うんどうエッセイ「猫なべの定点観測」

おもに運動に関して、気ままに話したいと思います。
のんびり更新しますので、どうぞ気長にお付き合い下さい。

ハンドボール日本リーグ2012決勝

2012年03月14日 | 団体球技(室内)
◆第36回日本ハンドボールリーグ・プレーオフ決勝(2012年3月11日 @東京・駒沢体育館)

・男子
大同特殊鋼 36(16-16)32 大崎電気
       (延長5-4、4-1)

※大同特殊鋼は2年ぶり15回目の優勝


・女子
オムロン 18(9-7)15 北國銀行

※オムロンは3年ぶり15度目の優勝


日本ハンドボールリーグのHP


                            *  *  *  *  *


昨年度の日本リーグプレーオフは、試合前日に発生した東日本大震災の影響で中止となり、今大会は2年ぶりの開催となりました(なお、昨年度の順位はレギュラーシーズンの順位で決定)。男子の決勝は、レギュラーシーズン1位大崎電気と3位大同特殊鋼が顔を合わせました。両チームのレギュラーシーズンでの対戦成績は、大崎が2勝してます(男子のレギュラーシーズンは、8チームの2回戦総当り戦)。前日の準決勝では、大同はトヨタ車体を29-28で逆転勝利して、昨年12月の全日本総合選手権決勝で敗れた借りを返しました。一方、大崎は、レギュラーシーズンで1勝1敗だった湧永製薬を28-26で下しての決勝進出です。

決勝は、立ち上がりに大同が3点をいきなり連取。このまま大同が試合の主導権を掌握したかと思われたが、大崎が東長濱秀希の連続得点などで、一気に4-4の同点に追いつきます。その後は、互いに点を取り合う一進一退の攻防が続きますが、両チームのGKのファインセーブで、互いにペースをつかむことができず、16-16の同点で前半を折り返します。前半と同様に、後半も一進一退の展開に。試合終了間際に大崎の宮崎大輔がノータイムフリースローを放つも枠を外れ、延長戦に縺れ込みます。延長戦も互いに点を取り合う展開になるも、前半終了間際に末松誠のロングシュートが決まって、大同が32-31で勝ち越し。一気に流れを掴んだ大同は延長後半に連続得点でリードを広げ、結局36-32で2年ぶり15度目の優勝を飾りました。

女子の決勝は、レギュラーシーズン1位北國銀行と2位オムロンの対決となりました。両チームのレギュラーシーズンでの対戦成績は、北國銀行の2勝1分です(女子のレギュラーシーズンは、6チームの3回戦総当り戦)。女子のプレーオフのシステムは男子とは異なり、準決勝でレギュラーシーズン2位と3位が対戦し、その勝者が1位と戦います。前日の準決勝では、日本代表監督も兼務する黄慶泳が率いるオムロンは、3位ソニーセミコンダクタ九州と対戦。前半の序盤こそリードされるも24-17で快勝し、3年ぶり決勝進出となりました。

北國銀行のスローオフで始まった決勝。立ち上がりから互いに足を使ったディフェンスで相手に決定的なチャンスを与えず、更には両チームのGKのナイスセーブもあって一進一退の攻防が続いて、ロースコアの展開に。前半は9-7とオムロンが2点リードして折り返します。後半は、オムロンのコートプレーヤーが1人少ない状態からのスタートだったが、GK藤間かおりの好守で凌ぎます。しかし、北國銀行が立て続けに得点を決めて、ついに9-9の同点に追いつきます。その後は一進一退の展開が続くも、13分頃から勝連智恵の得点などでオムロンがじわじわとリードを広げます。その後、オムロンは勝連が退場するも、北國銀行はミスが重なって得点が思うように奪えず、逆にオムロンがリードを5点差にまで広げて、試合の大勢が決まります。結局、オムロンが18-15で勝利し、3年ぶり15度目の優勝を飾り、全日本総合選手権と合わせて2冠達成となりました。


・関連記事
男子ハンドボール全日本総合選手権 トヨタ車体が初優勝

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。