学校の名誉に大きく傷がつく。自分を守る気持ちなんてさらさらない人の敵意の対象になっちゃったら、攻撃される方はひとたまりもないよね。まさに「自爆テロ」だ。これらの例は馬鹿げた想像かも知れないが、メカニズムは今回のバスジャックと同じだ。中高生にこのような敵意の牙を「おとな」に向けさせる状況が社会の中にできてしまっているということじゃないのか。
 この種の「自爆テロ」がいかに不毛で、自分にも周りにも大きな損害をもたらす凶悪なものかを教えなきゃいけないんだが、これだけじゃナイフを規制するようなもんで全く不充分、親や学校やあるいは社会に対する敵意を調伏するエクソシストみたいな機能が社会に必要だ。その機能って何かというと、コミュニケーション、これしかないと思うけれど。

ほんとに家族をむちゃくちゃにしちゃった彼はいま何を思うのか・・・

2008-07-17 13:23:18 | 政治&社会
「家族めちゃくちゃに」=少年、交際反対され-東名バスジャック・愛知県警(時事通信) - goo ニュース

 また、ニッポンが壊れていってると思わせる事件が起こった。犯罪を起こして親を困らせるという、超手荒な子どもたちの逆襲が始まった。アキバの事件も震撼としたが、こちらも負けずに恐ろしい事件だ。 
 自分を養ってくれている家族を壊してしまうというその幼稚さが嘆かわしいが、そこまで子どもたちがいま、追い詰められ、思いつめているということなんだね。
 いろんな経緯があっただろうから軽々しくコメントできないが、今回の件で、ヘタするとお父さんは社会的な「死」を迎えることになるかもしれない。家族も、同じ場所にいられなくなるかもしれない。まさにそれを意図した今回の「敵意」が、芽生えてから行き着くところに行くまでのどこかの段階で弱められたり、消されたりするような社会的防衛メカニズムは、アキバの事件と同様今回も全く機能しなかった。コミュニケーションとか、人のつながりとか、家族とか、友達とか、そういう、社会の自衛メカニズムの消滅がまたまた明らかになったということね。思いつめた末にキレて暴走する若者を止める装置が社会にひとつもないと。
 私も、小さい頃親にはよく反抗し、敵意を抱くこともあったが、警察沙汰を起こして親を困らせてやろうという発想には全く到達しなかった。
 この事件がもたらす負のインパクトはどうなんだろう。親や教師は危なくて子どもをしかれないって?「私にそんなこと言って、学校の顔に泥を塗るようなことをやってもいいんですかい?」って?脅迫じゃないか。子どもの心理に詳しい人はこの事件をどう見るのか、知りたいもんだ。こんなことして、家族だけじゃなくて自分にも跳ね返ってくるんだよ、って教えるんだろうか。模倣犯も怖い。今回の彼には家族との仲間意識、連帯感が欠落していた。家庭というものが彼にとってもはや自分も一緒に築き守っていくものではなかったんだね。ニッポン全体で家族の崩壊が進んでいる、ということか。結局は、社会全体で、「家族」や「家庭」の再建に大至急取り組まないと、信じられない事件がこれからも続々起こるということではないか。

落書き一斉「魔女狩り」状態ですね。でもいいことだと思うけど。

2008-07-03 11:03:28 | 政治&社会
おぎやはぎ、ベルリンの壁に落書きしていた(サンケイスポーツ) - goo ニュース

一気にわーっと同じ方向に向かうわが社会の特性で、落書き総ざんげ、総魔女狩り状態という感じになってるけど、落書きが発覚した人に対しての制裁の程度はいろいろ意見があるにしても、こういう動き自体はいいことだと思う。軽い気持ちでついやってしまうという風潮には社会としてしっかりNoを言うというコンセンサスができればいいと思う。立派な犯罪なんだからね。
 つい軽い気持ちでやってしまうけど立派な犯罪だ、ってところはネットへの犯罪予告に似てるね。やっていいことと悪いことのけじめをきっちりつけるという社会の良識が昔より随分失われてきてるから、それをみんなでいっしょになってもう一度復活しようよという大きな方向性をみんなが意識していけばもっといいんじゃないだろうか。
 イタリアで、日本の「反省」の峻烈さに驚いているというニュースはなんだか笑えるね。国民性の違いといえばそれまでだが。やりすぎだという意見もあるかもしれないけど、個人的な意見としては、こういう形で世界に日本人の礼儀正しさや「信賞必罰」という倫理観がアピールできたのは誇らしいと思う。誰かグローバルなマスコミが音頭をとって、日本発の「落書きをやめよう」グローバルキャンペーンをやったらどうか。トヨタさんあたりがお金出してくれればいいのにね。

一日も早くこの女を見つけて、ここで踏みとどまろうよ

2008-06-23 12:12:20 | 政治&社会
JR大阪駅で女性3人切られる、黒服女が関与か(読売新聞) - goo ニュース

 誰か言ってたけど、まさに市民による「辻斬り」だ。こんなのがこれから次々ででくるのか、もうニッポンの社会がどんどん危険な方向に向かう動きは止められないのだろうか・・
 この事件の対処に、日本の社会が一層危険な方にぐっと踏み込んでしまうか、ここで踏みとどまれるかがかかっているような気がする。こんなことがそこらじゅうで起こる社会になんか絶対になってほしくない。みんなで協力して、この事件を一日も早く解決して、そんな社会に向かう動きにはっきりと「ノー」の意思表示をしようよ。アキバの事件以来、ニッポンの社会を危険なものにする魑魅魍魎たちが堰を切ったように一気にうごめきだしたような恐怖をひしひしと感じる。なにか、たががはずれちゃったような感じ。ここで明確な歯止めの意思表示を社会全体としてしておかないと大変なことになりそうな気がする。こんなことをしたって、必ずすぐつかまるんだと。
 この女の画像はかなりはっきりしていて、知ってる人が見ればだれかわかるのではないか。社会の敵を見つけるのに、みんなで協力したい。警察も全力を尽くしてほしい。マスコミも協力できないか。
 それにしても恐ろしい世の中になってきた。現金を輸送するから、そこに危険が予見され、それを防止するためのコストをかける、という特定の危険への対処ではぜんぜん歯が立たない社会。いつどこででも刺し殺される可能性がある社会。不特定多数の、TPOを全く選ばない危険への対処が求められる社会。全ての電車のホームに監視カメラですか。人ごみに行く時は防護服ですか。人を見たら通り魔、辻斬りと思えですか。長い間、水と安全はタダ、って誇らしく言ってたのに、水はミネラルウォーターになって、今度は安全もいよいよタダじゃなくなった。というより、水は買えば確保できるけど、安全については100%の確保はできない社会になってきた。このまま、なすすべもなくずるずるいくしかないんだろうか。