朴のままに・・・

子育てをしながら、自分らしさも忘れないように…

うつ

2008年02月02日 | Weblog
友達がうつになった。
色々あって、悩んだ友達。
私も昔付き合ってた人を亡くした時、亡くした悲しさと現実を受け止めるのがきつくて、寝ることが怖くなっていた。朝がくれば、またつらい一日が始まる。だから朝が一番きつい。生理もとまった。
事故から3ヵ月後。不眠できつくなり一人メンタルクリニックへ。カルテを見ると「うつ病」と書かれていた。そこで初めてうつ病になっていることを知った。
私みたいなのが、うつ?信じられなくて笑ってしまった。誰でもなりうるんだ…。そう思った。

睡眠薬を飲み、眠りにつく。3ヵ月ぶりに寝れた。寝るってこういうことか…と気付く。ご飯も食べれなかった。食べたくないというより、噛めないんだ。
「がんばってね」と言う、周りの当たり障りない言葉が傷になっていた。何をがんばればいいの?苦しい日々だった。

友達は「死にたい」と言った。私もいつも死に場所を探していた。それが形を変えた生きがいみたいなものだ。死ぬことを考えることが楽なんだ。それがうつ。
だから友達の状態が痛いほど分かった。電話で話しながら、私の涙は止まらなかった。
死にたいと思うのは、ある意味当たり前の状態。「死んじゃダメだよ」と切に伝えた。

友達も田舎から出てきているお母さんも暗中模索の状態。友達のお母さんは先が見えないことへの不安があった。見守る側もどうしたらいいか分からないと思う。だから、私が立ち直るまでの話しをした。
0から10.20とは進まないこと。0から1に進むことが、大きな前進であること。私の場合3年以上薬がないと寝れなかったこと。悩みに対して明確な答えは出ないこと。

ケガして治るのと違って、いつ治ったかは自分でも分からない。PTSDらしきものは今だにあるのだけど、うつは完治した。正直答えは出ていない。

その代わりにうつになったことで、たくさんのことに気付かされた。
普通に生きることはエネルギーがいること、生かされていること、自分らしく生きることがステキなこと。何より死ななくてよかったこと。

自分の経験も無駄ではなかった。友達と心から笑い合える日がくるまで、見守ってあげたい。

太陽は微笑んでいる
風は包んでくれる
星は輝きをくれる
空は見守ってくれる。。。