うんどうエッセイ「猫なべの定点観測」

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INAC神戸が澤穂希を欠きながらも韓国女王に完勝

2012年03月16日 | サッカー(女子)
◆女子サッカー・第3回日韓女子リーグチャンピオンシップ(2012年3月15日 @ホームズスタジアム神戸)

INAC神戸レオネッサ 3(1-0)0 高陽大教ヌンノピ
得点者:INAC神戸)8分 大野忍、51分&87分 京川舞

※INAC神戸レオネッサは初優勝
  日本勢が大会3連勝


                          *  *  *  *  * 


日韓両国の前年度の女子サッカーの国内リーグ王者が、シーズン開幕前に毎年交互に場所を変えて戦うこの大会。欧州とは異なり、アジアはクラブの国際大会が無いので、将来的にはこの大会を「女子版ACL」に発展させたい構想があるそうです。今年で3回目のこの大会ですが、過去2回は、2010年が浦和、2011年が日テレベレーザといずれも日本勢が勝利を収めてます。今年の大会は、昨季のなでしこリーグを無敗で初優勝して全日本選手権を合わせて2冠を達成したINAC神戸レオネッサと、韓国リーグ(WKリーグ)を19勝1敗1分で優勝した高陽大教ヌンノピとの顔合わせとなりました。

この日のINACの先発メンバーには、先日ポルトガルで開催されたアルガルベカップに選出されたなでしこジャパンの選手6人(=W杯優勝メンバー)が名を連ねてました。ただ、絶対的な大黒柱である澤穂希は「良性発作性頭位めまい症」の診断を受けていた為、試合にはもちろん欠場でした。なでしこの選手は代表戦の疲労を抱えており、更にはなでしこリーグは4月15日に開幕なので、体調面はまだ本調子ではありませんでした。一方、現役の韓国代表監督が率いる高陽大教は、韓国代表を5人と、かつてINACに所属していた元ブラジル代表のプレチーニャ(アテネ&北京五輪の銀メダリスト)を擁し、3月26日にWKリーグを控えていたので、仕上がりはINACに比べて早かったです。

試合は序盤からホームのINACが優勢に展開。前半8分にDF高良亮子との華麗なパス交換からFW大野忍が鋭いドリブルで相手DFの裏に抜け出して冷静に右足で流し込み、早くも先制点を奪って幸先の良いスタートを切ります。だが、その後INACは、高陽大教の鋭い出足と激しい当たりに苦んで中々リズムを掴めず、追加点を奪えないまま前半を1-0で折り返します。しかし、後半のINACは攻守の切り替えが素早く、完全に相手を圧倒。後半6分、左ショートコーナーからFW川澄奈穂美のクロスを、前半の途中から交代出場した期待の新人FWの京川舞が相手選手に競り勝ってヘディングで決めて、待望の追加点。更には、後半42分、MF池笑然と大野と川澄がペナルティエリア内で巧みにパス交換し、池のクロスをフリーになった京川が再び頭で決めて、ダメ押し。結局、INACが3-0で快勝し、今季初のタイトルを獲得しました。

それにしても、INACは相変わらずの強さでした(ちなみに、現在のINACは登録人数の枠がかなり余っている)。まだシーズン開幕前だとはいえ、チームの完成度はかなり高く、澤の不在をあまり感じさせませんでした。しかも、試合終了間際には、京川と同期入団でU-20代表のFW仲田歩夢とMF田中陽子の2人を“地元デビュー”させる余裕まで見せ付けましたから。おそらく、今季も物量で他を圧倒するINAC中心になると思われるだけに、独走を阻止してなでしこリーグを少しでも面白くする為にも、他のチームは奮起しなくてはなりません。


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☆試合のダイジェスト



☆ちなみに、こちらは後半9分に高陽大教の2選手が近賀ゆかりの顔面に蹴りを入れた悪質な反則シーン。
 明らかに非があるにも拘らず、まともに謝りもしないのは、民度が低い反日国家のなせる業だね。
 ただ、本当に情けないのは、自虐史観に毒されて韓国に遠慮している日本の糞マスゴミが、奴らの悪行を殆ど報じないことです(怒)。




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